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Q等級線を使ったレベル判定

A

データロガーやFFTアナライザーを使って測定したデータに対して、等級線を使用して良否判定する方法を紹介します。

上図において、波形Speedは測定データです。波形は等級線です。
等級線は以下のようなデータを設定しています。

Limit.X Limit.Y
0.5 5
2 3
3 3
3.5 4

例えば、測定波形が等級線を越えた場合、不良品であると仮定します。
設定したレベルを超えたかどうか判断するために関数Subを利用してください。

 Judge = Sub( Speed, Limit, 0

結果は以下のようになります。

  注意:
ここで、結果JudgeのX軸範囲に注目してください。
等級線で設定された範囲のみで計算します。

結果Judgeが0より大きい値を持つとき、不良であることを示します。
0より大きい値を持つかどうかは以下のように簡単に判定することができます。

  IF ?Max( Judge) > 0
Err = BoxMessage( "良否判定","この製品は規格を満たしていません", "!1")
End 

サンプル

測定波形は既に用意されているとします。

;***************************************
;等級線を作成します
;***************************************
    tempX = Leng( 0, 4)
    tempX[1] = 0.5
    tempX[2] = 2
    tempX[3] = 3
    tempX[4] = 3.5
    tempY = Leng( 0, 4)
    tempY[1] = 5
    tempY[2] = 3
    tempY[3] = 3
    tempY[4] = 4
    Limit=XYof( tempX, tempY)

;***************************************
;判定
;***************************************
    Judge = Sub( Speed, Limit,0)
    IFMax( Judge) > 0
        Err = BoxMessage( "良否判定","この製品は規格を満たしていません", "!1")
    End

サンプル

さらに数段階の等級を設定し、等級判定することもできます。
測定波形は既に用意されているとします。

;***************************************
;等級線を作成します
;***************************************
i=1
While i<=7
    tempX = Leng( 0, 4)
    tempX[1] = 0.5
    tempX[2] = 2
    tempX[3] = 3
    tempX[4] = 3.5
    tempY = Leng( 0, 4)
    tempY[1] = 2+i
    tempY[2] = 0+i
    tempY[3] = 0+i
    tempY[4] = 1+i
    FName = TAdd( "Level", TForm( i, "F00"))
     = XYof( tempX, tempY)
    GrChanAppend( Limit, )
    Del
    i=i+1
End

;***************************************
;判定
;***************************************
i=1
While i<=7
    FName = TAdd( "Level", TForm( i, "F00"))
    Judge = Sub( Speed, Limit:,0)
    IF Max( Judge) < 0
        Mes = TAdd( "この製品のレベルは", TForm( i, "F00"))
        Mes = TAdd( Mes, "です。")
        Err = BoxMessage( "レベル判定",Mes, "!1")
        i=7
    End
    i=i+1
End

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Q文字列の長さ

A

TLeng関数を使用します。

Result = TLeng( "This is a pen")

結果は 13 となります。

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Qボタンの名前を動的に変更したい

A

関数”DlgSetText”関数を使用してください。

DlgSetText("Button1","ボタン1")

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QOROSの最大値検出方法について

A

定義

最大値の検出については以下のように定義されています。

最大値とは予め設定したスレッショルドを超えた極大値のことを意味します。

 

シーケンス

;***********************************************
;OROS最大値検出
;***********************************************

;Parametas -------------------------------------

_k_MaxThresh = 20

;初期値の設定-----------------------------------------------
_k_tempMax  = -1E20
_k_tempMin  = -1E20
_k_Prev     = 0
_k_SampTime = XDel?(Data)

If Data[2]>Data[1]
  _k_Prev = 1
End
_k_i=3
MaxiX = Leng(0,0)
MaxiY = Leng(0,0)
While _k_i<=Leng?(Data)
  If Data[_k_i]>Data[_k_i-1]
    If _k_Prev<>1 _k_Prev=1             ;パターンDU
      If Data[_k_i-1]<_k_TempMin
        _k_TempMin = Data[_k_i-1]
      End
    End
  Else
    If _k_Prev=1
      _k_Prev=0                      ;パターンUD
      If Data[_k_i-1]>_k_TempMax
        _k_TempMax = Data[_k_i-1]       ;一時的な極大値の更新
        _k_TempX   = (_k_i-2)*_k_SampTime
      End
    End
    If _k_TempMax-_k_MaxThresh>Data[_k_i]
      If _k_TempMax-_k_MaxThresh>_k_TempMin
        MaxiX = Join(MaxiX, _k_TempX)
        MaxiY = Join(MaxiY, _k_TempMax)
        _k_TempMax = -1E20
        _k_TempMin =  1E20
      End
    End
  End
  _k_i=_k_i+1
End

