FAQ

電気化学測定

バッテリー

ID.

Q. 電池評価における交流インピーダンス法とはどのような測定手法の事ですか?

A.


電池評価における交流インピーダンス法は非破壊で正極・負極・電解液の各抵抗成分を測定/解析する手法として用いられます。
インピーダンスは交流信号に対する電気の流れにくさを表し、測定対象により周波数毎の流れにくさ(インピーダンス)が変わります。
電池の正極および負極は、主に電気二重層としての容量成分、電荷移動抵抗の抵抗成分で表され、電解液は直列の抵抗成分として表されます。
直流(低周波)では、コンデンサー(容量成分)に対して充電が完了すると反応が進まなくなるため、電流を流すことができません(インピーダンスが無限大)。
交流では電流の向きが変わるためコンデンサーに対し通電することが可能となり、高周波になるほどインピーダンスが低くなります。
正極/負極の周波数応答の違いを利用して各抵抗成分を分離して解析できるため、電池研究では広く利用されています。
インピーダンス測定原理の詳細は「電気化学インピーダンス測定の原理」をご覧ください。

東陽テクニカでは電池評価で交流インピーダンス法を行える
Bio-Logic製 FRA内蔵ポテンショ/ガルバノスタットを取り扱っています。
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ポテンショ/ガルバノスタット製品一覧

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