一般試験例
Session Capacity測定
- ■試験目標
- ・最大同時接続数の確認
- ・最大セッションレートの確認
- ■試験手順
- 1. 一定レートでセッション確立要求を送信
- 2. 確立したセッションは一定時間、もしくはテスト終了まで保持
- 3. 一定レートでセッション切断要求を送信
- ■期待する結果
- ・すべてのセッション確立が成功
- ・すべてのセッション切断が成功
- ・接続中のセッションへの影響無し
- ・セッション確立(切断)が想定時間内で終了
Session loading測定
- ■試験目標
- ・セッション確立・切断性能の安定性確認
- ■試験手順
- 1. 一定レートでセッション確立要求を送信
- 2. 確立したセッションは、一定時間後に切断要求を送信
- 3. セッション切断後、一定時間待機した後に再度確立要求を送信
- 4. 指定された時間内で上記2-3を繰返し
- ■期待する結果
- ・すべてのセッション確立が成功
- ・すべてのセッション切断が成功
- ・接続中のセッションへの影響無し
- ・セッション確立(切断)が想定時間内で終了
過負荷耐性/バランシング性能測定
- ■試験目標
- ・装置/システムの限界を超える負荷が発生した場合の挙動確認
- ■試験手順
- 1. 装置/システムの最大許容量のセッションを確立、保持
- 2. 一定時間後、セッション確立要求を追加で送信、確立に失敗しても要求を継続
- 3. さらに数回にわけて、セッション確立要求を投入
- ■期待する結果
- ・すでに確立されているセッションが切断されない
- ・過剰なリクエストについては適切な時間内に拒絶応答を返す
- ・ロードバランスシステムが働いている
携帯網ごとの試験例
4G (LTE)の試験パターン
・機器単体の試験
-MME単体試験
MMEが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似
-SGW単体試験
SGWが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似
-PGW単体試験
PGWが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似
・SGW、PGWの試験
UE, eNB, MMEをLandslideが疑似し、 SGW, PGWが評価対象(本機器が一体となっているS/PGWも対象)
・4G (LTE)の携帯網で利用するDiameter疑似
実EPCのPGWにLandslideのPCRF, OCS疑似機能を利用するケース
・4G (LTE)の携帯網で利用するSIM認証疑似
実EPCのMMEにLandslideのHSS疑似機能を利用するケース
・EPC (Evolved Packet Core)の試験
UE, eNBをLandslideが疑似し、MME, SGW, PGWが評価対象
4G (LTE)VoLTE試験パターン
・Volte Callの試験①
UE、eNB、IMSをLandslideが疑似し、EPCが評価対象。
PCRFを実機とし所有されていない場合は、PCRFもLandslideで疑似することが可能。
UE-IMS間はsip messageが流れ、そのSIPメッセージの内容から、IMS – PCRF – PGW – SGW – eNBへRTP traffic用のbearer生成が行われる。
IMSを実機として所有されている場合は、Landslideが疑似するUEで該当のIMSへの接続も行う。
・Volte Callの試験②
UE、eNB、MME及びIMSをLandslideが疑似し、SGWが評価対象の場合
・Volte Callの試験③
UE、eNB、MME及びIMSをLandslideが疑似し、PGWが評価対象の場合
4G (LTE)基地局試験パターン
・eNBの試験
PC (MME, SGW, PGW)をLandslideが疑似し、eNBが評価対象の場合
・Volte call (eNB)の試験
EPC (MME, SGW, PGW)をLandslideが疑似し、eNBが評価対象。
・ETWS試験
eNB試験の1つであるETWS試験が可能。
5G NSAの携帯網の試験
・MME試験
MMEが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似する場合。
eNBとgNBをLandslideが疑似し、U-Plane trafficの送受信形態を確認。
・NSA構成(EPC)試験
NSA構成におけるEPCが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似する場合。
#NSA試験において、U-Plane trafficの経路を選択可能。(Option 3, 3a, 3x)
5G NSA 基地局(eNB/gNB)試験パターン
・eNB/gNB (5G NSA)に関する試験
eNB, gNBが評価対象で、EPCをLandslideが疑似する場合
5G SAの試験パターン
・AMF試験
AMFが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似する場合
・SMF試験
SMFが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似する場合
・UPF試験
UPFが評価対象で、それ以外の機器をLandslideが疑似する場合
・5GCの試験
UE, gNBをLandslideが疑似し、AMF, SMF, UPFを含む5GCが評価対象の場合
・VoNRの試験
・gNBの試験
AMF, SMF, UPF含む5GCおよびIMS, PCFをLandslideが疑似し、gNBが評価対象の場合。
IMS疑似機能を使うことで、VoNRの機能も利用可能。
・SBI (Service Based Node)の試験
AMFやSMF等、SBI nodalに接続する部分をLandslideが疑似し、SBI node (AUSF, UDM, PCF, CHF等)が評価対象の場合
5G SA 基地局(gNB)試験パターン
・ETWS試験
UE, gNBをLandslideが疑似し、AMF, SMF, UPFを含む5GCが評価対象の場合。
※疑似AMFにETWS(WRWR)メッセージを送信する機能が含まれています。
・EPS fallback試験, EPS fallback for IMS voice試験
5GC, LTE環境をLandslideが疑似し、端末、基地局、serverは実機を使用するケース。
その他の試験例
IPSecの試験パターン
・IPSec GWの試験
Radius client及びAAA (Radius)をLandslideが疑似し、 IPSec GWが評価対象の場合。
(*) Radius ClientがEAP認証を必要としている場合、AAA(Radius)疑似をLandslideで行うことも可能。
AAA認証(Radius)の試験パターン
・AAA (Radius) Serverの試験
Radius ClientをLandsideが疑似し、Radius Serverが評価対象の場合。
認証方式:
CHAP, PAP, EAP
EAPの場合は、EAP-MD5, EAP-SIM, EAP-AKA, EAP-AKA’, EAP-MSCHAPv2, EAP-TLS, EAP-TTLS,EAP-PEAPをサポート。
SIPの試験パターン
・SBC (Session Border Controller)の試験
SIP Client, SIP proxy, SIP serverをLandslideが疑似し、SBCが評価対象の場合
SBCは、音声通信(SIP, RTP)のセキュリティを確保して異なるネットワーク間の相互接続を行うゲートウェイ装置で、主にSIPやRTPのポート番号変換を行います。
・SIP serverの試験
SIP ClientをLandslideが疑似し、 SIP serverが評価対象の場合。
SIP ServerがIP-PBX内にある場合も評価可能。