電気化学測定装置 充放電装置 インピーダンスセミナー 講習会 SOCとは

東陽テクニカでは、ポテンショスタット、充放電装置などの各種電気化学計測装置を
取り揃えております。
また、自社開発も積極的に行っており、高周波インピーダンス測定システム、
3Dインピーダンス解析ソフトウェア等のオリジナル開発品により、最先端の電気化学計測ソリューションをご提案しております。
リチウムイオン電池、次世代電池などのエネルギーデバイス、腐食、めっき、バイオセンサー、
半導体など幅広いアプリケーションにおける電気化学測定をサポートしています。

株式会社東陽テクニカ
脱炭素・エネルギー計測部
phone03-3245-1103
Mail:keisoku[at]toyo.co.jp

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ポテンショ/ガルバノスタット

ポテンショスタットは、スタンダードモデル、アドバンスドモデルから目的に応じて選択し、電流ブースター、微小電流、アナログランプジェネレータ等の各種オプションと組み合わせ可能です。また、一部のモデルではバイポテンショスタットへの拡張も可能で、回転リングディスク電極装置と組み合わせ、触媒評価のアプリケーションにもご使用いただけます。装置に付属する、EC-LABソフトウェアの機能は豊富で、エネルギーデバイス、腐食、酸化還元測定、センサー等、アプリケーションに応じて80種類以上の測定テクニックから選択して使用することができます。

マルチポテンショ/ガルバノスタット

電源、通信ユニットが内蔵されたシャシー(スタンダードモデル、アドバンスドモデルで異なります)に最大16チャンネルまでのポテンショ/ガルバノスタットボードの増設および電流ブースター、微小電流、アナログランプジェネレータ等の各種オプションを組み合わせ、仕様を拡張することができます。各ボードは、EC-LABソフトウェアから制御を行います。全チャンネルの同条件・同時測定の他、チャンネル毎に測定条件を変えて測定を行う事も可能です。

高周波インピーダンス測定システム

近年、各国の環境規制により電気自動車(EV)への注目が高まっており、高性能で安全な全固体電池をEVに搭載するための研究開発が活発におこなわれています。全固体電池の性能を改善するためには、固体電解質の粒内抵抗、粒界抵抗を1MHzを超える高周波数でインピーダンス測定を行う必要があります。また、研究開発の現場では安定な温度制御もしており、当社では最大100MHzに対応したシステムを開発(特許取得)いたしました。

走査型電気化学測定システム

走査型電気化学測定システムは、微小プローブ(10μm~500μm径)およびXYZ ポジショナを使用し、サンプル表面をスキャンすることで微小領域における電気化学測定ができます。測定テクニックはSECM、SVET、SKP、LEIS、SDC等、目的とするパラメータに応じて選択でき、全てのテクニックを1つの筐体に組み組むことができます。電池、燃料電池、太陽電池、腐食・防食、センサ、バイオ化学など、あらゆるアプリケーションの微小領域の電気化学測定に利用されています。

充放電装置

リチウムイオン電池に代表されるエネルギーデバイスの充放電サイクル試験を行うにあたり、充放電装置は研究に欠かせない計測器です。当社取り扱いの充放電装置は高確度、高精度、ワイド電流レンジに対応しており、精密充放電(HPC)等の最新技術が搭載された充放電測定ソリューションをご提案することができます。

自己放電測定システム

リチウムイオン電池の特性の1つである自己放電特性は、これまで電池の開回路電圧を長期間にわたり測定するしか評価手段がありませんでした。測定自体は単純ですが、結果を得るためには数ヶ月単位の時間を要するため、試験効率や製造コストの足かせになっていました。本ソリューションによって短時間での自己放電特性を評価することができます。

電解液DTAシステム

リチウムイオン電池で使用される電解液は、充放電中に正-負極間のリチウムイオンの移動・受け渡しの重要な役割を担っています。当システムでは、電池セルと基準セルの温度差を測定することで、電池内電解液の熱特性変化を測定することで組成解析、電解液消費量についての定量的な情報が得ることができます。また測定サンプルはコインセル、ラミネートセル、円筒セルのまま非破壊で測定することができます。

電気化学ソフトウェア

電気化学測定装置で取得したインピーダンスデータは、業界標準のZView等価回路解析ソフトウェアで解析を行うことができます。ZViewでは複素非線形最小二乗法(CNLS)による高度な等価回路フィッティングができ、ワールブルグインピーダンスのような非線形要素も定量的に解析できます。また、緩和時間分布(Distribution of Relaxation Times : DRT)解析 、3Dインピーダンス、自動フィッティング等の各種オプションソフトウェアとZViewを組み合わせて使用することができます。

電気化学測定 関連治具と装置

電気化学測定装置と組み合わせて使用する治具や装置もご提案する事が可能です。
当社独自のノウハウを設計に活かした高周波対応電池ホルダ、回転電極装置、回転リングディスク電極装置、電気化学水晶振動子測定(EQCM)、腐食測定用専用セルなど、電気化学測定システムとしてのご提案が可能と言う強みを持っています。

セレクションガイド

Bio-Logic社 シングルチャンネル デュアルチャンネル(SP-150e、SP-300 オプション対応)

