DSP7000シリーズ
DSP7001: 1制御チャンネル
DSP7002: 2制御チャンネル
DSP7000シリーズコントローラは、内蔵の電源でダイナモメータのブレーキをコントロールし、前面パネルにトルク、スピードと電力を表示します。Magtrol社が販売する全てのダイナモメータおよびトルクトランスデューサに対応しています。またオプションでアナログ入出力のチャンネルを追加することもできます。
ダイナモメータコントローラDSP7000シリーズは販売終了予定です。後継機種はダイナモメータコントローラDSP7010シリーズになります。
特長
- 最大2チャンネルの独立制御 (DSP7002型): 2台のダイナモメータをコントロール可能
- ソフトウェア無しで、プロントパネルで操作可能
- 負荷制御: トルクとスピードのPID制御、オープンループ制御
- 適切なPID値を使うと、設定したトルクまたはスピード値に短時間で到達し、長時間の試験でも安定した制御ができます。また、オープンループ制御はフィードバックをせずにブレーキ電流の値を制御する方法です。
- 高速データ収集: USB2.0, 500データ/秒, 35種のデータ収集可能
- I/Oカードオプション:
データ収集機器等に接続しコントロール可能
リレーx2, デジタル入力x2, デジタル出力x2,アナログ入力x2,アナログ出力 x2 - 精度: スピード-0.01%(5-200,000rpm) , トルク -レンジの0.02% (±2mV)
- USB インターフェース標準装備 (GPIB インターフェースオプション)
- DSP6001互換モード
7000型シリーズ表示部
トルク、スピード、電力、設定等を表示
7002型リアパネル
仕様
項目 | 機能概要 | 用途 |
---|---|---|
DSP6001互換モード | フロントパネルからのモード切り替え | M-Test5.0などDSP6001用に開発したソフトでの動作可能 |
DSP7001 | 1制御チャンネル、安価 | 従来の1制御チャンネルのモータトルク試験 |
DSP7002 | 2制御チャンネル | 2ベンチの同時計測制御、タンデムダイナモメータ、その他の複雑な構成 |
USB通信 | 標準:USB2.0 (WinXP/7 32/64bit) オプション: GPIB, RS-232 | 高速の計測制御用にUSB、 DSP6001互換用にGPIB/RS-232 |
高速データ収集 | USBモードで約 500 data/sec (バッファ出力) 最大35種類のパラメータ、 タイムスタンプは25nsec分解能 | |
I/Oカード (最大2枚) | 1枚当たり: アナログ入力2,出力2 デジタル入力2,出力2 リレー2 通信コマンドでI/Oカードの計測制御が可能 | 外部機器と連動した試験パターン |
アナログ入力によるPID制御ループ | I/Oカードのアナログ入力をPID回転数制御の入力として利用可能 | 汎用のPIDコントローラ、 電圧比例のエンコーダによるPID制御、 モータの温度や電流値を使った制御 |
ゼロ点の設定 (Tare Function) | Tare On/Off によりゼロ点の設定 | |
Cosin ランプ制御 | ランプ制御(回転スイープ)でcosin状に回転数をスイープ | 低速に近づくときに回転が止まらないよう、低速領域での減速度を少なく |
85-264V の電源入力 | AC100V以外の国で改造なしで使用可能 |
ラインアップ
7000型シリーズ モデルラインナップ
- DSP7001-0-0 ダイナモコントローラ (1チャンネル, USBのみ, I/Oカード無し)
- DSP7001-1-0 ダイナモコントローラ (1チャンネル, USB & GPIB, I/Oカード無し)
- DSP7001-0-1 ダイナモコントローラ (1チャンネル, USBのみ, I/Oカード1枚)
- DSP7001-1-1 ダイナモコントローラ (1チャンネル, USB & GPIB, I/Oカード1枚)
- DSP7002-0-0 ダイナモコントローラ (2チャンネル, USBのみ, I/Oカード無し)
- DSP7002-1-0 ダイナモコントローラ (2チャンネル, USB & GPIB, I/Oカード無し)
- DSP7002-0-3 ダイナモコントローラ (2チャンネル, USBのみ, I/Oカード2枚)
- DSP7002-1-3 ダイナモコントローラ (2チャンネル, USB & GPIB, I/Oカード2枚)