自動車CATRソリューション
既存EMC試験用電波暗室を利用して、放射パターンとスループット測定が可能!
RanLOS社の「自動車CATRソリューション」は、電波暗室内に設置し、高速道路上や都市などにおけるリアルな通信をシミュレーションしながら自動車の無線通信性能を試験することができる製品です。コンパクトで設置が容易な設計であり、電磁界の発生に平行波を用いることで、 床や壁からの反射が低減されるため、既存のEMC試験用電波暗室での試験が可能です。シャシダイナモが設置されたターンテーブルに自動車を配置すれば、走行・回生モードやADAS機能動作時のOTA(Over-The-Air)試験を同時に実施することができます。
「Microwave Journal」September 2023掲載記事
「車両アンテナ放射パターンとデータスループットを測定する費用対効果の高い方法」<公開中>
「Microwave Journal」について
「Microwave Journal」は1958年の発刊以来、高周波やマイクロ波技術、設計技術、ニュース、イベント、教育活動などに関する主要な情報源となってきました。「Microwave Journal」は毎月世界中の50,000人ほどの読者を持つメディアです。姉妹紙として「Microwave Journal China」や「Signal Integrity Journal」なども発行しています。業界誌としては唯一ピアレビューを行っており、正確性、適時性、有用性の高い技術情報をお届けしています。
特長
アンリツと協業し「5G 車載アンテナ OTA 測定ソリューション」を提供開始!
RanLOS社とアンリツが開発した「5G 車載アンテナOTA測定ソリューション」の販売を開始しました。RanLOS社の自動車CATRソリューションとアンリツの 5Gネットワークシミュレータを組み合わせたソリューションで、EMC試験やアンテナ計測で 40 年以上の知見と経験を持つ東陽テクニカが、コンサルティングも含めた販売を行います。
詳細はニュースリリースをご確認ください。
自動車CATRソリューション 特長
- 既存EMC試験用電波暗室を活用して車載無線通信機器のOTA試験が可能
- 自動車の車体サイズに対応したテストゾーン(直径2.5m)で、ほとんどの車載アンテナ位置で試験可能
- シャシダイナモ付きターンテーブルを組み合わせることで、走行モード・回生モード両方で試験が可能
- ADAS試験とV2X通信品質評価を組み合わせることが可能
- 容易な試験周波数変更(リフレクター焦点のアンテナアレーの交換のみで、再アライメント不要)
- 既存設備を利用することで新規アンテナ試験用暗室の建設不要でコスト低減
ハードウェア構成
サイズの大きなDUTはターンテーブルに載せて、試験することができます。電磁界が平行波によって作り出されるため、床や壁からの反射を抑えることができます。
事例紹介
テストテント内に設置することも可能です。