「Interop Tokyo 2024」 ShowNetを通じた800GbEイーサ 相互接続伝送実証実験を実施

2024.10.8

2024年6月12日(水)～6月14日(金)までの３日間幕張メッセで開催された展示会「Interop Tokyo 2024」において、東陽テクニカは独立行政法人情報処理推進機構（以下IPA）様と協業し、800Gイーサ相互接続伝送実証実験に参加しました。昨年「Interop Tokyo 2023」で実施した800Gイーサ 相互接続伝送実証実験から拠点を拡大、さらに800Gイーサ伝送についてShowNetを通して行うことで商用での実用を意識した長距離伝送の実証に成功しました。
* 「日本初」800Gイーサ 相互接続伝送実証実験を実施
(https://www.toyo.co.jp/ict/contents/detail/STC800G_demo_2023.html)

実験に使用した製品

「Spirent TestCenter B3 800G アプライアンス（IEEE 802.3df 対応モデル）」
最大 8 ポート利用可能な 800G イーサテストプラットフォーム。800G を含めさまざまなスピードと伝送距離の規格に対応。業界でいち早く IEEE 802.3df に対応し、RS-FEC、Auto Negotiatoin、Link Training をサポート。１台で最大 6.4Tbps のラインレートを印加可能。

実証実験の概要

本実証実験の構成の概要を図１に示します。
東陽テクニカ取り扱いの米国Spirent Communications社(以下Spirent社)製の800Gイーサテスタ「Spirent TestCenter B3 800Gアプライアンス」は長距離伝送を意識するため、IPA様ブースではなく「Interop Tokyo 2024」ShowNetに配置し、伝送実証実験を実施いたしました。

最新の800Gイーサ対応ルータを介してIPA様ブースにある800Gイーサ対応L3スイッチと2x400G-FR4で相互接続しライブ・デモを行った結果、総トラフィック1.6TbEという伝送結果が得られました。

本実証実験や「Interop Tokyo 2024」での活動を評価いただき、「Spirent TestCenter B3 800Gイーサアプライアンス」はShowNetコントリビュータ部門において審査員特別賞を受賞いたしました。
(審査員コメント抜粋)
ShowNetでは今回、800Gに関わる多数のチャレンジを実施いたしました。それに対して、800Gテスタとし て多彩なオプティクスに対応し、さまざまなデバイスのテストを実施いただきました。

IPA様からのコメント

独立行政法人情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室 松本 智様
独立行政法人情処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)では、社会インフラ・産業基盤を担う企業の中核となる人材育成事業を実施しており、サテライト拠点である秋葉原演習施設において、激甚化するサイバー攻撃に対するサイバーセキュリティ対策の強靭化に対応するため、これまで最新の技術や設備を導入してメーカー等と協力しながら実機を用いたセキュリティ対策や製品の検証ができる環境構築及び人材育成を行ってきました。
このような活動を評価いただいた結果として、昨年に引き続き２年連続となる800Gbps対応ルータや800Gbps対応テスタ等を用いたライブデモンストレーションの成功につなげることができたと実感しております。このような取り組み及び成果こそが我々の価値であることを再認識し、今後もメーカー等と関係強化を図り、新しい価値を生み出し続けられるように努めてまいります。

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東陽テクニカは今後も、超高速イーサネットの発展と普及のために先進的な取り組みを各社様と協力して実施してまいります。

本実証実験の内容や「Spirent TestCenter B3 800Gイーサ アプライアンス」について、詳細をご希望の方は弊社担当、または下記までお問い合わせください。

お問い合わせ

東陽テクニカ 情報通信システムソリューション部
電話番号：03-3245-1250(直通)
メール： ict_contact@toyo.co.jp

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