FAQ
TIPS、使い方のコツ
TESEQ社ハードウェア
ID.
Q. AMETEK社製CDNの最大印加電圧は何Vemfですか?
A.
製品データシートの表記に従い、以下の通りにご判断ください。
「RF voltage:
上記の表記の場合、30VがCDNの内部100Ω抵抗に印加可能な最大電圧を示します。
refers to 50 V test level in 300Ωとは、IEC 61000-4-6に準じたセットアップにて、CDNが150Ωで終端され、80%AM変調が印加された場合に、試験レベル50Vemfの試験に使用できる、という意味です。CDNが150Ωで終端され、80%AM変調が印加された場合の50Vemfの試験時に、CDNの内部100Ω抵抗に印加される最大電圧は、以下の計算の通り30Vです。
( 50 Vemf * 1.8 倍 ) * { 100 Ω / (50 Ω + 100 Ω + 150) } = 30 V
「Max. test level: 33 V in 300 Ω loop」
上記の表記の場合、上記のRF voltage: refers to 50 V test level in 300Ωと同様に判断ください。つまり、「Max. test level: 33 V in 300 Ω loop」の表記の場合、IEC 61000-4-6に準じたセットアップにて、CDNが150Ωで終端され、80%AM変調が印加された場合に、試験レベル33Vemfの試験に使用できる、という意味です。
「Max. test level: 22 V for low impedance」
古いデータシートには、上記のようなMax. test level: 22 V for low impedanceの表記もあります。こちらは、CDNを50Ω終端した場合の条件を意味します。
なお、CDNを50Ω終端した場合の条件でも、CDNを150Ω終端した場合の条件でも、CDNの内部100Ω抵抗に印加される最大電圧は以下の通り同一です。
試験レベル22Vemf, 80%AM変調時に、CDNを50Ω終端した場合にCDNの内部100Ω抵抗に印加される最大電圧
( 22 Vemf * 1.8 倍 ) * { 100 Ω / (50 Ω + 100 Ω + 50) } = 20 V
試験レベル33Vemf, 80%AM変調時に、CDNを150Ω終端した場合にCDNの内部100Ω抵抗に印加される最大電圧
( 33 Vemf * 1.8 倍 ) * { 100 Ω / (50 Ω + 100 Ω + 150) } = 20 V
混乱を避けるため、新しいデータシートやマニュアルでは、CDNを50Ω終端した場合の条件の表記が削除されております。