Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)
テスト自動化支援ツール「Spirent iTest」
Spirent iTestは、幅広いデバイス、API、言語や環境にシームレスに対話するインタラクティブなテスト開発環境です。ユーザによるデバイス制御をキャプチャし、テストシナリオを自動作成します。デバイスからの応答に対して、条件分岐や合否判定を設定することで多様なテストケースの迅速な作成をプログラマ・非プログラマにも提供します。
iTestはSpirent Velocityソリューションと密接に統合されました。テストベッド自体のセットアップとクリーンアップの管理・自動化を含むことで、iTestの自動化機能は更に力強く大きく拡張されました。
特長
Spirent iTestは、ネットワークテスト自動化やアプリケーションテスト自動化に対応します。機器の単体試験の自動化からシステム全体試験の自動化にも対応し、試験時間の短縮、試験カバレッジの拡大、正確性の向上、試験まわりの負担軽減を実現します。
サポートセッション/プロトコルの詳細は、「ラインアップ」よりご覧ください。
iTestセッションは、あらゆるデバイスと相互接続するシンプルな機能を提供します。ソフトウェアAPI、物理/仮想環境、コマンドラインからWebインターフェースまで、DUTとの接続開始からの操作をマニュアルテストのように可能な限りシンプルに、洗練されたテストスクリプトを作成します。
DUTからのレスポンスは自動でキャプチャ・保持され、条件分岐や合否判定など様々な用途に利用することができます。また、セッションプロファイルを他から継承することで、テストメンテナンスは極めて簡単なものとなります。
Spirent iTestは、ネットワークテスト自動化やアプリケーションテスト自動化に対応します。機器の単体試験の自動化からシステム全体試験の自動化にも対応し、試験時間の短縮、試験カバレッジの拡大、正確性の向上、試験まわりの負担軽減を実現します。
iTestはSpirent Velocityソリューションと密接に統合されました。テストベッド自体のセットアップとクリーンアップの管理・自動化を含むことで、iTestの自動化機能は更に力強く大きく拡張されました。
従来のSpirent iTestと組み合わせることで、試験トポロジの自動予約・変更から試験の自動実行へとシームレスに動作させることができ、完全なる自動化への大きな一歩を提案します。
製品品質の向上/リリース期間短縮に大きく貢献Spirent iTestの特徴
多彩な機能と直感的なユーザーインターフェース
使いやすい統合型アプリケーションとユーザ視点の細やかな機能
- オートキャプチャ/リプレイ機能により、操作を容易にシナリオ化
- 複雑な分岐や判定を可能にする高度なロジック機能
- どんなレスポンスでも任意箇所を抽出できる高精度レスポンスマッピング機能
- 再利用性の高い試験シナリオを作成可能にする強力な抽象化テクノロジ
- テストシナリオのプロシージャ化による試験項目選択・再構成の単純化
- 複数セッション同時実行(マルチスレッド)対応
- 使用頻度の高いコマンドの登録によるクイック呼び出し機能
- テストレポートは全ての実行コマンドとレスポンス、Pass/Fail判定を含みます
- 自動テストレポートによる試験結果の自動生成機能
- 以前のテストレポートとの差分比較機能
- ジョブ・スケジューリングによる定期/繰り返しテスト自動実行設定
- コマンドラインからのテスト自動実行
- レスポンスエミュレーション機能
- 再現性の確保がエンジニアの負担を軽減します
iTest機能紹介-試験シナリオの作成から取得データの合否判定
"iTestによる共通プラットフォームがプロジェクトを成功へと導く"
評価環境を取り巻くデバイスのコントロールセッションを一元的に制御
システムを構成する機器には様々な制御インターフェースが存在します。それら複数の機器の制御を同時に行い取得した試験結果やログについて条件分岐や結果判定を自動で行うことができるツールがSpirent iTestです。
Spirent iTestではTelnet、シリアルポート、GPIB、WebブラウザやSNMP、Wiresharkなど、豊富な制御インターフェースに対応した Session Profileが用意されています。それぞれのSession Profileは同時に制御することができマルチスレッドで実行することが可能なため、それぞれのSessionで得られた応答をもとに異なるネットワー ク機器間の連携も可能なります。オペレーションの自動化を実現し、検証環境における情報を共通プラットフォームで統一することにより、開発スケジュールや リソース割り当ての改善に、大きく貢献することをお約束します。
