Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)
RF記録再生システム「GSS6450」
Spirent GSS6450 RF記録再生システムは、シンプルでかつ効果的な方法で実世界のGNSS、セルラー、及びワイヤレス信号を記録し、ラボ内でそれらを再生できます。全く新しいレベルの高性能、柔軟性を発揮しながら、携帯可能な(2.2kg)小型(216 x 200 x 76 mm)の筐体に納められ、バッテリー駆動も可能です(最長1.5時間)。80MHz~6,000MHzに含まれれる現在利用されている全てのGNSS信号、2.4GHz & 5GHz Wi-Fi信号、及びセルラー信号を最大ビット深度16ビット(I&Q)、最大帯域80MHzで記録します。柔軟な製品構成により、お客様のニーズに合わせた高機能化が可能です。
特長
主な機能
- 4つの信号を同時に記録
- 独立した3つのRFポート
- マルチGNSS、マルチバンド対応
- GSP, GLONASS, Galileo, BeiDou, QZSS
- L1, L2, L5, B3, E6
- Wi-Fi, LTE/セルラー
- 柔軟な製品構成
- エントリーレベル: GNSS L1, L2, 50MHz, 2ビット, 2TB SSD
- 標準構成: GNSS L1, 10MHz, 4ビット, 2TB SSD
- オプション
- バンドの追加
- ビット深度の拡張(8、16ビット)
- 帯域の拡大(80MHz)
- 2/4/7.5TB SDD + 80TB RAID対応
- 内蔵リアルタイム・スペクトラム・アナライザ
- フロントパネルのタッチスクリーンから、またはWi-Fi、Webサーバ、スクリプト経由で制御可能
- USB3.0対応: 外部SSDとデータをやり取りして記録・再生が可能
- 最大4つのビデオストリームを録画・再生
- GNSS受信機内蔵
- 高携帯性
- OCXOを記録・再生に使用し、周波数を安定化
- 2 x High Speed CAN + CAN FD オプション
GNSSを簡単にテスト
Spirent GSS6450は、それぞれの条件に合った試験環境で実際のGNSS信号を簡単かつ即座に記録します。複数の衛星測位システムの信号を記録する柔軟性を備え、自動車、航行、航空宇宙、防衛、調査の用途でGNSSチップセットやデバイスをテストすることができます。RFデータを取得した後は、ラボ内で本システムを使用して、捕捉した環境の信号をテスト対象のデバイスに対して繰り返し再生します。移動やエンジニアリングのコストが省け、製品のパフォーマンスや品質が向上し、市場投入までの時間が短縮されます。
高忠実度の記録・再生
GSS6450は複雑な環境を高い忠実度で捕捉するよう設計されており、ラボでの再生結果は、捕捉した実条件をほぼ忠実に再現します。ビット深度は必要に応じて変えることができます。商用向けテストでは、データストレージの容量を抑えられる4ビットサンプリングが適しています。干渉や妨害のテストの場面では16ビットのフルサンプリングでダイナミックレンジ96dBを実現します。