第6号

特集
中を診る

2012.9発行

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特集記事

第6号 中を診る 紹介

東陽テクニカルマガジンもおかげ様で今回6号の発行を迎えることができました。第5号の“可視化”に続き、本号では“中を診る” をテーマとして取り上げました。今まで外からしか見ることができなかった物に対し、新しい技術のアプローチにより“中を診る”ことができるようになりました。今回は東陽テクニカが扱っている様々な技術から”中を診る“3つの技術をご紹介します。
まずは、医用分野において 病気の発見のために“身体の中を診る”にはどのような技術が使用されているかを、乳がんの画像診断を通して説明します。次に音を媒体として“水の中を診る”ための水中音響計測技術を水の中に存在する物体を通して説明します。水上から肉眼で見ることができない水中の物体も新技術を使用することによりモノクロ写真のように写しだすことが可能になります。最後に“ソフトウエアの中を診る”ことを試みてみましょう。現在は我々の生活のいたるところにソフトウエアは使用されていますが、その安全を担保するためには何が必要でしょうか?安全を担保するために重要視されるものの1つとしてトレーサビリティがあります。このトレーサビリティをパラメータとしてソフトウエアの中を診ることが可能となりました。このように東陽テクニカの技術は様々な分野で貢献していることがお分かりいただけると思います。

監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 画像システム部 執行役員 部長

中村 達司

1981年東陽テクニカに入社後、画像、メディカル分野の営業に従事する。また、(社)日本画像医療システム工業会の主査として日本医用画像分野においてのモニタガイドラインの作成に貢献する。