Spirent iTestユーザかからの反響
"もっと早くテスト自動化すればよかった"
『面倒だが大切』『時間がかかるが省けない』『間違いやすいが重要』そんな作業に最適
sentiment_satisfied_altこの製品無しにはプロジェクトを期限内に終わらせる気持ちが出てこなかっただろう。
sentiment_satisfied_altテストを行っている時は新しいツールに抵抗のあったエンジニアも回帰テストの段階では絶賛している。
sentiment_satisfied_alt今まではやりたかった15パターンのテストを2パターンしかできなかったが、iTestのおかげで今までと同じ時間で 15パターンすべて試験できた。
sentiment_satisfied_altテスト機器を使ったテストにも有効だが、バージョンアップ毎に行う通常の機能テストが自動化出来るので、大きな省力化が見込める。
sentiment_satisfied_altネットワーク機器の出荷前機能検査のためにテスト自動化を導入した。時間が短縮されたため、以前に比べてテスト項目数が増えることになった。
機能
Spirent iTest機能特徴:使いやすい統合型アプリケーションとユーザ視点の細やかな機能を実装しています。
アプリケーションの操作性 | 親和性の高いグラフィックユーザーインターフェース 直感的な操作性、操作ウィンドウの配置カスタマイズ性 |
---|---|
試験シナリオの共有と再利用 | 試験シナリオやコマンドのプロシージャ化、SVN機能を利用し試験シナリオのグループメンバ間の共有を実現 |
試験シナリオ作成機能 | マニュアル操作のキャプチャから簡単シナリオ生成 使用頻度の高いコマンド登録/呼び出し機能(QuickCall) パラメータ変数化、外部ファイルread/write、各種コンディションコマンドのサポート(If/For/While/Foreach)、試験対象からのレスポンス応答を解析する強力なResponse Map機能 |
自動化カバレッジ と同時制御 | 多様なセッション/プロトコルの制御をサポート あらゆるデバイスを一元的に制御、マルチスレッド実行、複数機器間の同期制御も充実 |
結果解析とデバッグ機能 | デバッグ機能、テストレポートからエラー発生箇所特定、テストレポート差分比較機能 |
自動レポート生成と共有 | 専用フォーマット、HTMLなど汎用的なスタイルへのエクスポート機能、共有の外部データベースサーバを利用可能 |
スケジューリング機能 | 定期的な自動実行を可能とするスケジューリング機能 (日時、時間、回数、実行間隔/期間) |
リビジョン管理システムとの連携 | リビジョン管理システムによりテスト資産をリポジトリで共有管理 (Subversion, git) |
インテグレーション | 様々なアプリケーションライフサイクルマネジメントシステムとのインテグレーションに多数の実績 Jenkins, HP ALM (Quality Center), IBM Rational Quality Manger (RQM) Integration, Zephyr |
その他 | メールや電話によるテクニカルサポート 操作説明資料(日本語)、操作説明ビデオの提供 世界のユーザによるQAサイトの充実(Spirentフォーラム) |
自由度の高い統合アプリケーション
iTestは、1つのアプリケーションから全機能を利用可能な統合型アプリケーションです。アプリケーション上では、機能ごとに様々なViewにわかれ、 それらViewは自由に配置可能です。必要なViewだけをユーザ任意の位置に表示するなど、カスタマイズされたView構成でウィンドウ構成を登録する ことができます。
マニュアル操作のオートキャプチャによる簡単シナリオ化
iTest上で自動化したいオペレーションを一度操作します。自動キャプチャ機能によりコマンドとレスポンスが履歴に残り、簡単に試験シナリオ化することができます。
高度な解析・コンディションのロジック機能
If, Elseif, For, While, Loop, Foreach, break, Returnなどコンディションコマンドを使用した試験シナリオも簡単に設定できます。条件判定に応じた試験のAbortやContinue, Callコマンドによる他のシナリオ呼び出しなど強力かつ柔軟な機能を実装しています。
高精度レスポンスマップ機能
自動化対象装置から取得したレスポンス応答はiTestにより自動的にQueryとしてマッピングされます。生成されたQueryは条件判定のベースとなる数値や文字列として利用することが可能です。
