OTA測定システム(電波暗室)
東陽テクニカでは、OTAパフォーマンス測定システムとして、Bluetest リバブレーションチャンバの他にも、既存の電波暗室を使ってOTAパフォーマンス測定を行いたいというお客様のために、当社が独自で開発したTY2100アンテナ測定ソフトウェアを使用したソリューションを提供しています。
TY2100は、従来のアンテナパターン測定システムを発展させ、OTAパフォーマンス測定で要求されるTRP、TISを算出する機能をオプションで有しています。
測定システムの一例として、TRP測定のシステム構築例を図に示します。無線機テスタは、携帯電話の基地局シミュレータとして携帯電話とリンク(通話状態)させる状態で使用します。
本測定システムは、無線機テスタが示す以下の値を測定し、TRPやTISといった値を算出します。
- 携帯電話の送信電力の測定
- ビットエラーの測定
- スループットの測定
また、携帯電話のリンクに無線機テスタを使用し、無線機電話からの送信パワーを測定するのにスペクラトラム・アナライザを使用することもできます。
特長
TY2100を使用したOTA測定システムでは、下記の様に多岐にわたる無線通信方式に対応しています。
- W-CDMA(UMTS)
- HSDPA
- cdma2000
- 1xEV-DO
- GSM
- GPRS/EGPRS
- LTE
無線機テスタの無線通信方式の切り換えは、無線機テスタの機器設定で行います。方式が異なっても測定順序は同じです。