【理化学計測】オウンドメディア:電気化学測定(02)
【理化学計測】オウンドメディア:電気化学測定(02)に関するFAQ
Q時間を指定してレコードしたい
FAQ ID:x215
例えば、40秒間のデータを測定したいです。時間を指定してレコードすることは可能ですか?
可能です、以下の手順に従って下さい。
操作手順:
(1) レコードウィンドウ内の、単位が書かれた灰色の部分(下図参照)をダブルクリックします。
(V11以降は、メジャータブ内の”レコードのビュー”を選択して、上の画面を表示してください)
(2) "レコーダ"ダイアログが表示されます。
(3) "モード"タブを選択してください。
(4) "モード"メニューで"スタート~指定時間まで"を"時間"メニューでレコード時間を指定してください。
(5) スタートボタンを押してください。レコードがスタートします。
(V7以降)
(V6以前)
(6) 上記(4)の"時間"メニューで指定した時間が経過するとレコードは自動的に終了します。
Qエンジンの回転角度毎に取得したデータを平均化する
FAQ ID:s020
エンジンの回転角度(1[deg])毎に1分間のデータを取得しました。
例えば1000[rpm]で回転していたとすると、1回転分360データ×1000=360000データを測定したことになります。
このデータを0-360[deg]毎に切り出して、1000回分の平均を求めるにはどのようにすればよいでしょうか?
_K_SegLeng = 100 ;切り出すセグメント長さを指定してください SetSegLen( DATA, _K_SegLeng) Temp = TransposeMatrix( DATA) i=1 RESULT = Leng( 0, 0) While i<=_K_SegLeng RESULT = Join( RESULT, Mean( temp[i])) i=i+1 End
グループ変数内の全ての変数に対して処理する場合のサンプルです。
;_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ;_/ 長時間のデータを指定したセグメントに切り出して平均化する ;_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ;******************************* ;サンプルデータを作成します。 ;データはグループ変数とします。 ;******************************* Del * dat1 = Ramp(0,1,1000) dat2 = Ramp(0,1,1000) GROUP = GrNew() GrChanAppend( GROUP, dat1) GrChanAppend( GROUP, dat2) Del dat* ;******************************* ;シーケンスを実行します。 _K_SegLeng = 100 ;切り出すセグメント長さを指定してください ;******************************* ;------------------------------------- ;変数リスト内の変数の総数を取得して ;全ての変数に対して実行します ;------------------------------------- _K_VarTotal = VarGetInit(0) _K_VarIdx = 1 While _K_VarIdx<=_K_VarTotal ;各グループ変数のループ _K_VarName = VarGetName?( _K_VarIdx ) SetSegLen(<_K_VarName>, _K_SegLeng) ;--------------------------------------- ;グループ内の変数全てに対して処理を行います ;--------------------------------------- _K_GrTotal = GrChanNum?(<_K_VarName>) _K_GrIdx = 1 While _K_GrIdx<=_K_GrTotal _K_GrName = GrChanName?( <_K_VarName>, _K_GrIdx) ;グループ変数名の生成 FAQ S015参照 _K_GrName = TAdd(_K_VarName, TAdd(":", _K_GrName)) ;--------------------------------------- ;各変数を平均化します ;--------------------------------------- _K_SegTotal = Leng?(<_K_GrName>)/SegLen?(<_K_GrName>) _K_SegIdx = 1 _K_Result = Leng(0,SegLen?(<_K_GrName>)) While _K_SegIdx<=_K_SegTotal ;平均化 _K_Result=_K_Result+<_K_GrName>[_K_SegIdx] _K_SegIdx=_K_SegIdx+1 End <_K_GrName>=_K_Result/_K_SegTotal _K_GrIdx=_K_GrIdx+1 End _K_VarIdx=_K_VarIdx+1 End Del _K_*
Qグラフを表示できません
FAQ ID:x112
今回測定した結果ファイルをプロジェクトマネージャから開こうとしましたが、表示できません。
(V6以前)
プロジェクトマネージャにフィルタが適用されていませんか?
フィルタが適用されたプロジェクトマネージャで、新しく解析を行い、生成されたファイルにフィルタと同じキーワードを設定しない場合、"表示"を選択しても表示されません。
例えば、上図のようにプロジェクトマネージャにはキーワードによるフィルタが設定されています。ここで、新しく測定した結果にキーワードを設定しないと、右クリックして"コンテキストメニューから"表示"を選択しても表示できません。
Q登録したセンサを他のPCに反映させたい
QOR34起動時にLEDが緑と赤で点滅しています。
Qユーザ情報を他のPCへ移植するには?