;------------------------------
;データ処理部
;------------------------------

_k_TempX = Sort( MaxiY, 4)              ;データを大きい順に並べ、そのときのインデックスを取得
_k_TempX = _k_TempX+1                   ;ソートした結果はX単位ですのでインデックスに変換します。
MaxiX    = ValueIndex(MaxiX, _k_TempX)  ;Xデータを並べ替えます
MaxiY    = Sort( MaxiY, 2)              ;Yデータを昇順に並べ替えます

;sweap variable-----------------------------------------
Delete _k_*

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Q等価騒音レベルを求めたい。

A

直接求める関数は用意されてないため、下記の様なシーケンスで求めて下さい。 なお、下記のシーケンスでは重み付け特性なし(Z特性)で計測された音圧(Pa)データを入力データ(変数_data)としています。

例)
_A = ABCRating(_data, 1, -1, 1, 0) ; A特性、FAST時定数。A特性適用済みデータの場合は不要。
_AdB = dB(_A / 2e-5) ; dBに変換。2e-5 = 20u
LAeq = Mean(_AdB)

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QFFT結果に後からA特性を適用する

A

測定したFFT結果とA特性をカーブウィンドウに示します。

FFT結果とA特性のデータがデシベル値である場合、単純なFFT結果とA特性の和算になります。
以下のコマンドを実行させてください。

ResultA = Add( data, A_Weighting, 0)

このときFFT結果とA特性のX軸データが一致しませんが気にすることはありません。
関数”Add”はX軸の値が一致しなくてもデータを補間して計算してくれます。

計算結果は以下のようになります。

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Qビデオと波形データの同期方法

A

ビデオキットを使用するとビデオ画像と波形データを同期させて観測することができるそうですが、具体的にはどのように同期を取るのか教えてください。

回答1(ハードウェアで同期させて計測)

測定する際にトリガー信号を使ってビデオとデータロガーを同時にスタートさせることが最も簡単です。この場合、後で何も処理する必要はありません。

通常のデータロガーであればトリガー計測を行うことができます。また、ビデオも”リモートコントロールキット”などのオプションが各メーカーから発売されています。これをデータロガーのトリガー信号と同期させればビデオと波形データの同期を実現することができます。

回答2(測定時に同期できなかったので後処理で同期)

まず、ビデオと波形データの双方に同期を取ることのできる信号や現象を予め入力しておいてください。ビデオの場合フラッシュなどを炊くとわかりやすいです。

次にビデオのフラッシュがたかれた時間とデータロガーのトリガーがかかった時間を確認してください。

データロガーのトリガー時間は1.20秒でした。

ビデオのフラッシュがたかれた時間は以下のようにスライドバーを移動させて時間を確認してください。今回の場合、0.76秒でした。

まだ、ビデオと測定データのトリガー時間が異なっているので、トリガー時間を同期させます。

ビデオファイルを修正する場合

ビデオのトリガー時刻を修正するので以下のツールバーをクリックしてプロパティウィンドウを開いてください。

以下のダイアログが表示されます。

ビデオと波形データの時刻差は1.20-0.76=0.44秒なので”記録の相対的なX0”0.44と設定します。

以上で設定は終了です。2つのファイルの同期が取れました。

測定データを修正する場合

今度は反対に測定データのトリガー時間を修正します。

波形のプロパティを開いて、X0に0.76-1.20=-0.44秒を設定してください。

以上で設定は終了です。2つのファイルの同期が取れました。

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Qリストに動的にアイテムを追加したい

A

関数”DlgInsertItem”関数を使用してください。

DlgInsertItem("List1",0,"test1",0)
DlgInsertItem("List1",0,"test2",0)
DlgInsertItem("List1",0,"test3",0)

