水中光学通信モデム「BLUECOMM」
特長
- 水中のビークルの制御やビデオストリーミングに利用可能
- 最大500 Mbpsのデータ通信速度
- 海底のイーサネットと互換性を持たせる通信
- 常駐AUVへの迅速かつ効率的な伝送
- 最大運用深度4,000m
仕様
BlueComm 100 | BlueComm 200 | BlueComm 5000 | |
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光源 | LED統合送受信機 | 双方向レーザー送信 | |
通信レンジ | 最大10m | 最大150m | 最大7m |
通信データレート | 1-5Mbps | 1-12.5Mbps | 最大500Mbps |
光パルス | カスタムピームパターン/波長 | フォーカスレーザーピーム | |
ROVからの送信干渉回避用 白色光発光 |
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運用環境 | 周辺光環境OK 最大通信レンジ未満 |
最大通信レンジ未満 | 高速通信が必要な環境下 |
PC通信 | イーサネット接続 | ||
オプション・ アクセサリ |
水中ネットワークカメラ | ||
同期用光源 | |||
水中ネットワークスイッチ | |||
外部バッテリーパック | |||
組み込み式音響測位・距離測定装置 | |||
データロガー |
ラインアップ
高速通信プラットフォームであるBlueCommは、イーサネット接続されるデバイスに対して、クライアント独自の海底ネットワークへプラグアンドプレイ接続が可能です。
これにより、既存のネットワークを容易に拡張し、データ通信速度を向上させて生産性を向上させることができます。
フレキシブルなシステムアーキテクチャにより、BlueCommはSonardyneの音響ナビゲーション、制御、監視デバイスと包括的に統合することができます。
そのほかに、Sonardyne社の音響通信は長距離(> 4 km)、低帯域幅のコマンドと制御を提供します。この機能により、データ記録などの機能を表面から離れたところで「オン」と「オフ」やステータス、QC情報を伝送することができます。
製品ラインナップ
(1) BlueComm 100
データを送信するためのエミッタは、高速変調が可能な高出力のLEDアレイを使用しています。受信アレイはフォトダイオードを使用しており、非常に浅く、強い周辺光環境を含むすべての照明条件で最高性能を実現します。レシーバとエミッタはともに耐水深4,000mで小さく5kg単位でパッケージ化されています。10mレンジで5Mbpsを実現するBlueComm100は、短距離で信頼性の高いソリューションです。
(2)BlueComm 200
BlueComm 200はROVへの長距離リモート通信に優れています。
エミッタは同じく高速変調が可能なLEDアレイを使用しますが、受光素子として光電子増倍管(PMT)を備えています。PMTは150mまでの通信範囲を可能にし、より敏感な受信能力が可能です。PMTは高い受信感度を持つため、エミッタによる自己干渉を防ぐために別個に収容されています。
(3)BlueComm 5000
BlueComm 5000は、2つの高速変調されたオフ周波数レーザーを使用して、同時双方向通信を実現します。この機器は、最高500Mbpsの転送速度でデータ転送性能のピーク時に最適化されています。BlueComm 5000は配備された海底ノードからの大量のデータ伝送やフィールド常駐AUVによる高速簡易データの収集・通信に優れています。