FAQ ID:x201
NVGateをデフォルト設定のままインストールした場合、ユーザ設定情報は以下のファイルに書き込まれています。
物理量
V8.3まで:C:\Program Files (x86)\OROS\OR3X\OrosUnit.ini
V9以降:C:\OROS\Programs\NVGate\OrosUnit.ini
NVGate上のユーザ設定”物理量”に設定された内容が書き込まれているファイルです。
ファイル保存先
V8.3まで:C:\Program Files (x86)\OROS\OR3X\NVGate.ini
V9以降:C:\OROS\Programs\NVGate\ NVGate.ini
プロジェクトの保存先等、各種ファイルの保存先が書き込まれているファイルです。
ユーザ情報
V8.3まで:C:\Program Files (x86)\OROS\OR3X\NVGate.usr
V9以降:C:\OROS\Programs\NVGate\ NVGate.usr
ユーザ情報およびユーザ固有の設定が書き込まれているファイルです。
これらの情報を他のPCへ移植する場合には、上記ファイルを移植先のPCの同じ場所へコピー(上書き)してください。
コピー元のPCで使用していた情報を移植先のPCで使用できます。
Qハードウェアと接続できない(その1)
FAQ ID:x014
OR3Xハードウェアと接続できません。確認するポイントを教えてください。
OR3Xをコントロールするためにはネットワーク(UDP)が確立される必要があります。
以下に確認の手順を示します。
【ステップ1】
ネットワークケーブルでOR3Xと接続されているか?
ケーブルは状況により必要なケーブルが異なりますので注意してください。
PCとOR3Xを直接接続する場合 | クロスケーブル |
---|---|
ハブなどを利用する場合 | ストレートケーブル |
【ステップ2】
PCのネットワークカードは100Mbbsに対応しているか?
OR3Xは100Mbbsで接続しなければなりません。途中にハブなどを使用している場合、ハブも100Mbbsに対応している必要があります。
【ステップ3】
IPアドレスは正しく設定されているか?
デフォルトでは以下のように設定されています。
IPアドレス |
サブネットマスク |
|
---|---|---|
OR3X |
223.255.253.50 |
255.255.255.0 |
PC |
223.255.253.50以外の223.255.253.1~254までの値 例:223.255.253.100など |
255.255.255.0 |
【ステップ4】
Pingコマンドは応答するか?
物理的にOR3Xと接続が正しく行われているかどうか確認します。
"スタートメニュー/プログラム/アクセサリー/コマンドプロンプト"を選択してください。
ここで、OR3XのIPアドレスに対して以下のようにPingコマンドを実行してください。
ping 223.255.253.50
正しく通信できた場合、以下のように応答があります。
【ステップ5】
NVGateに対象とするOR3Xが正しく指定されているか?
