第17号

特集
海を“はかる”

2015.07発行

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特集記事

第17号 海を“はかる” 紹介

地球温暖化、異常気象、エルニーニョ、海底資源、熱水鉱床、レアメタル、レアアース、メタンハイドレート、海底火山、海底地震、津波、EEZ(排他的経済水域)等々。 これらは皆様が日頃テレビや雑誌などで聞いたり、目にしている海洋に関係する用語ですが、全て計測データに裏付けられています。どうやって測る(計る)のか、見つけるのか、そして予知するのか、本号では今までとは少し趣向を変えて、その道のスペシャリスト3名の先生方に解き明かしていただくことにしました。
特集1の山形俊男先生は、世界の気候変動現象の研究の礎を築かれた方で、1980年代初頭には世界に先駆けてエルニーニョ現象を解き明かされました。今や異常気象は先生抜きでは語ることはできません。特集2の水中ロボットのスペシャリストである吉田 弘先生は、海洋研究開発機構に入所以来、 Made in Japanの計6機の無人探査機を世に送り出してこられました。特集3の横瀬久芳先生は、海底資源のスペシャリストで、「ジパングの海」の著者でもあり、NHKスペシャルでも放映され話題になった時の人です。
東陽テクニカの海洋計測の歴史は古く、1970年代初頭に遡ります。この間当社の機器は、多くの自然災害・復興、大規模プロジェクトで活躍してきました。今後も海外の優れた海洋計測機器を経験に裏付けされた計測・調査およびサポート技術と共に皆様へご提供し、海洋・気象研究や海洋開発、さらには災害復興、海上保安・防衛業務に貢献すべく邁進してまいります。

監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 海洋計測部 執行役員 部長

半谷 和祐

高エネルギー物理学や自動車、半導体、電源など、異種分野の計測器営業を経て1986年より海洋機器を担当し、現在は海洋計測部を統括。