新しいバージョンの使用を開始される前の重要な注意事項
【Uila v3.6】
【はじめに】
- プロセス監視を有効にしている場合について認証情報の登録方法変更に伴い、3.3.0-xx以下のバージョンから3.6.0-xxにアップデートした場合プロセス管理を行うために設定した情報は引き継がれません。
そのため、認証情報(ID&パスワード)について再設定が必要になります。 - ブラウザとして、ChromeもしくはFirefoxをご利用ください。
注意事項①
Webブラウザに保持されている履歴データとの互換性を維持するには、以下の手順に従う必要があります。
Google Chromeブラウザの場合
- ブラウザの設定に移動し、”プライバシーとセキュリティ” ⇒ ”サイトの設定”をクリックします。
- “すべてのサイトに保存されている権限とデータを表示”をクリックします。
- “uila.com” ⇒ “データを削除”をクリックします。
- ブラウザを終了して再起動します。
Mozilla Firefoxブラウザの場合
- Firefoxメニューを開き、”オプション”をクリックします。
- “プライバシーとセキュリティ”を選択し、”Cookieとサイトデータ”までスクロールして、[データを管理]をクリックします。
- 検索バーにUila portalのURLを入力、サイトを選択し、”選択したサイトデータを削除”を選択して、”変更を保存”をクリックします。
- すべてのUilaのタブを閉じて、Uilaポータルを再度開きます。
注意事項②
Uila Virtual Information Controller(vIC)の現在割り当てられているリソースに対して、追加4 GBメモリを割り当てることを強くお勧めします。
vICのメモリを増やす手順は以下の通りです。
- vCenterからvICをシャットダウンします。
- 設定を編集してメモリを4 GB増やします。
- vICをパワーオンします。
v3.6の新機能&v3.5との差分
v3.6の新機能
- エンドユーザーエクスペリエンスをクライアントまで追跡
リモートワークが「ニューノーマル」になるにつれて、エンドユーザーパフォーマンスの問題を切り分け、トラブルシューティングできることが非常に重要になります。この新しいリリースでは、エンドユーザーエクスペリエンス機能を使用して、問題をクライアントまで追跡することができます。それぞれのアプリケーション/プロトコルのパフォーマンスチャートをクリックすることで、そのアプリケーション/プロトコルを使用しているすべてのクライアントのリストと、そのエンドユーザークライアントのサービス、ネットワークおよびワーストトランザクションの詳細が表示されます。 - 依存関係マッピングでのロードバランサーの背後にあるクライアントの可視化
この新機能により、X-Forwarded-Proto HTTPプロトコルを使用しているロードバランサーの背後にある実際のクライアントIPアドレスと、接続しているサーバーとの間の依存関係マップを可視化できるようになりました。
v3.5との差分
【機能強化】
- 特定された脅威リストのエクスポート
Uila Cyber Threat Monitoringモジュールを使用されているユーザーは、環境で特定された脅威リストをワンクリックでCSVファイルにエクスポートできるようになりました。 - 分類されたビルトインアプリケーション/プロトコルのツールチップの説明
ユーザーは、ツールチップを介して、分類されたビルトインアプリケーション/プロトコルに関する簡単な説明を参照できるようになりました。 - LDAPユーザーのグループのインポート
UilaはLDAPユーザーのインポートをサポートして、Uilaユーザーアカウントを作成します。このリリースでは、LDAPユーザーのグループをインポートするようにさらに強化されました。 - 新しいサポートアプリケーションとプロトコル
このリリースには、Rockwell API、Direct Internet Message Encapsulation(DIME), Moxa, Microsoft SQL Server Analysis Services(MS-SSAS), Distributed File System Replication(DFSR)など、30を超える新しいアプリケーションとプロトコル分類のサポートが含まれています。
【バグの修正】
- UilaレポートをダウンロードするためのURLに有効なUMAS IPアドレスが含まれていない場合があります。
- NSX-T環境の特別な状況下でトラフィックドロップがありました。
- 名前に中国語の記号が含まれるVMのワーストトランザクションが表示されません。
- 外部デバイスに誤ったDNS nameがあります。
- 一部のポート統計情報に負の値を表示します。
- ストレージダッシュボードウィジェット上にストレージ統計がなくなります。
- モジュールがアクティブにされていなくても、サイバースレッドモニタリングライセンスの警告メッセージが出ます。
- Horizon仮想デスクトップが継続的に削除および生成されている場合、Horizon仮想デスクトップのパフォーマンスカウンターの取得に失敗します。
- ロケーションフィルターは、データ漏洩トラフィックでは機能しません。
【既知の問題】
- 特定状況で、一部のVMwareホストがトポロジーからランダムでドロップするケースがあります。
- vST Configurationページに空の仮想スイッチが表示されません。
- Uilaが再スケジュールしたレポートが大量にあると、UMASディスクがいっぱいになる可能性があります。
- 特定インターネットサービスでは、非常に多くのアラートが生成されるケースがあります。
- 非永続的なHorizon Virtual Desktop VMのしきい値調整を保持できません。