LEO試験ソリューション
低軌道衛星(LEO: Low Earth Orbit)は、衛星通信から映像監視、災害の事前検知等、すでに多くの利点を地上に提供しています。 現在は次世代のLEOコンステレーションとして、個人に特化した測位や世界中どこでも利用可能な航法・時刻情報サービスなど、新しい様々な応用が期待されています。中でも高速無線データ通信は、これまで地上のみで制限されていた通信技術の新しい機会を開く大きな期待が寄せられています。
非地上系通信網(NTN: Non-Terrestrial Network)のイメージ
非地上系通信網(NTN: Non-Terrestrial Network)イメージ
NTNと対応する検証機器
Spirent communications社が提供するNTNのネットワーク検証/疑似装置群は、LEOをはじめとするNTNの検証環境を提供し、宇宙空間、成層圏基盤技術で用いられる通信機器の実証実験を可能とします。
GNSS 信号
GSS 7000
- GNSS衛星疑似信号を出力する信号発生器
- GNSS受信機に直接GNSS信号を入力し、受信機の性能を検証
- 複数GNSS対応:GPS、QZSS(みちびき)、GLONASS、Galileo、Beidou、SBAS、IRNSS
- 複数周波数対応:L1、L2、L5、L6、E1、E5ab、E6、B1I、B2I、B1C、B2A、B3I
無線伝搬路
Vertex
- 無線伝搬路における電波の反射、干渉、減衰などの擬似が可能
- 実無線環境で発生する電波障害を検証環境で再現
- 電波の振る舞いを模擬するチャネルモデルシナリオを自由に編集可能
- 想定用途:電磁波による信号の乱れ/信号輻輳/電波干渉/信号減衰源を再現し、電子攻撃(EA)訓練用の疑似環境の構築が可能
5Gコアネットワーク/負荷試験
Landslide
- 5G基幹通信網の擬似、負荷試験、性能測定を実行可能
- 大量の端末/基地局/各種5G機器を擬似し、試験対象に制御信号及び 通信負荷を印加
- 試験対象の性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認、実環境の再現試験が可能
- 用途に合わせて物理版筐体/仮想版ソフトウェアから選択可能
アプリケーション/セキュリティ負荷試験
Avalanche
- 衛星通信網の有線区間におけるアプリケーション負荷試験、性能測定を実行可能
- 正常なアプリケーション通信と攻撃通信(マルウェア・脆弱性等)を混在させた負荷を生成
- TCP通信を処理する通信機器 (ファイアウォール、ロードバランサ、IDS/IPS 等) の性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認が可能
- 主な測定項目
- TCP接続数/秒
- 同時TCP接続数
- 帯域
アプリケーション/セキュリティ負荷試験
CyberFlood
- 衛星通信網の有線区間におけるアプリケーション負荷試験、性能測定を実行可能
- 正常なアプリケーション通信と攻撃通信(マルウェア・脆弱性等)を混在させた負荷を生成
- TCP通信を処理する通信機器 (ファイアウォール、ロードバランサ、IDS/IPS 等) の性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認が可能
- 主な測定項目
- TCP接続数/秒
- 同時TCP接続数
- 帯域
高帯域負荷試験/有線伝搬路
Spirent TestCenter
- 衛星通信網の有線区間における高帯域負荷試験、性能測定を実行可能
- 大量の端末から生成される通信負荷を印加可能
- 試験対象の性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認が可能
- 複数の回線速度に対応可能
高帯域負荷試験/有線伝搬路
SNE
- 有線伝搬路における伝搬遅延、パケット損失、帯域幅などの擬似が可能
- 実環境で発生する通信障害を検証環境で再現
- LEO網で想定される衛星間ハンドオーバ、経路切替の擬似
ユーザ体感品質試験
Umetrix Video/Voice
- 衛星通信網での2者間通信におけるユーザ体感の映像/音声品質を数値で可視化
- 定量的かつ再現性のある品質評価結果を提供
- 複数の評価手法に対応:グロスエラー検出、ノンリファレンス、フルリファレンス
- 主な測定項目
- 音声: POLQA MOS, Mouth-to-Ear voice delay
- 映像: V-MOS, video smoothness MOS, overall QoE MOS, FPS, freezing, buffering, video frame impairment, A/V synchronization