通信事業者様(R&D部門):ビデオストリーミングの通信品質測定

製品モデル

SYNESIS Rackmount

用途・要求仕様

国内の異なる2地点を結ぶネットワークで行われるビデオストリーミングの通信品質を測定し、安定した品質を提供したい。

SYNESIS_ビデオストリーミングの通信品質測定

現状と課題

  • 遅延、パケットロス、ジッタなど通信品質を表すKPIを正確に測定するために、異なる2地点で取りこぼし無くトラフィックをキャプチャすること。
  • 2地点に設置されたパケットキャプチャツールを同期させ、同時にキャプチャさせること。またそのトラフィックの品質指標を比較・分析できること。

当社のソリューション

  • 2地点(サーバ側とクライアント側)にある2台のSYNESISで、ビデオストリーミングのトラフィックを同時にキャプチャ。
  • 2台のSYNESISは、それぞれ内蔵されたGPS受信機を使って同じ1台のGPS衛星に同期することにより、2台間で時刻同期。
  • 品質低下が発生していないかを確認するため、それぞれのSYNESISでキャプチャしたパケットデータの品質指標を比較。

SYNESISの強み

外部の時刻同期ソース GPS/PPS、PTP、NTP をサポート。
時刻が同期されている複数のSYNESISを、Webブラウザからリモートから一括操作が可能。キャプチャや検索が実行できる。
パケットを取得しているため、Wiresharkでトレースファイルの比較とQoS(パケット・ロス, ジッタ)解析が行える。

SYNESIS_ビデオストリーミング構成図

SYNESIS でキャプチャしたトラフィックを比較した結果

SYNESIS_結果比較

Excelシートを使っての遅延解析した結果、クライアント側であるSYNESIS2でパケットロスを発見

SYNESIS_結果比較

Wiresharkを使ってRTP Stream解析し、パケット・ロスやジッタを確認