ETS-Lindgren, L.P.

リバブレーションチャンバー

リバブレーションチャンバーは、内部に設置された送信アンテナからのRF出力を、シールドルーム表面反射と撹拌機(チューナー、1つ或いは2つ以上)の操作により、チャンバー内部のキャビティ境界条件(Cavity Boundary Condition)を変化させることで、試験領域において統計的に等方性で、電界的には均質性なRFフィールド条件を作り出すことができます。

特長

  • 従来の電波暗室での直接電界照射法より、大きな試験領域(テストボリューム)を作り出します。
  • 試験領域は等方性と均質性をもったRFフィールド条件を持つため、実際の電磁障害環境に類似していると言われています。

システム構成

SMARTTM80 イミュニティ試験システム(例)

試験システム構成例 200V/m @80MHz-3.1Hz

ラインアップ

事例紹介

大型リバブレーションチャンバーの施工例

この画像は、軍事機器向けイミュニティ試験のために導入されたプロジェクトの設計図を元に、AutoCad3D図面にて再現したものです。弊社のリバブレーションチャンバーとしては最大規模の施工例です。
(チャンバーサイズ W15 x L20 x H6.5m、下限周波数70MHz、2009年完成)

動画

SMARTリバブレーションチャンバのデモ用小型模型の動画です。
実機同じく攪拌機を2機装備しています。内部のアンテナから照射された電界の分布が攪拌機によって変わっていく様子が、内部に設置した蛍光灯の発光の変化によって確認できます。
※画像をクリックすると再生開始します。