FAMOS技術サポート

OROS社FFT用インポートフィルター

概要

OROS社のFFTで保存したバイナリ-ファイルをFAMOSで読み込むためのインポートフィルターです。
OROS社のFFTは信号解析したファイルの拡張子は<*.AE2>、時間系列信号のファイルの拡張子は<*.WAV>です。

OROSのファイルフォーマットはバージョン4以上に対応しております。

ダウンロード

ファイルはLZH形式で圧縮してあります。
圧縮ファイル内には、フィルターファイルの他にサンプルファイルも収録されています。

(周波数データ)  AE2ファイルのDOWNLOAD
(時系列データ)  WAVファイルのDOWNLOAD

FAMOSのソフトウェアバージョンが3.2 rev6 の場合、以下のファイルを更新してください
これらのファイルは、デフォルトでは"c:/imc/BIN"内に存在します。

アップデートファイルのDOWNLOAD

使用上の注意

OROSのAE2ファイルは数値データをdBで記録しています。
インポートフィルタはこのdB値をそのまま表示しています。

リニア表示が必要な場合、以下のコマンドで変換してください。

Result = idB( Data)

トラッキングデータを読み込んだ場合、データのX軸はインデックスとなります。
回転数情報は他の変数に読み込まれていますので、XY波形として表示すると回転数-データの散布図を表示することができます。
また、測定時の時間も他の変数に読み込まれますので、時間-データの散布図を表示することも可能です。

信号処理例

次の図はOROSでトラッキング解析した結果です。右図には各測定がわかるように拡大した図です。

信号全体図

拡大図

図を見てわかるように、トラッキング解析では回転数の上昇のさせ方に依存して各回転数間隔が不等間隔になります。
このため、各試験結果の平均や差分を求めようとした場合、直接計算することができません。

FAMOSを利用すると、回転数が等間隔なるように簡単にデータ処理できますので、これらの計算を行うことができます。
次の図は、50[RPM]毎に等間隔にデータをプロットしています。

履歴

2001/12/06
AE2ファイルアップデート。
トラッキング位相データ追加。
2001/12/13
WAVファイルアップデート。
通常のPCM WAV 8ビットデータのオフセット値に計算方法に不具合発見。
このバグフィックス。

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