モデル スタンダード アドバンスド
型番 SP-50e SP-50ez SP-150e HCP-803 HCP-1005 SP-200 SP-240 SP-300
最大チャンネル数 1 1 2 1 1 1 1 2
制御電圧 ±10 V ±10 V or 0 ~ 20 V
(20 V幅で可変)
±3 V 0.6 V~5 V ±10 V -3 V ~ +10 V ±10 V
制御電流 ±1 A ±80 A ±100 A ±500 mA ±4 A ±500 mA
電流レンジ 10 µA~1 A 10 µA~
1 A, 80 A
10 µA~
1 A, 100 A
10 nA~
1 A
10 nA~
1 A, 4 A
10 nA~
1 A
インピーダンス測定 10 µHz~1 MHz 10 µHz~10 kHz 10 µHz ~ 7 MHz
インピーダンスの品質評価 ○( ~ 10 kHz) ○( ~ 100 kHz)
微小電流
オプション
○( 1 pA ~ 1 A)
ブースター
オプション
80 A
標準搭載
100 A
標準搭載
4 A
標準搭載
アナログランプジェネレータ
オプション

※シングル及びバイポテンショ/ガルバノスタットは、持ち運びにも便利な軽量・コンパクトな電気化学測定装置です。仕様はスタンダードとアドバンスドに大別され、豊富なオプションで目的に応じてカスタマイズすることができます。標準で付属する制御・解析用ソフトウェアEC-Lab®は全モデルに共通で、エネルギーデバイス、腐食、センサーなど、アプリケーションに応じて80種類以上の測定テクニックが標準で使用できます。

Bio-Logic社 マルチチャンネル

モデル スタンダード アドバンスド
型番 VSP VSP-3e VMP-3e VSP-300 VMP-300
特徴 複数のセルを同時/独立に試験可能
最大チャンネル数 5 8 16 6 16
制御電圧 ±10 V or 0 ~ 20 V (20 V幅で可変) ±10 V
(20 V幅で可変)
制御電流 ±400 mA ±1 A ±500 mA
電流レンジ 10 µA ~ 1 A 10 nA ~ 1 A
インピーダンス測定 10 µHz ~ 1 MHz 10 µHz ~ 7 MHz
インピーダンスの
品質評価
○( ~ 10 kHz) ○( ~ 100 kHz)
微小電流オプション ○( 1 pA ~ 1 A)
ブースターオプション
アナログランプ
ジェネレータオプション

※マルチチャンネルポテンショ/ガルバノスタットは、1台で複数のセルを同時かつ独立に試験可能な電気化学測定装置です。仕様はスタンダードとアドバンスドに大別され、豊富なオプションで目的に応じてカスタマイズすることができます。標準で付属する制御・解析用ソフトウェアEC-Lab®は全モデルに共通で、エネルギーデバイス、腐食、センサーなど、アプリケーションに応じて80種類以上の測定テクニックが標準で使用できます。

充放電システム

メーカー Bio-Logic Scribner NOVONIX
型番 BCS-805 BCS-810 BCS-815 580 585 UHPC- 2A UHPC-10A UHPC-20A
特徴 標準でサイクリックボルタンメトリー測定可 正極・負極の
電圧同時モニター
超高精度クーロメトリー
チャンネル数 8 8 8 8 8 8 8 4
セル接続(端子) 4 4 4 5 6 4 4 4
制御電圧 0Ⅴ~
+10V
0Ⅴ~
+10V
0Ⅴ~
+ 9V
-2V~
+10V
-4V~
+ 6V
0V~+ 5V 0V~+ 5V 0V~+ 5V
制御電流 ±150mA ±1.5A ±15A ±1A ±5A ±2A ±10A ±20A
電流レンジ 10µA~100mA 100µA~1A 1mA~10A 10µA~1A 50µA~5A 200µA~2A 100µA~10A 2A,20A
サイクリックボルタンメトリー
インピーダンス測定
(オプション)
10mHz~10kHz 1Hz~1kHz(任意の2点)
並列接続 ○ (最大−120A) ○ (最大−20A)

※エネルギーデバイスの充放電サイクル試験を行うにあたり充放電装置は研究に欠かせない計測器です。リチウムイオン電池以外にもアニオン電池、金属- 空気二次電池、キャパシタなど様々なエネルギーデバイスの研究開発が盛んにおこなわれています。当社取り扱いの充放電装置は、目的に応じた最適な装置をご提案することができます。

お役立ち情報/コラム

電気化学に関する基礎知識や
実用的なノウハウまで幅広くご紹介

電気化学測定ラボ

早稲田大学 逢坂 哲彌氏
蓄電デバイスとしてのLIB(Lithium Ion Battery)と日本の現状

逢坂先生

国立大学法人東京科学大学 菅野 了次氏
全固体電池研究の最前線

菅野先生

【測定のコツが知りたい電気化学分析】個別相談室

本相談室では、初めて電気化学分析を行われる皆様を対象に、
「測定には何をどれだけ揃えれば良いのか?」
「作用電極のメンテナンスはどうしたら良いのか?」
「有機溶媒のCV測定は難しい?」
数え始めるときりのないこれらの疑問点やお悩み事をうかがったうえで、その測定に必要な測定機器と電極などをご紹介し測定に至るまでのご相談を承ります。

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