FAQ
FAMOS
シーケンス / 関数top
└スペクトラムキット&周波数解析関係
ID.p005
Q. ウォーターフォールデータからトラッキングデータを抽出する方法
A.
以下のようなウォーターフォールデータと回転数データを対象にします。
ウォーターフォールデータは、以下のようになっています。
X軸:周波数
Y軸:データレベル(縦軸方法)
Z軸:セグメント番号(奥行き方向)
また、回転数データは、以下のようになっています。
X軸:セグメント番号
Y軸:回転数データ
従って、ウォーターフォールのZ軸に回転数のデータを当てはめると通常のウォーターフォール表示になります。
(FAMOSでは、Z軸は等間隔にしか対応していないので、2つのデータに分けています。)
トラッキング解析は、各セグメント(ある回転数の周波数)データに対して、その回転数に対応した周波数のデータを取り出すことです。
ウォーターフォールを上から見ると以下のようになり、緑色で表示されている部分が次数成分に対応します。
回転数と周波数の関係は以下のようになります。
上式より、例えば6000[rpm]のときの2次成分は、200[Hz]となります。
以下にウォーターフォールからトラッキングデータを取得するサンプルシーケンスを示します。
;*************************************************************** ;Order.seq ; 振動波形を次数分析します。 ; ;FAMOSの組込み関数は、青字で表示されます。 ;オンラインヘルプを表示させるためには、カーソルを ;組込み関数の上に持っていき、"Ctrl+F1"キーを押してください。 ;FAMOSメインウィンドウの"Output"ボックスにヘルプが表示されます。 ;*************************************************************** ;------------------------------------ ;次数を設定します。 ;------------------------------------ OR_Order2 = 2 ;次数 OR_Order4 = 4 ;次数 OR_Order_delta = 5 ;[rpm] ;---------------------------------- ;結果を格納する配列を作成します。 ;---------------------------------- OR_Point = Leng?( REV) Result2 = Leng( 0, OR_Point) Result4 = Leng( 0, OR_Point) ResOrderOA = Leng( 0, OR_Point) OR_i = 1 While OR_i<=OR_Point ;2次成分を取り出します。 OR_Temp = Cut( DATA[OR_i], (Rev[OR_i]-OR_Order_delta)/ 60*OR_Order2, (Rev[OR_i]-OR_Order_delta)/60*OR_Order2) Result2 = ReplIndex( Result, RMS( OR_Temp), OR_i) ;4次成分を取り出します。 OR_Temp = Cut( DATA[OR_i], (Rev[OR_i]-OR_Order_delta)/ 60*OR_Order4, (Rev[OR_i]-OR_Order_delta)/60*OR_Order4) Result4 = ReplIndex( Result, RMS( OR_Temp), OR_i) ;OverAllを計算します OR_Temp = Sqrt( SUM( Result[OR_i]^2)) ResOrderOA = ReplIndex ( ResOrderOA, OR_Temp, OR_i) OR_i = OR_i+1 End Result=XYOf( REV, Result) SHow Result del OR_*