第32号

特集
脱炭素社会を創る“はかる”技術

2021.12発行

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特集記事

  • 脱炭素社会の推進に貢献―東陽テクニカのSDGsの取り組み

第32号 脱炭素社会を創る“はかる”技術 紹介

「脱炭素」という言葉を見ない日はない、と言っても過言ではありません。地球温暖化は世界的な問題であり、早急に対策すべき“待ったなし”の状況です。日本は2050年に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを宣言しました。しかし脱炭素社会を実現するのは並大抵なことではなく、温室効果ガス排出の多くを占めている輸送部門や発電部門においても飛躍的な技術革新が必須となります。例えば、自動車電動化の推進や、太陽光・洋上風力発電などの再生可能エネルギーによる発電量の増大が必要で、官民一体となった取り組みが進められています。

本号では、徐々に一般普及し始めている電気自動車(EV)のコアとなる蓄電池で、EV拡販のキーデバイスとなる全固体電池、そしてリチウムイオン電池以上のエネルギー容量を持つとして期待されているリチウム硫黄電池の最新状況をご紹介します。また、そのフレキシビリティによってさまざまな用途での活用が期待されている次世代太陽電池のペロブスカイト太陽電池の最新動向と、今後の成長が期待される洋上風力発電事業の最先端の取り組みについてもご紹介します。これら脱炭素社会の創出に欠かせない技術開発に、東陽テクニカの“はかる”技術が少なからず寄与しています。当社のSDGs活動と併せて、少しでも“はかる”技術を身近に感じていただければ幸いに存じます。これからも東陽テクニカは、日本の産業の発展、脱炭素社会の実現に向けて一層貢献してまいります。

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監修者紹介

株式会社東陽テクニカ 理化学計測部 統括部長

吹田 尚久

1998年入社。大阪支店で物理および電気化学営業に従事、茨城営業所(当時)を経て2015年より理化学計測部にて国内および中国市場を開拓中。