Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)
モジュール式RFチャネルエミュレータ「Vertex」
特長
幅広い試験系
Vertex はさまざまな構成により幅広い試験系をサポートします。
モジュールの追加/ 取り外しが容易なため、系の拡張や組み替えを簡単に行うことが可能です。また、モジュールを入れ替えることで、従来の機器では実現が難しかった、ユニットのハードウェア的な機能拡張が行えます。それにより、機器本体を入れ替えることなく、今後期待される新しい技術への対応が可能になります。
仕様
主要項目 |
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RF構成 |
双方向モジュール:SISO ~ 8x8MIMO 双方向 |
片方向モジュール:最大 2x32 片方向 もしくは 2x16 片方向 2 系統 |
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複数台利用:最大 4 台の同期により、より複雑な系に対応 |
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RF入力数 |
最大 18 |
RF出力数 |
最大 32 |
デジタルチャネル数 |
最大 256 |
通過周波数帯域幅 |
最大 1200MHz |
周波数レンジ |
最大 30MHz ~ 5925MHz |
独立パス数 |
1 デジタルチャネルあたり最大 24 パス |
動的チャネルパラメータ |
Sliding delay, Birth-death delay, |
標準ベースモデル |
LTE, Wi-Fi(802.11a/b/g, 802.11n, 802.11ac), IMT-A, WiMAX, UMTS, CDMA2000®, HSPA, GSM, SCM/ SCME(ITU-R M.2135), WINNER, Butler |
リアルタイムフェージング |
タイプ:レイリー、ライス、ドップラー、周波数シフト、位相シフト |
フェージングドップラー:最大 12000Hz |
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繰り返し間隔:>7 日 |
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相対位相:0 ~ 360 度、0.1 度分解能 |
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ライス K ファクタ:-30 ~ +30dB |
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フェージングパワースペクトラム: |
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相関:パス間複素相関テーブル設定可能 |
アプリケーション
バーチャルドライブテスト
RFスキャナ(端末ロガーやエリアテスタ等)で取得した実環境データを、Vertex上で“再生”することが可能です。移動機やネットワークの評価に欠かすことのできないフィールド試験を短時間で簡単に、かつ再現性を持った環境として、屋内ラボで実施できます。試験時間、コストの削減に寄与します。
MIMO OTA
MIMO OTA試験は、試験系のプローブ数に依って高いチャネル密度が要求されます。Vertexは、リバブレーションチェンバ法と電波暗室法、両手法をサポートしており、それぞれの手法を入れ替えながらお使いいただくことも可能です。Vertex 1ユニットで最大32個のRFプローブに対応しますので、電波暗室法では、 8または16個の2極プローブを用いた試験系を構築することが可能です。リバブレーションチェンバ法では、1ユニットで4つのキャリアをアグリゲーションできます。
MIMO OTA 図1:リバブレーションチャンバ法(拡張版)
MIMO OTA 図2:電波暗室法
メッシュネットワーク
メッシュネットワークは各ノードが互いに独立に通信を行います。これらをラボで評価するためには、それぞれの無線リンクを同時に、かつ異なるフェージングプロファイルを使って疑似する必要があります。Vertexを利用することで最大8x8のメッシュネットワーク試験環境を構築することが可能です。
事例紹介
Spirent社 Vertexの事例紹介
通信サービス業 様