FAQ
HYPACKに関する質問
16.データ処理(Data Processing)
ID.Q16-7
Q. 水深データの処理(Sorting Elevation Data)
A.
以前、同一週、同一エリア調査されたにもかかわらず、結果が大きく異なるデータがありました。
2つのデータはHypackのSortプログラムで並び替えられたXYZファイルです。これらのデータはSortプログラムの半径の設定を5フィートで並 び替えしたものです。Sortプログラムは設定された範囲内の最浅値を採用するようになっています。一般的にほとんどのデータではこの処理は問題なく動作 していました。
ただし、今回のデータでは少々手を加える必要がありました。
Hypackでは通常測深値をプラスの値として扱います。逆に標高値はマイナスとして扱っています。従って10mから20mの測深データを扱う場 合、Sortプログラムでは10mの測深値を採用します。しかし、-10mから-20mの測深データを扱う場合は-20mの値を採用します。従って、標高 データを扱っている場合は、標高データが全てプラスの値となるように変換しなければなりません。
つまり今回のデータは片方が測深値をプラスとして扱っており、もう一方が測深値をマイナスとして扱っていたために発生したものでした。
上記のような問題がありますのでSortプログラムを使用する場合は測深値の符号に注意してください。