FAQ

HYPACKに関する質問

4.ハードウェアのセットアップ(Hardware)

ID.Q4-15

Q. ネットワークインターフェースを使用するドライバ(SeaBat81XX)について(HYSWEEP® Network Drivers)

A.


以下の機器がネットワーク接続にて使用できます。

  • Atlas Fansweep 20
  • Reson Seabat 8124 and 8125
  • Simrad EM3000

これらのドライバでは高速なデータ転送をサポートします。

Reson社のSeaBat8125は240本のビームを最大40Hzで音波を発信します。つまり1秒間にトータル9600の測深データがえられます。時間あたりに換算すると34,560,000の測深データとなります。

故にシリアルポートよりも高速なネットワークを使用してデータ収録を行う必要があるわけです。

以下のリストはHYSWEEPで使用できるドライバです。

Driver Description
Atlas Bomasweep Multiple transducer driver
Atlas Fansweep (Network) Multibeam driver using the network interface
Atlas Fansweep (Serial) Multibeam driver using the COM port interface
HYPACK® 8.9 Link to HYPACK® survey
HYPACK® Max Link to HYPACK® survey
KVH Gyrotrac Heading, pitch and roll driver
NMEA-0183 Gyro Gyro driver for NMEA HDT messages
Odom Echoscan II Multibeam driver
Odom Miniscan Multiple transducer driver
Reson Seabat 8101 Multibeam driver
Reson Seabat 81xx (Network) 8124, 8125 and newer 8101 multibeam driver using the network interface
Reson Seabat 81xx (Serial) 8124, 8125 and newer 8101 multibeam driver using the COM port interface
Reson Seabat 9001 Multibeam driver
Reson Seabat 9003 Multibeam driver
Seabeam SB1185 Multibeam driver
Seatex MRU6 Heave, pitch and roll driver
SG Brown 1000S Gyro Gyro driver
Simrad EM3000 Multibeam driver using the network interface
Simrad SM2000 Multibeam driver
TSS 335B Heave, pitch and roll driver
TSS DMS Heave, pitch and roll driver
TSS Pos/MV Heave, pitch and roll driver

SeaBat8125からネットワーク経由で出力されるデータをHYPACKMAX00.5aを使用して集録するための 手順を示します。

手順としては、次の4項目があります。

  1. SeaBat8125プロセッサーとHYPACKMAXパソコン間の接続。
  2. HYPACKMAXパソコンの「コントロール パネル」>「ネットワーク」設定。
  3. HYPACKMAXのHysweep Hardwareプログラムでの設定。
  4. SeaBat8125プロセッサーのメニュー設定。

これらの項目について次に示します。

1.SeaBat8125プロセッサーとHYPACKMAXパソコン間の接続

プロセッサー背面に有ります「10BASE-T」と「PORT 1」を次のように接続します。

1)「10BASE-T」とHYPACKMAXパソコンのネットワーク端子間をEthernetクロス ケーブル(RJ45コネクタ)で接続します。
2)「PORT 1」とHYPACKMAXパソコンのRS-232C COMポート(例:Com1)間を クロス(リバース)ケーブルで接続します。

図1.SeaBat8125プロセッサーの背面

2.HYPACKMAXパソコンの「コントロール パネル」>「ネットワーク」設定

ここでは、プロセッサーのBITE画面内に表示されています「Remote:」アドレスと 「Subnet:」マスクをHYPACKパソコンの「コントロール パネル」>「ネットワーク」 アイコンで設定します。

図2.SeaBat8125のBITE画面

図3.Windowsネットワーク画面

ご使用されていますネットワークカードのTCP/IPコンポーネントを選択しプロパティ ボタンを押すと図4のような画面が表示されます。

図4.TCP/IPのプロパティ画面

このTCP/IPのプロパティ画面でIPアドレスの指定を行ないます。(図2,4参照)

ここで、IPアドレスの指定を行なった後に画面にしたがって「OK」ボタンを 押していくとWindowsが再起動されます。

3.HYPACKMAXのHysweep Hardwareプログラムでの設定

Hysweep Hardwareプログラムにて、図5のようにRESON SeaBat 81xx(Network) ドライバの設定を行ないます。

図5.Hysweep Hardwareプログラムでの設定

1)「Equipment」タブ内で「Manufacture/Mode」リストからRESON SeaBat81xx(Network)を 選択してAdd→ボタンを押します。
2)「Installed」リスト内のRESON SeaBat81xx(Network)を選択した状態でSetup…ボタン を押すとRESON Setup画面が表示されます。
ここで、SeaBat8125がサイドスキャン・オプション付きでサイドスキャンデータを 集録する時には、「Side Scan Option」チェックボタンにチェックを付けて下さい。
また、「81xx Network Driver」項目では、SeaBatプロセッサー背面のPort 1と 接続されるパソコンのCOMポートを選択します。

これは、ネットワーク接続によってデータ集録するために必要な時間データをパソコン からプロセッサーに送信するためです。

3)「Connect」タブ内の「Enabled」チェックボタンにチェックを付けます。
そして「Network Connection」項目で、Portを1028に設定しInternet Addressには、 プロセッサーのBITE画面の「Local:」アドレスを設定します。(図2参照)

4.SeaBat8125プロセッサーのメニュー設定

ここではSeaBatのデータをネットワークで出力させるための設定とサイドスキャンデータ 出力のON/OFFについて示します。
これらの設定は、BITE画面内に有るメニューから行ないます。

データをネットワークで出力するために...(図6参照)

(ア)「MENU: Config」メニューの「Output:」項目をETHERNETに設定します。
(イ)同メニューの「UDP Base:」項目を1028に設定します。
(ウ)同メニューの「TimeBd:」項目を9600に設定します。

図6.BITE画面内の「MENU: Config」

サイドスキャンデータ出力のON/OFF...(図7参照)

「MENU: Modes」メニューの「Sidescan:」項目をRMSに設定します。
また、出力をOFFにする時には同項目をOFFに設定して下さい。

図7.BITE画面内の「MENU: Modes」

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