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Qサンプルデモでダイアログ機能を体験

A

サンプルデモのダウンロード

FAMOS 5.0をインストールすると、ダイアログのサンプルもインストールされます。
但し、このサンプルは英語で記述されています。
このサンプルを日本語化したものを用意しました。
こちらより日本語のサンプルをダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを解凍して、任意のディレクトリに配置してください。

サンプルデモの実行

サンプルデモはFAMOS 5.0で新しく追加された機能であるプロジェクト形式で作成されています。
メニュー”プロジェクト/プロジェクトエクスプローラ”を選択してください。

次のダイアログが表示されます。ダウンロードしたプロジェクトを選択して、右側にある”プロジェクト実行”をボタンをクリックしてください。

以下のダイアログが表示されます。このダイアログがメインダイアログになります。ダイアログのリストに7種類のサンプルが用意されています。

サンプルを実行するためには、リストから実行したいサンプルを選択して、”ダイアログ実行!”ボタンをクリックしてください。

注意

これらのサンプルは全てFAMOSダイアログ機能で作成されています。

サンプル: はい/いいえ/キャンセル

これらのボタンを押すと以下のようにクリックしたボタンをメッセージで表示します。

サンプル: 数値入力

”OK”を押すと、入力した値をメッセージで表示します。

ここで、入力範囲外の値を入力した場合には以下のように警告が表示されます。このメッセージはプログラムを書かなくても自動で処理されます。

また、数値以外の値を入力した場合には以下のように警告が表示されます。このメッセージはプログラムを書かなくても自動で処理されます。

サンプル: 結果を表で表示

サンプル: ファイルとフォルダの選択

リストで表示したい項目を選択するとグラフが表示されます。
参照ボタンをクリックするとフォルダを変更することができます。

サンプル: 変数の選択

サンプル: フィルタの設定と実行

ダイアログを起動すると、ファイルを選択するためにダイアログが表示されます。データを選択して、”開く”ボタンを選択してください。

以下のダイアログが表示されます。パラメータを選択して、”フィルタ”ボタンをクリックしてください。

サンプル: メニューとツールバーを持つ複雑なダイアログ

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Qレポートジェネレータに波形を表示させると目盛間隔が変わってしまう

A

カーブウィンドウで波形を表示させているときに軸目盛を"自動"にしていませんか?

レポートジェネレータで表示させた場合、カーブウィンドウと同一にするためには軸目盛を指定する必要があります。

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Q関数リストにCv関数が表示されない。

A

FAMOS 7.4 Rev5から互換性のために残されている古い関数はデフォルトでは表示しないようになりました。[オプション](下図の歯車型のアイコン)から[使われなくなった関数を隠す]のチェックを外すことで表示できます。

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Qウォータフォール表示で軸の角度を変えるには?

A

カーブウィンドウのメニュー”オプション/3D”をクリックしてください。
以下のダイアログで設定を変更します。

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Qデータを正常に読み込めません。

A

メニュー”ファイル/ロード”で表示されたダイアログの”ファイルの種類”が正しいかどうか確認してください。

例えば、シーケンスなどからASCIIファイルを読み込むように指定し、そのままにしておくと、ダイアログの”ファイルの種類”も変更されていますので注意してください。

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Qデフォルト色を変更することは可能ですか?

A

可能です。

(V7以降) ホームタブ>ユーザ設定>一般を選択してください。次のダイアログが表示されます。 "グラフ"タブを選択してください。
(V6以前) メニュー"ユーザ/ユーザ設定"を選択してください。次のダイアログが表示されます。 "グラフ"タブを選択してください。

グラフ形式を選択して、"トレースカラー"で指定したい番号を色を選択します。

この設定は次回ウィンドウを作成するときから有効になります。

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Q信号波形にA特性フィルタを適用して波形を記録したい(その3)

A

騒音計のLeq値等を求めるオプション”1/Nオクターブ”をご利用ください。(有償オプションです)

1. 入力を1/Nオクターブに接続してください。

2. 1/Nオクターブプラグインの”CPBフィルタ>オーバオールウェイティング”を”Aウェイティング”に変更してください。これにより時間信号にA特性フィルタを適用します。

(V7以降は以下からも変更可能)

