磁気フィールド イメージングシステム「CMOS-MagView」
CMOS-MagViewは、MO Sensor領域内の磁気フィールドを二次元的に可視化することが出来ます。 LED光源、カメラ、MO Sensor(磁気光学センサー)が一体となったシステムでセンサー部に測定試料を載せるだけで瞬時に測定することが可能です。
株式会社東陽テクニカ 脱炭素・エネルギー計測部
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特長
アプリケーション例
瞬時に磁石全体の磁場分布を測定できます。割れ、欠け、材料分布の不均一を確認できます。
反転磁場を与えて適度に消磁すればセンサーを飽和させてしまうほどの強力な磁石でも磁場分布を観察でき品質管理上の問題点を評価できます。
フラットに研磨された溶接部でも磁場分布を観察すれば接合部の様子を詳細に確認できます。
外部磁場の強度により磁区が変化してゆく過程をリアルタイムに観察できます。
磁気インクの品質を画像化して評価することができます。
磁気式ロータリーエンコーダーの磁気状態が正常であるかを一目で評価することができます。
測定方法と測定事例
測定方法
CMOS-MagViewのセンサー部にサンプルを設置するだけで簡単に測定可能です。
カラースケールやグレースケールで磁気強度の分布がイメージ化されます。
(3D表示も可能。)
カラースケールモード
グレースケールモード
3Dモード
測定事例
NdFeBリング磁石の磁気均一性評価
均一に着磁されている場合
着磁ムラが発生している場合
※暗部分が着磁不良箇所
均一に着磁された磁石を消磁した場合
ラバー磁石の着磁評価(カラースケールモード)
動画
ソフトウェア画面
①磁気フィールドイメージ表示画面
②位置情報vs磁気特性のグラフ表示
※イメージ表示画面中で選択したエリア(黄色点線枠)の情報が表示されます。
③グラフ表示中で選択したポイントの詳細
情報を表示。ピーク解析も可能
製品について
CMOS-MagViewは、MO Sensor領域内の磁気フィールドを二次元的に可視化することが出来ます。
LED光源、カメラ、MO Sensor(磁気光学センサー)が一体となったシステムでセンサー部に測定
試料を載せるだけで瞬時に測定することが可能です。
測定対象例
- リニアエンコーダ、ロータリーエンコーダ
- 形状記憶合金
- 2極/多極永久磁石
- 音楽テープ
- ボンド磁性材料
- 合金鋼
- 磁気インク
- 磁気ストラップカード
- 電流回路
ラインナップ
センサータイプ | ||||
---|---|---|---|---|
A | B | C | D | |
CMOS-MagView(標準タイプ) | 150 × 65 × 230mm(L×W×H) | |||
センサーサイズ | 20.5 mm × 15.5 mm | |||
サンプル測定領域 | 19 mm × 14 mm | |||
測定レンジ | ± 2 mT | ± 65 mT | ± 125 mT | ± 6 mT |
空間分解能 | 25 µm(15 µmモデルもございます) | |||
校正 | ○ or × |
センサータイプ | ||||
---|---|---|---|---|
A | B | C | D | |
CMOS-MagView(標準タイプ) | 150 × 140 × 275mm(L×W×H) | ━ | ||
センサーサイズ | 60 mm × 45 mm | |||
サンプル測定領域 | 58.5 mm × 43.5 mm | |||
測定レンジ | ± 2 mT | ± 65 mT | ± 125 mT | |
空間分解能 | 70または60 µm(30 µmモデルもございます) | |||
校正 | ○ or × |
仕様
MO Sensor | 測定レンジ |
---|---|
Aタイプ | ± 2mT |
Bタイプ | ± 65mT |
Cタイプ | ± 125mT |
Dタイプ | ± 6mT (7.5 mTのバイアス有) |
光源:単色LED(約590nm)直線偏光
使用可能温度範囲:+10℃~+50℃
推奨動作温度:+15℃~+30℃
インターフェース:USB2.0
電源:100-240V,50-60Hz,12V,3A DC
重量:2 kg
基本構成
- システム本体
- 制御・解析ソフトウェア
※別途、PCが必要となります。