Response Map機能を使用することにより、装置によって異なる様々なフォーマットのレスポンスにおいても、ユーザが目的とする特定の箇所のみを必ず取得することができます。複雑な分岐条件も正規表現も不要とする非常に強力なマッピング機能です。
強力な抽象化テクノロジ
自動化テストシナリオ内の様々な値を変数で置き換えることができます。(試験対象装置のIPアドレス、ポート、テストファイル名、各種コマンドパラメー タ) それにより、試験トポロジや試験パラメータの変化にも柔軟に対応する強靭で再利用性の高いテストシナリオの作成を実現します。
自動化のカバレッジと複数セッションの同時制御
多様なセッション/プロトコル制御方法をサポートします。
マルチスレッドに対応、複数のデバイスも同時に操作可能です。詳しいセッション種類、製品はラインナップのタブでご確認いただけます。
複数セッションのマルチスレッド機能
試験シナリオのプロシージャ化
試験シナリオやコマンドセットをプロシージャとして設定することができます。必要なプロシージャだけを呼び出し実行するなど、視覚的にも見やすく試験項目 の変動にも強いテストシナリオの作成を実現します。プロシージャライブラリを設定することで、グループ内での共有と再利用が可能な試験資産となります。
コマンドのクイック呼び出し機能(QuickCall)
Quick Call機能により、使用頻度の高いコマンド群をアクションとして登録することができます。必要なコマンドセットをすぐに呼び出すことができる機能です。 作業効率の向上、正確性の向上、試験シナリオが見やすく・扱いやすくなるなど非常に利便性の高い機能です。
Quick Callによるプロシージャ呼び出し機能
試験結果レポートの生成
試験実行後は自動でテストレポートが生成されます。
専用フォーマットのほか、テキスト/XML/HTML/PDFへのエクスポートが可能です。共有の外部データ ベースへの保存も可能です。(MySQL, Oracle)
試験結果の差分比較機能
2つのテストレポートの比較し、異なる結果・レスポンスの箇所を自動でマーカする差分比較機能です。期待するレスポンス・結果を含むテストレポートとの比較や一番最後に実行したテストレポートと比較するなど設定可能です。
複雑な試験シナリオにおいても実行結果差分をひとめで確認できるため、結果解析に時間をかけさせません。
試験結果の差分比較により差異をマーカ表示
スケジューリング機能
定期的な自動実行のスケジューリング機能を実装しています。
日時、時間、回数、実行間隔や期間を設定し、試験シナリオ(Testcase)や試験シナリオセット(TestSuites)を自動実行します。
スケジューリング(試験予約)機能
リビジョン管理システム
Subversionやgitといったリビジョン管理システムと連携します。テストケースなどテスト資産をリポジトリへ登録、いつ、誰が、何を変更したのか、グループにおける共有・管理に最適です。
リビジョン管理システム
レスポンスエミュレーション機能
DUT(試験対象デバイス)と接続できない環境においても、iTestからの実行コマンドに対し登録したレスポンスを応答するエミュレーション機能です。 試験シナリオの作成の際に、十分なマシンタイムをとれない状況でも試験シナリオの作成、動作確認などを進めることができます。
サポート&ユーザ補助ツール
長年テストオートメーションに携わり培われたノウハウによる様々な細やかな機能がたくさん実装されています。
また、下記のようなサポートも利用可能です。
- メールや電話によるテクニカルサポート
- 操作説明資料(日本語)、操作説明ビデオの提供
ラインアップ
- iTest Enterprise
機能:テストケース作成、試験実行、結果解析
標準セッションのほかに、オプションセッションを追加購入可能です。
- iTest Runtime
機能:試験実行、結果解析
全セッションのテストケースを実行可能であるため、オプションセッションの追加購入は必要ありません。
iTest Enterprise | iTest Runtime | |
---|---|---|
テストケース作成・編集 | ○ | × |
テストケース実行 | ○ | ○ |
結果レポート | ○ | ○ |
製品位置づけ | テストケースの作成、編集、実行ができる | テストケース実行はできるが 作成、編集ができない |
提供形態 | パーペチュアルライセンス (永久使用権) または サブスクリプションライセンス (期間使用権) |
iTest標準セッションと各種オプション
標準セッション
- ADB(Android Debug Bridge)
- Bash
- Command Prompt
- Database Client
