FAQ
PCB社技術情報
音響技術
ID.セクション Ⅳ:仕様説明
Q. 72 プリアンプによって、マイクロホンの感度は変化しますか。
A.
はい、ただし変化の程度はマイクロホンとプリアンプによります。全てのメーカーは通常、ゲイン(または減衰)をdB (re 1V/Pa)単位で表します。マイクロホンアセンブリの感度を求めるには、マイクロホンの感度から減衰を減算します(またはゲインを加算します)。例えば、感度が50 mV/Paまたは–26.02 dB (re 1 V/Pa)である377B02型マイクロホンを、ゲインが–0.05 dBである 426E01型プリアンプと共に使用すると、マイクロホンアセンブリの感度は–26.07 dBまたは49.71 mV/Paとなります。この場合、感度の変化は-0.6%のみです。市販のプリアンプの中にはゲインが-0.3 dBと大きいものがありますが、この場合は感度が3%超下がってしまいます。プリアンプのゲインを補正するには、マイクロホンとプリアンプの感度をセットで校正するのが最良の方法です。PCB社は、個別のマイクロホンのカートリッジの他、マイクロホン/プリアンプ一体型システムの両方を販売しています。