FAQ
FAMOS
FAMOS全般top
└バージョンアップ情報
ID.g067
Q. Version 6.0 新機能
ここでは以前のバージョンに慣れ親しんだユーザーを対象にして、簡単に新しいバージョンを解説しています。
以前のバージョンアップの紹介はこちらを参考にしてください。
A.
3D表示
カーブウィンドウ
- (セグメントデータやXYZ要素で構成された)サーフェースの表示。色は振幅に対応します。
- ワイヤーメッシュ表示、ポイント表示, 3D/ サーフェースを参照してください。
- 3D/ ISOライン
- 複数データの比較, カーブウィンドウのドキュメントの章 3D 表示 ("比較")を参照してください。
- 遠近図: マウスを使った回転
- 独立した軸に平行な垂直クロスセクション。マウスを使ってクロスセクション面を移動。
軸の方向を反転。軸の章の配置を参照照してください。
サウンド出力
- サウンドツールバー
- コンピュータのサウンドカードから最初のウィンドウの最初の波形を再生
- 再生範囲を選択可能 (一度だけ、リピート、全て), サイズと位置をマウスで設定
- カーソルとして表示された再生位置。再生中でもマウスで編集可能
- A-B 比較可能
カーブウィンドウの詳細は章サウンドを参照して下さい。
操作
- "戻る"と"進む"機能で複数回のやり直し
- 選択モード: 選択された要素(軸、線、マーカ)をわかりやすく区別
- フライ-バイ-選択: マウスを置いたときに選択可能な要素が表示されます
- 複数選択
- 選択された要素に依存したコンテキストメニュー
- 組み込まれたカーブウィンドウでも利用可能なツールバー。データブラウザメニュー: オプションも参照してください。
- 波形と一緒に自由に移動可能な測定カーソル (V5.0 R7より実現)
カラーマップ
- 線グラフの重ね描き
- カラーマップに対する境界ラインとして線グラフ
- 測定ポイントの表示とラベリング
章 カラーマップ表示を参照してください。
マーカー
- マウスで直接マーカやそのテキストボックスを移動
- 波形に沿ったマーカの移動
- マーカテキストの自動更新
- 自動更新のフォーマットを取得するためにマーカテキストでのプレースホルダー
- 1回のマウスクリックで波形の最小/最大にマーカ
- 1回のマウスクリックで全ての波形に指定されたX軸でマーカ
カーブウィンドウのドキュメント、章 マーカーを参照してください。
軸
- 軸スケーリングの変更に対して自動的に表示されるコントロール(スケールの移動、拡大/縮小、自動)
- 軸のラベル (固定, 名前と単位を自動, プレースホルダーで選択)
詳細は章 軸を参照してください。
線
- ポイントのラベル
- 各波形にそれぞれのシンボルサイズ
- 各波形にそれぞれの線種(点線、破線)
詳細は章 線を参照してください。
その他
- 測定ポイントの振幅変更: データの編集 ("値の変更")
- 水平と垂直方向に線のシフト
- 複数スタックされた座標をマウスで座標の高さ変更 (配置)
- 利用可能な表示されたチャンネルの情報
データ選択
- 編集可能な名前で表示されたチャンネルの選択
- データブラウザで選択され、表示されたチャンネルの選択 (選択されたチャンネル, 選択された測定に固定されたチャンネル)
詳細は 適合チャンネル選択を参照してください。
WYSIWYG
- パネルに組み込まれたカーブウィンドウに対して、画面操作モードと"What you see is what you get" (WYSIWYG)を切り替え。
- 軸ラベルを印刷出力と同じ。カーブウィンドウは以前のように操作できます。e.g.: ズーム, etc.
