EV充電アナライザ / シミュレータ
ComemsoのEV充電アナライザ/シミュレータシリーズは、電気自動車内の充電機構およびEV充電器の開発、設置、メンテナンスに最適なアナライザ/シミュレータです。EV充電における様々な問題の解析、テストが可能です。
- 【対応する充電規格】
- AC充電:Type1、Type2、Type GB、NACS
DC充電:CCS1、CCS2、CHAdeMO、GB/T27930-2011/2015、NACS - 【対応する3つのモード】
- モニタリング:EV充電器と車両の間に入って充電状態をモニタ、解析
EVシミュレーション:EV充電器に対する様々なテスト
充電器シミュレーション:EV内の充電機構に対する様々なテスト
株式会社東陽テクニカ eモビリティ計測部
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特長
- 世界中の充電規格に対応
AC充電 規格 Type1 Type2 Type GB/T NACS 最大電流 単相 三相 三相 単相 80A 63A 63A 80A 急速充電(DC充電) 規格 CCS Type1 CCS Type2 CHAdeMO GB/T27930 NACS 最大電流 1000V 1000V 1000V 750V 1000V 500A 500A 200A
(短時間400A)250A 600A - 多彩なシミュレーション機能(いじわる試験)で、実充電器や実車両との対向では実施できないような様々な試験パターンに対応。
- 各種充電規格のコンフォーマンス試験(規格適合試験)に対応
- EV充電プロトコルの試験のみならず、「充電時のEMC試験」や「環境室でのEV充電」にも対応可能
CHAdeMO
特長
【CHAdeMO通信の解析】
- CHAdeMO ver0.9/1.x/2.0およびV2Hに対応した解析
- DC充電の電圧/電流と同期しつつ、全充電プロセスを長時間解析
- CAN物理層の品質解析
- 通信回路(12V)の品質解析
- プロトコル解析(通信、信号のタイミングやシーケンスなど)
【DC充電回路の解析】
- 500V/120Aまたは500V/200Aのコネクタ
- 測定は最大1000V/200Aまで対応可能(カスタマイズでそれ以上も可能)
※Comemso社および株式会社東陽テクニカはCHAdeMO協議会の正会員です。
本製品はCHAdeMO協議会のページでも紹介されています。
詳細はこちら【外部サイトが開きます】
オプション
CHAdeMO充電器とEVへのいじわる試験
CHAdeMO Fault Injectionオプション for EV/EVSE
【機能】
- 各充電ステートにおける遅延、タイムアウト動作
- 各充電ステートにおけるタイムアウト時間の変更(充電器シミュレーション時のみ)
- 各充電ステートにおける、相手側のタイムアウトを無視
- ストップイベント生成(タイミングは事前設定および手動)
- CANメッセージの送信周期変更、データロス、順序入れ替え
【CHAdeMO Fault画面例】
CHAdeMO V2Hオプション
【機能】
- CHAdeMO V2Hのモニタリング
- CHAdeMO V2Hの充電器シミュレーション/EVシミュレーション
- V2H特有のCANメッセージへのFault Injection
【V2H_Fault画面例】
プロフェッショナルCHAdeMO充電器シミュレーションオプション
【機能】
- CANメッセージの書き換え(充電可能電圧/電流、現在出力電圧/電流、残り充電時間など)
- 車両からの指令値に対する出力電流の遅れや電流価を増減しての出力
- コネクタ接続確認の抵抗値変更
- 絶縁診断時間の変更
CHAdeMOテストライブラリ(CHAdeMO充電器とEVの自動試験)
【機能】
- CHAdeMO ver1.1に規定されたテストケースを自動実行
- テストケースを選択した実行するだけの簡単操作
- CAN通信、12V信号、充電回路を同時にモニタして判断
- PASS/FAILを自動判定し、レポーティング
※CHAdeMOテストライブラリはCHAdeMO協議会の会員しか知り得ない情報が含まれます。
CHAdeMO協議会の会員様にはより詳細な情報がご提供可能です。
※comemso社および株式会社東陽テクニカはCHAdeMO協議会の正会員です。
GB/T DC
特長
GB/T規格に基づく通信の解析
- GB/T 27930-2011およびGB/T 27930-2015に対応した解析
- DC充電回路および補助電源回路と同期して制御通信の解析が可能
- CAN物理層の品質解析
- 接続確認
- プロトコル解析(通信、信号のタイミングやシーケンスなど)
DC充電回路の解析
- 750V/250Aまでのコネクタを準備可能
- 本体は最大1000V/350Aまでの測定に対応可能
オプション
Fault Injectionオプション for EV/Charger
【機能】
- 各充電ステートにおける遅延、タイムアウト動作
- 特定のCANメッセージの設定を無視
- CANメッセージの送信周期変更、データロス
プロフェッショナルシミュレーションオプション for EV/Charger
【機能】
- CANメッセージの書き換え
(最大電圧/電流、現在出力電圧/電流、残り充電時間など) - 溶着エラー、CANストップ
CCS&AC充電
EV充電器(EVSE)とEVの間に入ってモニタ・解析 (Man in the Middle)
このモードは充電器とEVの間に入って解析するため、EV充電機構やEV充電器の開発者のみならず、充電器設置時や出荷時の品質確認、メンテナンス時のトラブルシューティングツールとしてなど、幅広い用途でお使いいただけます。
AC充電回路の解析例
COMBOⅡ充電の解析画面例
EVの充電機構のテスト用として(EVSEシミュレーション)