"スタートメニュー/プログラム/OROS NVGate Software V2.x/Environment"を選択してください。
NVGate V4以降
"スタートメニュー/プログラム/OROS NVGate Software Vx.xx/Installation setup/Environment"を選択してください。
アドレスがOR3Xと異なる場合には変更してください。アドレスの横に緑の"レ"マークが表示されなければなりません。
NVGate V3以前
"スタートメニュー/プログラム/OROS NVGate Software Vx.x/Environment"を選択してください。
アドレスがOR3Xと異なる場合には変更してください。アドレスの横に緑の"レ"マークが表示されなければなりません。
以上です。
関連
Qバッチファイルやコマンドプロンプトでシーケンスの実行やデータファイルの読み込みを指定したい。
下記の様な引数をつけてFAMOS.exeを実行してください。
例)
>"C:¥Program Files¥imc¥Famos¥Bin¥famos.exe" /S "C:¥imc¥seq¥Test1.seq" /L "c:¥imc¥dat¥data.xlsx" /F "#ImportAscii1.dll|ExcelTemplate"
(>はプロンプト表示です)
この例では
/S "C:¥imc¥seq¥Test1.seq" で実行するシーケンスを
/L "c:¥imc¥dat¥data.xlsx" で読み込むデータファイルを
/F "#ImportAscii1.dll|ExcelTemplate" でデータファイルに対応した読み込み形式をそれぞれ指定しています。
"#ImportAscii1.dll|Excel_Template"の ExcelTemplate はExcelファイルのどこにデータがあるか等を指定するためのASCII Importer機能のテンプレートになります。
ASCII Importer機能の使い方の例については下記URLの手順書を参照してください。
Q2組以上の並び替え
FAQ ID:s019
以下のデータについて並び替えを行います
;--------------------------
;サンプルデータの作成
;--------------------------
DataX = Leng(0,5)
DataX[1] = 1
DataX[2] = 4
DataX[3] = 3
DataX[4] = 9
DataX[5] = 8
DataY = Leng(0,5)
DataY[1] = 3
DataY[2] = 8
DataY[3] = 4
DataY[4] = 9
DataY[5] = 5
Xの昇順で並び替える
X_Mono = Sort( Data.X, 1) ;X軸データを単調増加へ
Y_Sort = Value( Data.Y, Sort( Data.X, 3))
Res = XYof( X_Mono, Y_Sort)
Yの昇順で並べ替える
Y_Mono = Sort( Data.Y, 1) ;X軸データを単調増加へ
X_Sort = Value( Data.X, Sort( Data.Y, 3))
Res = XYof( X_Sort, Y_Mono)
Q小文字を大文字に変換
Q1/3オクターブから1/1オクターブを算出
QNVGateからエクスポートしたUFFファイルをI-DEAS11へインポートできない
FAQ ID:x208
NVGate上で以下の操作を行ってください。
I-DEAS11へUFFファイルインポートする事が出来るようになります。
- (1)UFFファイル生成時のプロジェクトを開いてください。
- "アナライザ設定ブラウザ/フロントエンド/入力/入力x/ノード"にノード番号を入力してください。
- UFFファイルを生成しI-DEAS11へインポートしてください。
尚、保存済みのUFFデータをI-DEAS11で読み込む場合にはノード部分を手動で編集してください。変更箇所を以下に示します。
参考
NVGateのノード欄にはデフォルトで"Unknown"が設定されています。それに対しI-DEAS11はノード欄に数値以外の値が設定されているデータをインポートする事が出来ない仕様になっています。
Q加速度の単位をm/s^2からgalに変更できますか?
FAQ ID:x195
可能です。
NVGateはSI単位系を標準にしています。
SI単位以外を使用したい場合には、使用したい単位を設定する必要があります。
以下の手順を行ってください。
- (V7以降) ホーム>ユーザ設定から一般を選択してください。
(V6以前) メニュー"ユーザ/ユーザ設定"を選択してください。 - 表示されたユーザ設定ダイアログから「物理量」タブを選択してください。
- 左側のリストの物理量一覧から"加速度"を選択してください。
- 「新規」ボタンをクリックしてください。
- "名前"と"シンボル"を"gal"にしてください。
- 換算式の"新しい値"のところに"100.000"と入力してOKボタンをクリックしてください。
- ユーザ設定ウィンドウのOKボタンをクリックしてください。
以上でNVGateの加速度の単位がgalに変更されます。
QデフォルトのY軸をdBやリニアなど任意に設定したい
FAQ ID:x108
FFTのスペクトラム解析結果を新しいウィンドウとして作成すると、Y軸が必ずリニアになります。私はdBでしか表示しないので、デフォルト値をdBで表示させることは可能でしょうか?
可能です。
(V7以降) ホームタブ>ユーザ設定>一般を選択してください。ダイアログが表示されますので、"グラフ"タブを選択してください。
(V6以前) メニュー"ユーザ/ユーザ設定"を選択してください。ダイアログが表示されますので、"グラフ"タブを選択してください。
ここで以下の設定を行います。
(1) "グラフ形式"で"スペクトラム"(FFTの場合)を選択ください。
(2) "Y軸"で"dB"を選択してください。
以上で設定は完了です。
以降、新しいウィンドウを作成するとY軸は"dB"で表示されます。
Q伝達関数のH1とH2の違いは?
