特集 02
2016.07発行
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日本でも環境意識が高まる中、今後の高齢化社会への移行と患者数の増加も相俟って医療施設での廃棄物処理は、大きな問題となり始めています。特に、感染性廃棄物(特別管理産業廃棄物)の外部委託処理費用は非常に割高なため、そのコスト削減が大きな課題となります。特集1にて紹介するアイバック社の感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」で、感染性廃棄物を滅菌することによって一般産業廃棄物の扱いに変更することができます。特集2および3に関しては、病院内でのデジタル技術が進み、画像データの二次利用が可能となった事例です。特集2は、整形外科で行う置換術をコンピュータ上でシミュレーションすることが可能なソフトウェアです。今まではフィルムを使用して置換術のプランニングを行っていましたが、デジタルデータの普及により、より正確にプランニングを行うことが可能となりました。特集3は、CT画像より3D画像を創り出し、がん治療の最先端であるablation(アブレーション)のシミュレーションを可能とした「Myrian Software」を紹介いたします。このソフトウェアを使用することにより、関心領域(腫瘍、血管、骨)を可視化し、3D画面上で正確に針軌道をシミュレーションすることができるようになりました。