磁気測定機器 - 磁気フィールドスキャニング装置「MHLS」
3軸ホールセンサを横一列に並べたMHLS(ホールラインセンサー)によって磁気製品表面をスキャニングすることにより、表面磁気分布を可視化することができます。高速測定(最大200回/sec)、大面積サンプルの測定に適しています
株式会社東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
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特長
特別に開発された回路基板上に非常に小さい3軸ホールセンサを正確に横一列に配置することにより、対象物の表面磁場の強さとベクトルをスキャニング測定することが可能になりました。センサは2.5mm間隔に並べられ、高速測定(高サンプリングレート)が可能になるように設計されています。
電気モータや大型磁石の品質管理のためのインラインテスト及び開発システムにこのMHLSを組み込むことが可能で、生産プロセス中の磁気コンポーネントのリアルタイム測定が可能となります。
測定事例(イメージ)
仕様
仕様数値 | |
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3軸ホールセンサ数 | 32個(77.5mm長)、64個(157.5mm長)、96個(237.5mm長)、128個(317.5mm長) 各センサは磁場校正・温度補償対応 センサ間隔:2.5mm(典型値)、表面からセンサまでの最小距離:0.6mm(Z軸センサ、典型値) |
サンプリング速度 | 最大200サンプル/sec(USB, UART(RS422)) |
測定レンジ(固定) | ±800mT(標準) ±100mT~±2Tの範囲で変更可能 |
測定精度 | 0.5%(±800mTモデル) |
トリガー入出力 | 対応 |