Spirent Communications Inc(スパイレント コミュニケーションズ社)

LTE/5Gモバイルコアネットワークテスター「Spirent Landslide」

「Spirent Landslide」は、モバイルコアネットワーク向けのパフォーマンステスタ/エミュレータ/アクティブモニタを提供する製品です。4G/5G端末、基地局、各種モバイルコアノードを擬似することができ、各種制御系/データ系の通信を行うことで各コアノードの機能評価、さらには端末数や通信量を増加させての性能評価を実現できます。また、アクティブモニタリング機能により、ネットワーク内のモバイルコアノードに直接通信することで、各ノードの死活監視だけでなく機能面/品質面からの定常監視を実現できます。

特長

パフォーマンステスト

本製品で大量の携帯電話、基地局、各種モバイルコアノードを擬似し、試験対象にシグナリング負荷とデータトラフィック負荷を印加します。試験対象の性能評価、過負荷・輻輳状態の動作確認が可能です。
シグナリング負荷とデータトラフィック負荷を連携させて印加することが可能なため、複雑なメッセージシーケンスが必要とされるシナリオも正確に実行し、商用ネットワークで発生しているトラフィック状況を忠実に再現します。
様々なプロトコル、インターフェース、ノードの擬似をサポートし、単体試験からエンド・ツー・エンド試験まで幅広い試験シナリオを実行可能です。モバイルキャリア、ネットワーク機器ベンダ、システムインテグレータなど世界中のお客様に採用されております。

モバイルコアノード擬似機能

UE/gNB/各モバイルコアノード等を擬似可能であり、試験対象を含めたモバイルネットワーク環境を試験ラボ内に構築できます。また、各種試験シナリオが準備されていますので、効率的かつ迅速に試験を開始できます。
例えば、5GCの各種機能の正常性を確認するような機能試験から、端末数を増加させての性能試験まで、各インフラストラクチャの正確な評価が可能となります。本製品を使用することで、サービスインに要するリードタイムを大幅に短縮し、安定かつ最適なモバイルネットワークの提供を実現します。

アクティブモニタリング

Landslideは、商用ネットワーク内の各コアノードに対して定期的に通信させることで、死活監視だけでなく、機能面での正常性の確認および障害箇所の特定を実現します。 モバイルネットワークの可視化、障害の予防、ダウンタイムの最小化、オペレーション業務の効率化に貢献します。

システム構成

5G SA

Spirent Landslide 試験システム構成(LTEシステム検証)
主な試験対象

5G SAでの試験例紹介ページはこちら

主な試験内容

5G NSA

Spirent Landslide 試験システム構成(LTEシステム検証)
主な試験対象
主な試験内容

5G NSAでの試験例紹介ページは こちら

3G/LTE

Spirent Landslide 試験システム構成(LTEシステム検証)
主な試験対象
主な試験内容

3G/LTEでの試験例紹介ページは こちら

Landslideアーキテクチャ

Landslideは「テストマネージャ」機能、「テストサーバ」機能の2種類があります。

●テストマネージャ (TAS)
試験シナリオ管理・制御、ライセンス管理、結果データ保管を行います。ユーザはテストマネージャにログインし、テストマネージャ経由でテストサーバを制御します。
テストマネージャの種類によって、制御できるテストサーバの種類と数が異なります。

●テストサーバ (TS)
実際にシグナリング・データトラフィックを送出します。テストサーバの種類によって、生成できる試験トラフィックの性能値が変わります。

Landslideアーキテクチャ

ラインアップ

テストマネージャ、テストサーバともに、ハードウェア版仮想マシン版をご用意しております。

ハードウェア版

●テストマネージャ(TAS)
1台の テストマネージャで複数台のテストサーバを管理可能です。C100 ・C50 モデルによって管理可能なテストサーバの種類、台数が異なります。

ハードウェア版テストマネージャ仕様

モデル サイズ(HxWxD) 管理可能なテストサーバの種類、台数
C100テストマネージャ 133mm (3U) × 425mm × 533mm、14.05Kg C100テストサーバ:32
C50テストサーバ:32
E10テストサーバ:128
仮想版テストサーバ:64
C50テストマネージャ 133mm (3U) × 425mm × 533mm、14.05Kg C50テストサーバ:2
E10テストサーバ:10
仮想版テストサーバ:
-Small TS:10
-Large TS:4

●テストサーバ(TS)

C100モデル

C100モデル

キャリアグレードのハイパフォーマンスモデル

C50モデル

C50モデル

ミドルクラスのパフォーマンスモデル

E10モデル

E10モデル

コストエフェクティブなエントリーモデル

ハードウェア版テストサーバ仕様

モデル サイズ(HxWxD) 搭載可能テストポート 最大擬似
端末数
データシート
C100モデル

*別途テストマネージャが必要

133mm (3U) × 425mm × 533mm、14.05Kg 1Gbps Fiber x 4ポート
1Gbps Copper x 4ポート
10Gbps SFP+ x 4ポート
25Gbps SFP28 x 2ポート
40Gbps QSFP+ x 2ポート
100Gbps QSFP+ x 2ポート
※上記から最大4つ選択可能
5,000,000

https://www.spirent.com/assets/u/landslide_c100-m4_datasheet

C50モデル 133mm (3U) × 425mm × 533mm、14.05Kg 1Gbps Fiber x 4ポート
1Gbps Copper x 4ポート
10Gbps SFP+ x 4ポート
25Gbps SFP28 x 2ポート
40Gbps QSFP+ x 2ポート
100Gbps QSFP+ x 2ポート
※上記から最大4つ選択可能
100,000

https://www.spirent.com/assets/u/landslide_c50

E10モデル 72mm x 197mm x 197mm、1,63Kg 10/100/1000 Copper x 2ポート
Wi-Fi 4x4 MIMO
802.11a/b/g/n/ac
1,000

https://www.spirent.com/assets/u/landslide_e10_datasheet

仮想マシン版

仮想マシン版のLandslide Virtualではご希望の負荷性能に合わせたテストマネージャ、テストサーバのソフトウェアライセンスをご用意しております。

LandslideVirtual構成例

仮想マシン版のテストマネージャ、テストサーバ仕様

Hypervisors Specification
Supported Hypervisors VMware ESXi, QEMU/KVM, XEN
Packaging vmdk, qcow2
Orchestration VMware, Openstack
テストマネージャで管理可能な最大テストサーバ数
Virtual C50 TAS 2 Physical C50 TS + 10 Virtual Small TS + 4 Virtual Large TS
Virtual C100 TAS 32 Physical Test Servers or 64 Virtual Test Servers
最大擬似端末数
Virtual Test Server Small 1000 UEs
Virtual Test Server Large 100,000 UEs
Virtual Test Server Extra Large 400,000 UEs
Virtual Test Server XX Large 1,250,000 UEs
VM Specification - CPU/Memory/Storage
※High PerformanceやPOLQA実施有無で必要構成は変動します
Virtual Test Manager 4 Cores / 24GB / 20GB
Small Virtual Test Server 2 Cores/ 1GB /20GB
Large Virtual Test Server 2 Cores/ 8GB /20GB
XL Virtual Test Server 3 Cores/ 32GB /20GB
XXL Virtual Test Server 6 Cores/ 128GB /20GB
Automation
Tcl, RESTful API
データシート

https://www.spirent.com/assets/u/spirent_landslide_virtual

仮想マシン版Landslide Virtualを弊社にてインストールするサポートメニューもご用意しております。
詳細は弊社営業担当までお問い合わせください。