FAQ
OROS社 OR3x
ネットワーク
ID.x076
Q. 回線占有率はどれくらいを見積もればよいですか?
社内ネットワークにOR30を接続する際にネットワーク管理者へOR30のネットワーク占有率を申請しなければなりません。 見積もり方法を教えて下さい。
A.
OR30シリーズはFFT解析に加え、データレコーダのように時系列信号を記録することができます。この機能をレコードと呼びますが、この機能が最も回線を使用します。
見積もり方法は以下のようになります。8チャンネルのOR35を例にします。
最高サンプリングレート 102.4kS/sec
チャンネル数 8
1データのビット数 32bit
以上より
102,4 x 8 x 32 = 26,214,400 bit/sec
この値にヘッダーなどが付加されますので約30Mbpsとなります。
ネットワークの回線速度は100Mbpsですので、実行速度を約半分と考えると
30/50=60%
となり、最大スピードで計測を行った場合には回線にかなりの負担をかけます。
このように負荷のかかる計測を行う場合、通常、当社では計測用LANが社内LANへ影響を及ぼさないようにネットワークインターフェースを各々用意することをお勧めしています。
尚、OR36,OR38のように多チャンネルモデルの場合にはネットワークに負荷をかけないように本体にハードディスクを内臓し、こちらに保存できます。