FAQ
OROS社 OR3x
プラグイン
└FFT
ID.x154
Q. FFTの解析レンジを10Hzより小さくすると解析されない?
A.
解析は行われています。
解析レンジを小さくすると、計算に必要なデータを収集するために時間がかかります。
例えば、解析レンジを10Hz、ライン数を401に設定した場合、一回分のFFT演算を行うために以下の時間分のデータを収集する必要があります。
(401-1) / 10 = 40 [sec]スタートボタンを押してから40秒間も待たなければならないために解析されないと思われたのでしょう。
これはFFTアナライザの宿命です。
ここで、仕方がないとあきらめる必要はありません。
OR3シリーズでは現在のアナライザの状態を監視することができます。
確認方法は以下の通りです。
- アナライザステータスを表示する。
(V7以上の場合)ホームタブ内のステータスにチェックを入れ、"アナライザーステータスビューワ"を表示させます。
メニュー"表示"を選択して、アナライザステータスが選択されていることを確認してください。
(V6以前) - アナライザ設定ブラウザの"FFT1"の上で右クリックして、"状態の表示"を選択してください。
アナライザステータスにFFT1の状態が表示されます。 - スタートボタンを押し、アナライザステータスの"FFT1 cur.blk"に注目してください。
このようにデータを収集している様子を監視することができます。
コントロールパネルを使った他の確認方法もあります。
- コントロールパネルの上で右クリックして、"コントロールパネルのカスタマイズ"を選択してください。
- 左側のリストから"FFT1/トリガ/FFT cur.blk"を右のリストに追加させてください。OKボタンでダイアログを閉じます。
- コントロールパネルに新たにバーが追加されます。数値だけなくステータスバーで状態を確認できます。