GB/T DCアナライザ / シミュレータ
comemsoのGB/T DCアナライザ/シミュレータは、中国における電気自動車の急速充電の標準規格であるGB/T27930-2011/2015に対応したアナライザ/シミュレータです。EV充電における様々な問題の解析、テストが可能でEVの充電機構やEV充電器の開発、設置、メンテナンスに利用できます。以下の3つのモードで使用できます。
- GB/T DC充電器とEVの間に入ってモニタ・解析(Man in the Middle)
- GB/T DC充電器のテスト用として(EVシミュレーション)
- GB/T DC 対応EVの充電機構のテスト用として(充電器シミュレーション)
株式会社東陽テクニカ eモビリティ計測部
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特長
GB/T規格に基づく通信の解析
- GB/T 27930-2011およびGB/T 27930-2015に対応した解析
- DC充電回路および補助電源回路と同期して制御通信の解析が可能
- CAN物理層の品質解析
- 接続確認
- プロトコル解析(通信、信号のタイミングやシーケンスなど)
DC充電回路の解析
- 750V/250Aまでのコネクタを準備可能
- 本体は最大1000V/350Aまでの測定に対応可能
その他の特徴
- Vector CANoe用のパネルで、使いやすいGUIに
(SAE J1939-21 CAN transport protocolオプションが別途必要) - スーツケースタイプとラックマウントタイプ
スーツケースタイプは屋外利用ができる堅牢な筐体-IP67準拠 - 供給電源は100V~230Vに対応 -各国で使用可能
機能
GB/T DC充電器とEVの間に入って充電プロセスをモニタ・解析
(Man in the Middle)
このモードはGB/T DC充電器とEVの間に入って解析するため、EVの充電機構やGB/T DC充電器の開発者のみならず、充電器設置時や出荷時の品質確認、メンテナンス時のトラブルシューティングツールとしてなど、幅広い用途でお使いいただけます。
EVの充電機構のテスト用として(GB/T DC充電器シミュレーション)
このモードはGB/T DC充電器のシミュレーションを行い、EVの充電機構の試験を実施するモードです。主にEVの充電機構の開発者様向けのモードです。
GB/T DC充電器のテスト用として(EVシミュレーション)
このモードはEVのシミュレーションを行い、GB/T DC充電器の試験を実施するモードです。主にGB/T DC充電器の開発者様向けですが、出荷検査や設置時の品質確認、メンテナンス時の動作確認などにもご利用いただけます。
オプション
Fault Injectionオプション for EV/Charger
【機能】- 各充電ステートにおける遅延、タイムアウト動作
- 特定のCANメッセージの設定を無視
- CANメッセージの送信周期変更、データロス
プロフェッショナルシミュレーションオプション for EV/Charger
【機能】- CANメッセージの書き換え
(最大電圧/電流、現在出力電圧/電流、残り充電時間など) - 溶着エラー、CANストップ
システム構築
お客様のご用途、試験要件に合わせてシステム構築が可能です。
概ね以下の要領で構築していきます。
①スーツケースタイプ or ラックマウントタイプ
スーツケース :屋外利用向きで、~15kW程度まで。フィールドサポートなどのご用途に。ラックマウント:研究開発などのラボユース向け。大容量にも対応可能。
②各種オプション
Fault Injection、プロフェッショナルシミュレーションなどの機能オプション(ソフトウェアオプション)を必要に応じて選択いただきます。③必要な電力
試験に必要な電力(kW)により、必要な電源・電子負荷と組み合わせてご提案いたします。充電器シミュレーション:直流電源(または双方向直流電源)にてご提案
EVシミュレーション:直流電源+直流電子負荷(または双方向直流電源)にてご提案