このモードはEV充電器(EVSE)のシミュレーションを行い、EVの充電機構の試験を実施するモードです。主にEVの充電システムの開発者様向けのモードです。
EV充電器(EVSE)のテスト用として(EVシミュレーション)
このモードはEVのシミュレーションを行い、EV充電器(EVSE)の試験を実施するモードです。主にEVSE開発者様向けですが、各国での充電器のフィールド調査や、品質確認、トラブルシューティングなどにもご利用いただけます。
負荷アダプタを用いて負荷を接続
オプションの負荷アダプタを用いて電子負荷装置などを接続することで、様々な負荷状態をシミュレーションすることができます。実際のEVを準備することなく、充電ステーションに対して試験を行うことができます。
その他
- EVテスト用追加機能のPP抵抗変更(プラグサイクルエミュレーション)は、オプションでEVSEテストにも使用することができます。
- 様々なタイプのソケットに対応し、世界中のEVSEのテストに使用できます。
オプション
Extended EV/EVSEシミュレーションオプション
【機能】
DC充電におけるPLC通信の各メッセージに遅延、ロスを挿入するオプションです。
Professional EV/EVSEシミュレーションオプション
【機能】
DC充電におけるPLC通信の各メッセージの内容を書き換えるオプションです。
プラグサイクルエミュレーションオプション
【機能】
PP抵抗(プロキシミティパイロット抵抗)の値を1Ω分解能で変更が可能です。実際のプラグの抜き差しを行うことなく、プラグ抜き差しを繰り返すエミュレーションや、それによるPP抵抗の変化を疑似した試験が可能です。また、EV test機能やACテストライブラリ機能などの自動試験の中に組み込むことも可能です。
ACテストライブラリオプション
【機能】
- 以下の普通充電規格から選択し、EVSEの自動試験が可能。
IEC 61851-1 Apr. 13
SAE J1772 Oct. 12
GB/T 18487.1-2015 Annex A (AC) - テストシナリオを選択して実行するだけなので、簡単に試験が可能。
もちろん試験内容の編集も可能。 - CP-PEのショートカット、ダイオードショーカットなど様々な障害挿入が可能。
- テストレポートはCSV、HTML、PDFで出力可能。
【オプション機能】
- 専用の電子負荷装置と組み合わせ、抵抗シミュレーション
- PPエミュレータと組み合わせ、プロキシミティ(PP)値のシミュレーション
CCS測定仕様
シミュレーションのレンジ、精度など
コントロールパイロット信号上のEVSEシミュレーション | |
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CPの周波数 | 100kHz ~ 8kHz |
パルス、ポーズ値 | 5 ~ 60000µs |
タイミング分解能 | 500ns(PWMのパルスとポーズ) |
タイミング精度 | 1µs(PWMのパルスとポーズ) |
パイロット電圧 | |
レンジ | ±13.8V |
精度 | ±100mV |
分解能 | 7.463mV |
プロトコル分解能(CAN) | 7.463mV |
立ち上がり(Cなし) | 1.2 ~ 1.6µs(HWトレランス) |
立り下がり(Cなし) | 1.2 ~ 1.6µs(HWトレランス) |
立ち上がり(C:3.5nF) | 7.0 ~ 9.5µs |
立ち下がり(C:3.5nF) | 8.0 ~ 10.0µs |
CANインターフェースを用いた測定記録
CANインターフェースを用いた測定記録 | |
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状態メッセージおよびエラーメッセージの記録 | 50Hz:最大250メッセージ/s 60Hz:最大300メッセージ/s (L1..L3 サインサイクルメッセージに対し) |
測定レンジ、精度など
コントロールパイロット信号 | |
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測定サイクルとCAN送信 | PWM信号のサイクルごと(700μs … 2ms) |
測定タイミングの分解能 | 100ns(PWM信号のパルス間) |
パイロット電圧 l レンジ l 精度 l 分解能 l プロトコル分解能:CAN |
+/- 13.8V +/- 100mV 7.463mV 7.463mV |
負荷回路 | ||
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ライン電圧 | AC | DC |
レンジ | 0 ~ 400V | 5 ~ 1000V |
精度 | ±1V RMS値 ラインごとに100測定ポイント |
±100mV ±0.5%、 100µsごとに測定、100測定ポイントの平均 →10msごとのCANメッセージ |
正弦波周期の偏差 | ±128µsレンジ 1µs分解能 |
|
ハードウェア分解能 | 14.65mV | 15.25mV |
CANプロトコル分解能 | 1V | |
ライン電流 | AC | DC |
レンジ | 0 ~ 50Arms | 0.3 ~ 200A |
精度 | ±100mA RMS値 ラインごとに100測定ポイント |
±100mA ±%、 100µsごとに測定、100測定ポイントの平均 →10mSごとのCANメッセージ |
ハードウェア分解能 | 1.795mA | 3.05mA |
CANプロトコル分解能 | 100mA | |
リーク電流測定 | AC | DC |
レンジ | ±300mA | DC電力に依存 |
精度 | ±1mA DC | |
ハードウェア分解能 | 9.466µA | |
CANプロトコル分解能 | 100µA |