FAQ ID:x218
伝達関数の結果でH1とH2は何が違うのでしょうか
H1とH2は、入力信号と応答信号のどちらにノイズ成分が多いかにより、以下の使い分けをします。
H1:応答信号にノイズ成分が多い場合に使用
H2:入力信号にノイズ成分が多い場合に使用
一般的に入力信号よりも応答信号にノイズ成分が大きいため、H1が多く使用されます。
例えばハンマリング試験の場合、入力信号と応答信号(一例)は以下のようになります。
・入力信号:ハンマーの加振信号、加振した瞬間のみ立ち上がる波形
・応答信号:加速度センサーの出力信号、測定対象物が加振によって振動している間の波形
一般的に応答信号は入力信号よりも信号が出力される時間が長く、ノイズ成分が多くなるので、H1を使用します。
詳細:
伝達関数はH=y/xで求まりますが、H1とH2はそれぞれ共役複素数を掛けて以下のように算出します。
H1=Gyx/Gxx >> 応答信号の影響が少ない
H2=Gyy/Gxy >> 入力信号の影響が少ない
Q複数トレースが表示されているときの再生
FAQ ID:x204
複数のトレースが一つのウィンドウに表示されている場合、"再生"ボタンを押すとどのトレースが再生されるのでしょうか?
NVGate Version5.0 よりレコード信号を再生し、スピーカから音を出力させることができるようになりました。
複数のトレースがウィンドウに表示されている場合には、アクティブなトレースが再生されます。
アクティブなトレースを切り替えたい場合は、レコードウィンドウの、単位が書かれた灰色の部分で右クリックし、アクティブトレースから切り替えてください。あるいは、キーボード上の上下矢印ボタンでも切り替えることが出来ます。
Qハードウェアと接続できない(その2)
FAQ ID:x128
「コミュニケーションサーバーを生成できません」というエラーが表示され、OR3Xハードウェアと接続できません。
確認するポイントを教えてください。
ファイアウォールやウイルス検出ソフトウェアなどが起動していませんか?
一度、ファイアウォールやウイルス検出ソフトウェアを終了させて、動作を確認して下さい。
もし、ファイアウォールやウイルス検出ソフトウェアを終了させる事が出来ない場合は、次の方法でファイアウォール設定内の例外設定を選び、NVGateの通信遮断を解消してください。
1.「スタート」>「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」をクリックします。
2. 「Windowsファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックします。
3.もしリストにNVGateがなければ、「別のプログラムの許可」をクリックしてください。リストにあれば5番へ進んでください。
4. 参照ボタンをクリックし、C:\Program Files\OROS\OR3XのNVGate.exeを選択してください。開くをクリックしてください。
5.NVGateがリストに追加されたら、NVGateを選択し、追加ボタンを押してください。
6.許可されたプログラムおよび機能の一覧に"NVGate"が追加されたことを確認し、「OK」をクリックしてください。
以上で、例外設定が完了します。
なお、ウイルス検出ソフトウェアの中にはファイアウォールを停止していても、その機能を使用する場合があります。この場合も同様に、ファイアウォールの例外設定を行うことで、症状が改善されます。
関連
QWindows 11への対応について
Q波形のトレンドをで除去するサンプルパネル
Qデータロガーのサンプリングタイムをインデックスで管理しています。 これをサンプリングタイムに変換するには?
FAQ ID:s017
データロガーのサンプリングレートが以下のようなインデックス番号で管理されています。
このインデックスからサンプリングタイムに変換するにはどうすればよいでしょうか?
Index | ⊿X | |
---|---|---|
0 |
10 |
μsec |
1 |
20 |
μsec |
2 |
50 |
μsec |
3 |
100 |
μsec |
4 |
200 |
μsec |
5 |
500 |
μsec |
6 |
1 |
msec |
7 |
2 |
msec |
8 |
5 |
msec |
9 |
10 |
msec |
10 |
20 |
msec |
11 |
50 |
msec |
12 |
100 |
msec |
13 |
200 |
msec |
14 |
500 |
msec |
15 |
1 |
sec |
サンプリングレートは1-2-5と繰り返されています。
関数”MOD”を利用します。
以下のシーケンスを参考にしてください。
IF MOD( Index, 3) = 0 ;1[usec], 10[umsec],...の場合
temp = 1
END
IF MOD( Index, 3) = 1 ;2[usec], 20[umsec],...の場合
temp = 2
END
IF MOD( Index, 3) = 2 ;5[usec], 50[umsec],...の場合
temp = 5
END
RESULT = temp * 10^(-5 + Floor( Index/3 ))