- File
- HTTP
- OpenStack Neutron
- Mail (SMTP/POP3)
- Process
- Python
- Script Library Support
- Serial port
- SSH
- Syslog
- Tcl Shell
- Telnet
- UDP
- XMPP (Chat)
オプションセッション (有償)
- Appium
- CloudStress
- IBM RQM Integration
- NetConf
- PoweShell
- Ranorex
- SNMP
- VMware vSphere Client
- VNC Client
- Web/Selenium
- Web Service (SOAP&REST, XML-RPC)
- Wireshark
- Spirent Avalanche
- Spirent Landslide
- Spirent TestCenter
- Spirent SmartBits
- Spirent CyberFlood
- Ixia IxLoad
- Ixia IxExplorer
オプション機能 (有償)
- Virtual TestBed
- Zephyr
- DevOps Agent
事例紹介
- 試験自動化の委託業務例
- 試験器を含むテスト自動化
- テストの自動化
- 環境やセットアップ自動化
- 削減と市場投入時間の短縮を実現
過去の事例紹介 Spirent iTest
動画
Spirent iTestトレーニング動画
play_circle_filled CBT Module1: イントロダクションと製品概要
play_circle_filled CBT Module2: テクノロジー概要
play_circle_filled CBT Module3: インターフェースと設定
play_circle_filled CBT Module4: ファイル構成
play_circle_filled CBT Module5: iTestファイル
play_circle_filled CBT Module6: キャプチャリプレイ
play_circle_filled CBT Module7: テストケース開発
play_circle_filled CBT Module8: テストレポート
play_circle_filled CBT Module9: レスポンスマップ
play_circle_filled CBT Module10: テストケース・ポータビリティ
play_circle_filled CBT Module11: アドバンスト・テストケース開発
play_circle_filled CBT Module12: ランタイムフィードバック
play_circle_filled CBT Module13: モジュール化開発
play_circle_filled CBT Module14: アドバンスト・ポータビリティ
play_circle_filled CBT Module15: ベストプラクティスレビュー
Spirent iTest 操作動画
play_circle_filled 基本操作編① (iTest起動・キャプチャ・テストケース作成・Pass/Fail判定)
play_circle_filled 基本操作編② (Pass/Fail判定・変数・ループ)
play_circle_filled 基本操作編③ (Read/Write File) (外部ファイルの読み込み・書き出し)
play_circle_filled プロシージャ① (ローカル) (プロシージャCall・変数への受け渡し)
play_circle_filled プロシージャ② (ローカル) (サブプロシージャへのセッション引継ぎ)
play_circle_filled プロシージャ③ (グローバル) (プロシージャライブラリの設定)
play_circle_filled マルチスレッドとシグナル機能 (マルチスレッド・同期設定)
play_circle_filled Web/Seleniumセッション (Webブラウザ操作自動化)
play_circle_filled Restセッション (REST API操作自動化)
play_circle_filled Spirent TestCenterセッション (Spirent TestCenter操作自動化)
play_circle_filled Spirent Avalancheセッション (Spirent Avalanche操作自動化)
play_circle_filled Spirent Landslideセッション (Spirent Landslide操作自動化)