Helix Coreサーバ管理者ガイド (2020.1)

サーバ起動コマンド

p4 configureコマンドを以下のように指定すると、起動時に自動的にコマンドを実行するようにHelixサーバを設定することができます。

p4 configure set "servername#startup.n=command"

nは、コマンドの実行順序を表します。例えば、startup.1として指定されたコマンドが最初に実行され、startup.2として指定されたコマンドが次に実行されます。 詳細については、「startup.N(『Helix Core P4コマンドリファレンス』)を参照してください。

主要な起動コマンドにはp4 pull and p4 journalcopyが含まれます。

以下に示すサンプルコードでは、次の項目が指定されています。

  • メタデータ用の1つのプルスレッド
  • 異なるファイルサイズ用の3つの並行プルスレッド(プル間隔は、サイズが小さいファイルの場合は1秒、サイズが大きいファイルの場合は3秒)
  • 30秒間隔でのLDAPグループサーバの更新
startup.1=pull -i 1
startup.2=pull -u -i 1  --batch=1000 --min-size=1 --max-size=2047
startup.3=pull -u -i 2  --batch=10 --min-size=2048 --max-size=4096
startup.4=pull -u -i 3  --batch=5 --min-size=4097
startup.5=ldapsync -g -i 1800

その他のコマンドとしては、p4 cachepurgep4 bgtaskp4 ldapsyncなどがあります。

メタデータとディポへのアクセスを制御するサーバオプション

P4TARGETを使用して、マスターサーバを参照するレプリカサーバを起動する場合、構成可能変数のdb.replication (メタデータにアクセスするための変数)とlbr.replication (バージョン化ファイルのディポライブラリにアクセスするための変数)を設定して、レプリカサーバで許可または拒否するHelixサーバコマンドを制御する必要があります。