Helix Coreサーバ管理者ガイド (2020.1)
復元後のシステムの整合性を確認する
復元後、以下のコマンドを使用してください。
$ p4 counter lastCheckpointAction
このコマンドの目的は、チェックポイント作成日時がlastCheckpointAction
カウンタに反映されているかどうかを確認することです。
また、p4 verify
を実行して、バージョン化ファイルがデータベースより古くないことを確認する必要があります。
$ p4 verify -q //...
このコマンドにより、バージョン化ファイルの整合性が検証されます。 -q
(quiet)オプションを指定すると、エラーが検出された場合のみ出力が作成されます。 理想的なのは、このコマンドを実行することによっていかなる出力も行われない状態です。
p4 verify
コマンドによっていずれかのバージョン化ファイルがMISSING
として報告された場合、復元されていない情報がデータベース関連ファイル内に存在しています。 この原因は、通常の場合、バージョン化ファイルのバックアップ後に作成されたチェックポイントとジャーナルファイルから復元を行ったことにあります(つまり、バージョン化ファイルのバックアップがデータベースよりも古かったのです)。
(推奨しているように)バックアップルーチンの一環としてp4 verify
を使用していた場合、復元後にp4 verify
を実行して、復元が正常に完了したことを確認できます。
クラッシュ後にシステムをうまく復元できない場合、Perforceテクニカルサポートにご連絡いただき、サポートをご依頼ください。