FAQ
TIPS、使い方のコツ
TESEQ社ハードウェア
ID.
Q. カップリング回路(ショートプラグ、GDT、ABD)の使い分け
A.
AMETEK社製CDN 117A不平衡線用CDN及び118A型平衡線用CDNに付属しているカップリング回路は以下の3種類です。
1. ショートプラグ(無印の端子)
2. GDT PLUG 90V
3. ABD PLUG 140V
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いずれも、試験対象の通信線にサージを結合するために使用します。CDN 117Aの結合回路を下図に示します。
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使い分けとしては、まずはショートプラグ(無印の端子)によるコンデンサ結合を使用します。
もしEUTの通信ができなくなるなどの問題が発生した場合にGDTまたはABDをお試しください。GDTとABDは、どちらでもEUTの通信ができる方をご使用頂ければ構いません。
サージ発生機から試験対象線への結合方式はコンデンサ結合が基本ですが、このコンデンサによりEUTの通信が阻害される場合があります。
そこで、EUTの通信ができない場合は、結合素子にGDTやABDを使用して通信線をサージ発生器の回路から隔離してもよいことになっています。
ただし、GDTやABDを接続するとサージ波形に影響を与えてしまうので、まずはサージ波形を維持しやすいコンデンサ結合をお試し頂くことをお勧めいたします。