3. このデータを時系列で取得するためには、さらにウォーターウォールの設定をしてください。

4. ウォーターフォールウィンドウを表示させれば、時系列データを表示させることもできます。

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QCh1-2間のクロス位相を表示させるためには

A

1. Ch1とCh2をFFT1に接続してください。

2. アナライザ設定ブラウザから”FFT1>FFTアナライザ>クロススペクトラム”を選択し、表示されたダイアログ(マトリクス)でクロス計算したい組み合わせの箇所にチェックを入れてください。

3. リボンタブから”表示/グラフ>ウィンドウ>追加・削除”を選択し、表示されたダイアログの”FFT1”タブから”平均クロススペクトラム”を選択して、ウィンドウを追加してください。”チャンネル”には位相を表示させたいチャンネルを、”リファレンス”には”チャンネル”の位相の基準となるチャンネルを選択してください。
選択したチャンネル間の、平均クロススペクトラムおよび位相のウィンドウが表示されます。

位相のみを表示させる場合は、ウィンドウ内の灰色の箇所で右クリックして”表示>並べて表示>位相”を選択してください。

(補足) 以下の手順でもクロススペクトラムを設定できます。

1. 使用する入力チャンネルをFFT1に接続した後にリボンタブから”分析設定>FFT1> ”を選択し、表示されたダイアログで”FFTアナライザ”タブを選択して”マトリクス”をクリックしてください。

なおV11以降では、以下の手順でもバンドパワートラッキングをOnに設定できます。

1. 使用する入力チャンネルを有効にした後にNVGate画面左下のボタンをクリックし、表示されたダイアログの左上の”FFT1”タブから結果”平均クロススペクトラム”を選択してください。”入力”に位相を表示させたいチャンネルを、 ”リファレンス”には”入力”の位相の基準となるチャンネルを選択してをクリックしてください。

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Q時系列ファイル(Signal)の拡大した波形を表示したい

A

(1) Signalの上で右クリックして"読み込みとプレビュー"を選択してください。
信号はプレーヤに読み込まれ、波形信号が表示されます。

(2) ズームされた信号ウインドウの表示

(V7以降) 表示/グラフタブ>ウインドウ>追加・削除を選択して、"プレビュー"タブの"ズームされた信号"を表示させてください。

(V6以前) メニュー"ウインドウ/追加・削除"を選択して、"プレビュー"タブの"ズームされた信号"を表示させてください。

(1)で表示したウインドウの下部にスクロールバーが表示されますので、カーソルで指定した範囲だけが(2)に反映されます。

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Qアナライザ設定のID番号の取得方法?

A

SHIFTキーを押しながら右クリックしてください。

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Q信号ファイルをテキスト出力したい

A

ダウンロードページからTime2txtをダウンロードして変換してください。

これまで東陽テクニカが製作したフリーソフトウェア”Time2Txt”をご利用頂いておりましたが、Ver2.3よりNVGateで出力することができます。

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Q設定ファイルを確認してほしい

A

プロジェクトファイルをOROSサポート宛に送付してください。

プロジェクトの送付方法を以下に示します。

1. エクスプローラでプロジェクトフォルダを開いてください。

デフォルトでは以下となります。
C:\OROS\NVGate data\Projects

(Ver3以前の場合、もしくはVer3以前からアップデートした場合)
C:\Program Files\OROS\OR3X\Default base

2. この中にいくつかのフォルダがあります。 このフォルダがプロジェクトを意味します。
対象のプロジェクトを送付してください。

【注意1】

恐らく、プロジェクト内には解析結果などが格納されていると思います。このためファイル容量が大きくて送付できない場合があります。

この場合、以下の手順に従い、データを削除して送付してください。

  • プロジェクトのコピーを作成
  • コピーしたプロジェクトが"AAA"の場合、以下のフォルダのみ残してデータを削除してください。

AAA
  AAA.prj (ファイル)
  Temporary signal directory (フォルダ)
  Workbook (フォルダ)

【注意2】

ポスト解析モードでは解析を行うSignalファイルが必要になります。上記に加え、プロジェクトで使用しているメジャーフォルダも送付願います。

【注意3】

送付頂く際にはプロジェクトごと圧縮して送付してください。

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