特集 01
2012.3発行
ログイン・新規会員登録して電波を有効に活用する、そのために快適に利用できる電波環境を構築する、こういった電波に関わるシステムや製品の性能評価や環境作りにおいて、東陽テクニカは最先端のテクノロジーで貢献しています。
多くの電機・電子製品は、アナログからデジタルへの技術移行、小型化するための電子部品の高密度実装、有線から無線(ワイヤレス)化に伴い高速データ通信を可能とする利用周波数の拡張や高周波化などが急速に進んでいます。例えば、自動車はETC、GPS、路車間通信、衝突防止レーダーなど様々な電波を利用し、HV・EV車は電機・電子機器と化しています。スマートフォンに代表される無線端末やディバイスは新たな通信方式の採用と共に送受信性能の評価方法も大きく変わらざるを得ません。一方では、これらの技術革新の副産物として、今までにない複雑な不要電磁波を発生させることとなり、電波環境を守るために国際規模でEMC(電磁両立性)の新たな規格作りが進められ、各国で規制が強化されています。
本号では、無線ディバイスの送受信能力評価、電子機器が意図せずに発生させてしまう電磁波の計測、人工衛星を使った通信や観測分野において、より迅速に精度高く電波を捕えて評価する東陽テクニカ最新ソリューションの一部をご紹介致します。