しゅう動部品を含む産業機械では、
異常状態の前兆として油中に特徴的な摩耗粉が放出されます。
この摩耗粉を捉えることで「メンテナンスタイミングの最適化」と「しゅう動部品の寿命を延ばす」ことが可能となり、
部品交換やオイル交換タイミングの最適化によって
トータルコストの削減となります。
油中粒子計測器
安定した長時間無人計測
(レーザー光遮蔽法、
脱泡装置、ポンプ内蔵)
耐ノイズ性と計測精度向上
(EMC対策品である
PLCを使用)
故障予知や状態監視に
応用できる計測システム
計測したオイルを、
戻しユニットで計測対象機器へ戻すことも可能
①実績のあるレーザー光遮蔽法 ②独自の脱泡装置 ③オイルポンプ内蔵 により、安定した長時間無人計測を可能にしました。
人による確認の手間やタイムラグを解消でき、最適な予知保全が可能となります。
・耐振動や石英セルの汚れに強い検出方法を採用
・コンパクトで効率の良い脱泡構造を用いることで、泡の影響を排除
EMC対策品であるPLCを用いることで、耐ノイズ性と計測精度を向上しました。
各設備や試験機などの近くでも安心して計測できます。
直感的に操作可能なソフトウェアをご用意しました。
本体とLANまたはネットワーク(別途用意)を介して操作できるソフトで、取得データ表示や回路内の動きが一目で確認できます。
着目したい粒子群を任意に選び、その放出挙動変化を追うことができます。
装置内に小型ポンプを搭載し、給油・排油を自動で実施します。
排油したオイルを、別売りの戻しユニットで計測対象機器へ戻すことも可能です。
その場合、オイルのリユースが可能となり無駄になりません。
光遮蔽法
半導体レーザー
最大出力:1mW
波長:655nm
PD(フォトダイオード)
5~150µm
約20ml
~2,400cSt 計測稼働温度 RT(室温)~60℃
AC100V 50/60KHz ±5%
(他電圧に関してはお問い合わせください)
高さ290(+脚15) × 幅285 × 奥行390 (mm)
約22kg
エンジン、ミッションなどの潤滑油の焼き付け防止にPI-1000を導入することで、摩耗紛を常時監視し、適切なタイミングで潤滑油を交換することが可能になります。
SDGsにも寄与できます。
洋上風力のギアボックスや発電装置などの潤滑油の摩耗紛を常時監視することで、抜き取り検査では分からなかった最適な潤滑油の交換タイミングを知ることが可能になります。
水門、ダム、発電設備など遠隔設備の潤滑油内の摩耗紛を監視することにより、設備の異常発生を点検前に把握することが可能になります。
製造現場、研究所、大学などの施設で利用される潤滑油内の監視をPI-1000で行うことで、自動で大きさごとに摩耗紛のデータを取ることが可能になります。
顕微鏡での抜き取り検査に比べてより手軽に正確なデータを入手できます。
通常の流れるオイルであれば問題なく計測できますが、グリスや高粘度のオイルは別途ヒーターやラインヒーターを付ける等の対応が必要となります。
5~150µmです。
鱗片状の摩耗粉は回転しながら一定の流速で流れるので、安定した計測が可能です。
可能ですが、混合液は避けた方がよいです。
3分30秒に1回です。
約25mℓです。
別売りオプションの「戻しオイルユニット」を使用することで可能です。
脱泡装置が内蔵されており、泡を自動で除去してから検出器で測定しますので問題ありません。
別途費用がかかりますが、1か月のレンタルが可能です。お問い合わせください。
別売りの専用洗浄オイルを配管内に通すことで可能です。
可能です。担当営業にお問い合わせください。