- 現在、表示された比率でもカーブウィンドウをクリップボードへコピーできます。
データブラウザ
データブラウザ は測定されたデータを素早く、簡単に表示する新しいツールです。
データブラウザは測定チャンネルのフレキシブルな割り当てによりカーブウィンドウの機能を補います。
データブラウザのパネルはダイアログとレポートのプロパティを組み合わせます。
パネルの表示
測定データの表示とドキュメント化のために、パネルを使用します。パネルは1つもしくは複数のページを含みます。ページにさまざまな表示要素を配置すること ができます。典型的な要素としてカーブウィンドウ、表、テキストボックスなどが含まれます。また、ボタンやフォームへのテキスト表示のための入力ボックス などインタラクティブな要素を配置することも可能です。このようなインタラクティブな要素はシーケンスを開始したり、FAMOS変数と直接リンク(データ バインディング)できます。
デザインモード / 実行モード
パネルを生成したり、編集するためにはデータブラウザをデザインモードに切り替えます。
このモードでは、利用可能なツールが追加されます
- パネル要素を選択するためのツールバー
- パネル要素のプロパティを取得するためのエディター
このようにデザインされたパネル(拡張子:*.panel)は実行時に後から読み込んだり、現在の測定データを自動や手動で挿入することができます。入力 ボックス、ボタンを使用したり、印刷することができます。またAdobe Acrobat PDF、PNG,BMPのようなさまざまなフォーマットで保存することもできます。
データ選択
データを選択する新しい方法は2つの共通した場面を解決します。
- よくチャンネルが同じ名前を持つことがあります。FAMOSカーブウィンドウだけを使用した場合、それら名前を変更するか他のステップ(例えば、データグループの生成など)により、同じ名前を持ったチャンネルを処理、表示することができます。
- カーブウィンドウのような表示要素は、通常、表示されるデータをその(チャンネル)名前で定義されます。これらを表示するためには希望するチャンネルを適切な名前に変更するか、カーブウィンドウで置き換えなければなりません。
データ選択は1つの原理で統括されます:
チャンネルを測定へ割り当てる
測定されたデータを開く際に、それらを含んだチャンネルは自動的に”測定”に割り当てられます。測定名は測定されたデータファイル名から取得します。例えば、(複数チャンネルの場合、)所属するフォルダー名です。
選択/ナンバリング
FAMOSの測定とチャンネル名は別々のリストに表示され、ユーザにより選択できます。それぞれの測定と、構成するチャンネルのそれぞれに対して、固有の番号を割り当てることができます。
カーブウィンドウと測定データの他の表示要素は、このように設定できます。
複数ページレポート
レポートジェネレータ
レポートジェネレータは複数ページのレポートを構成することできます。
新しいメニュー "ページ" が作成されました。
レポートキット関数の変更は 新規/変更された関数 を参照してください。
FAMOSシーケンスとダイアログの書き込み/読み出し保護
FAMOS 5.0 Revision 7より、シーケンスとダイアログはパスワードで保護されたファイルフォーマットで保存できます。このようなファイルはパスワードが入力されるまでアクセスを制限します。
2つの保護形式があります:
書き込み保護
FAMOS入力ボックスを使って両方のデータ形式を開き、表示することができます。しかし、編集に対しては保護されます。シングルステップの実行やブレークポイントのようなデバッグオプションも許可されます。
典型的には会社内でシーケンスを配布するために使用されます。誤ってユーザがシーケンスを変更してしまうことを防ぐためです。
読み込み保護
両方のファイル形式を開き、FAMOS入力ボックスで実行します。しかし、シーケンスのソースコードを表示しません。FAMOS入力ボックスはは表示を可能にするためにユーザへパスワードを入力するようにメッセージを表示します。
典型的には使用されたコードやアルゴリズムを公開せずに外部のユーザにシーケンスを渡すために使用されます。
新規/変更された関数
関数RSamp0
プロトタイプリサンプリング、参照波形のサンプリングタイムでリサンプリング、定数補間付き
Declaration:
RSamp0(NWData, NWReference) -> NWResult
Description:
最初のパラメータとして指定する波形は、参照波形(第2パラメータ)で決定されるポイント(X座標)でリサンプルされます。
参照波形のそれぞれのX座標に関連する結果は、参照波形のX座標に最も近いX座標で入力波形の値として考慮されます。
このように、RSamp()関数と比較して、補間は線形ではありません、結果の波形は入力波形で存在する値のみ含みます。
詳細はRSamp0の関数リファレンスを参照してください。
データブラウザで使用される新しい関数
SelMeasListSize? | データセレクタ: 測定リストのサイズ |
---|---|
SelMeasListName? | データセレクタ: 測定リスト項目の取得 |
SelChanListSize? | データセレクタ: チャンネルリストのサイズ |
SelChanListName? | データセレクタ: チャンネルリスト項目を取得 |
SelBuildVarName | データセレクタ: 変数名を生成 |
SelUseMeasurement | データセレクタ/式インタープリター: 測定番号を使用 |
新しいキット関数
次の新しいキット関数は複数ページレポートのリモートコントロールに対して生成されました。新しい関数の詳細はレポートキットドキュメントの対応する章で紹介されます。
- RgDocExportEx
- RgDocGetPageCount
- RgDocInsertPage
- RgDocRemovePage
- RgDocSetActivePage
変更された関数
レポートキット関数の番号が複数ページレポートの追加のために変更されました。