第28号

特集
EVを支えるキーマテリアル

2019.07発行

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特集記事

第28号 EVを支えるキーマテリアル 紹介

自動車業界は、「コネクテッド」「自動運転」「シェアリング」「電動化」といった技術革新やサービス形態の変化が非常に大きなインパクトとなり、100年に一度の変革期を迎えています。
「電動化」では、電気自動車(EV)シフトが加速していますが、その中心となるデバイスとしてバッテリーとモータが挙げられます。
バッテリーは、安全性の向上と超急速充電への対応を目指した全固体電池を実用化する取り組みが進められています。そして全固体電池のキーマテリアルである固体電解質について、近年ブレークスルーとも言える技術革新がなされ実用化を後押ししています。他方、モータのキーマテリアルは永久磁石材料です。磁石は我々に馴染み深いものですが、実はその磁化過程、磁化を保持する内部機構などで、まだ不明な事象が多く研究が進められています。
本号ではこれらEVシフトを支えるキーマテリアルについて、最新の開発状況と新規評価技術、ならびにEVの充電規格について最新動向をご紹介します。

監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部 部長

吹田 尚久

1998年入社。大阪支店で物理および電気化学営業に従事、茨城営業所(当時)を経て2015年より理化学計測部にて国内および中国市場を開拓中。