物性評価ソリューションマガジン Vol.06
・LUCID シリーズ ~12GHz アナログ信号発生器(SG)のご紹介
・東陽テクニカの技術セミナー事情
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
春を過ぎ過ごしやすい日々になるかと思いきや、寒い日と暖かい日が入り混じっていて体調管理が難しい今日この頃ですね。みなさま風邪などひかないようどうぞお気をつけください。
今月は、2020 年、令和 2 年、2 月とやたらと 2 が付くな、と思い色々と調べてみたところ、2 月 22 日は各鉄道会社から記念切符が発売されるそうです。また、猫の日でもあるそうです。(に(2)ゃん、に(2)ゃん、に(2)ゃんが由来だとか‥)
さて、今月号は、新製品の LUCID シリーズ ~12GHz アナログ信号発生器のご紹介と、東陽テクニカの技術セミナー事情をご紹介いたします。
1.LUCID シリーズ ~12GHz アナログ信号発生器(SG)のご紹介
材料物性や物理分野において、RF デバイス試験などのマイクロ波帯域の信号を必要とするアプリケーションにとって SG(Signal Generator)は不可欠なツールです。
従来の SG は 1ch 機器が主流で、マルチチャネル、マルチトーンを要求される場面では、複数の機器接続による構成を余儀なくされ、コストやスペースを圧迫していました。
新製品 LUCID シリーズは、低コスト 1ch 出力の卓上デスクトップタイプはもとより、ベンチトップタイプで最大 4ch、ラックマウントタイプでは最大 16ch の独立、または位相コヒーレント RF 信号を出力します。計測システムの構築において、コストとスペース両方の節約に貢献します。
また 1ch 出力の卓上デスクトップタイプは、Wi-Fi ルータのような縦置き卓上型ながら出力、周波数を可変でき、下記の機能も持ったハイコストパフォーマンスモデルです。
LUCID シリーズの主な特長
- 必要な周波数帯域に応じた 3 モデル(~3GHz、~6GHz、~12GHz)
- 1筐体でマルチチャネルの信号生成が可能で、コストとスペース両方の節約に貢献
- 100MHz で-145dBc/Hz、1GHz で-132dBc/Hz の SSB 位相雑音特性を持つ高品質の信号を生成
- パルス変調をはじめ、AM、FM、PM、周波数/振幅掃引(スイープ)などの変調スキームに対応
- 100 マイクロ秒未満のスイッチング時間による高速スループットで、計測時間を短縮
今後 SG の導入計画がおありの方は、ぜひ LUCID シリーズをご検討ください。
2.東陽テクニカの技術セミナー事情
東陽テクニカでは様々な技術セミナーを行っています。
最近の理化学計測の分野では、半導体、強誘電体、磁性材料、電気化学関連など幅広いテーマのセミナーで著名な先生方をお招きし、ご講演いただいています。主な開催場所は東京都中央区にある東陽テクニカ八重洲本社、または首都高を挟み隣接する東陽テクニカ TI センターです。ごちらも東京駅日本橋口から徒歩約 5 分の場所にあり、大変便利な立地も好評いただいています。
セミナーは半日以上の日程になることが多く、休憩中は弊社で提供させていただいているソフトドリンクやお菓子を手に、展示されている関連装置の前で議論する姿があちらこちらで見られます。 また、交通の便が良いこともあり、学会や研究会が主催する講演会や勉強会なども弊社セミナー会場で行われています。
さらに、東陽テクニカではお客様の元へ出向いて行う出張セミナーも開催しています。代表的なものは「低温計測技術セミナー」です。開催時間は約 2~3 時間で 磁気・低温計測器メーカーの Lake Shore 社のノウハウを基に、低温センサーの選択や取付け方などを、実例を交えて丁寧にレクチャーします。
10 名程度の参加者様と会場(会議室や教室など)をご用意していただければ基本的にエリアを問うことなく、申込みを承っております。
開催を希望の方は【お問い合わせフォーム】よりご連絡ください。これまで多くの大学、研究機関、企業などでの開催実績があり、研究室の新入生向けとして、また企業の新人研修として、活用いただいています。
3.おわりに
今回は、イスラエル Tabor 社の新製品 LUCID シリーズを紹介させていただきました。
Tabor 社は創業約 50 年を迎え、長年に渡り蓄積された技術力と実績は高く評価されており、欧米の大手計測機器メーカーへの OEM 供給製造元でもあります。
理化学計測部が総代理店契約を結ぶメーカーは Tabor 社を含め世界各国、20 社以上に渡ります。
物性評価ソリューション分野における、数多くのパートナーシップがあるからこそ、みなさまに最適なソリューションをご提案できると自負しております!
それではまた来月号でお会いしましょう
- お問い合わせフォーム
- 理化学計測部メールマガジン
バックナンバー一覧