FAQ
燃料電池
燃料電池評価
ID.
Q. 長時間連続運転するには
A.
発電状態が安定しているとすれば、一番問題になるのは加湿器の連続運転時間です。バブラー式加湿器の場合、加湿器中の水はガスの加湿に使用され、徐々に減っていきますので、やがてガス流量と水量のバランスが崩れて加湿精度が低下します。また、昇温しているときに水が無くなると“空焚き”になってしまい危険です。
よって加湿器内の水を補給する必要がありますが、運転中に加湿器を開いて給水するのは燃料となる水素ガスが漏れ出して大変危険です。
そこで水が減った分を自動的に給水する機構を組込むのがベストとなります。自動給水機構の組み込みは、長時間の連続運転を可能にするだけでなく、最適な水量を保ち続けるというメリットもあります。
但し、給水時に加湿器内の水温や圧力などの条件に影響を与えない工夫をしなければ、定期的な給水で水温が変わり露点が変化することで発電が乱れるなどといった現象が起きたりします。
尚、自動給水機構を組み込んだ場合、排気中の水分の除去器からの排水も自動化または全排出にする必要があります。