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Q39 実際の音場での感度がPCB社での計測に基づく校正証明書にあるデータと異なるのはなぜですか。

A

マイクロホンの感度は、温度、湿度、気圧に影響されます。このため、環境条件がPCB®の校正証明書には記されています。5 kHzを超える周波数では、音場が音圧計測にかなり影響することがあります。計測が行われる音場に合った補正カーブを、必ずご使用ください。

また、これらの音場は多くの場合、理想的な値であることに注意して下さい。実際には、「自由」音場にも反射が存在することがあり、拡散音場でも全ての方向からの反射があるとは限りません。マイクロホンの設置構成や、マイクロホン近くにある物体が、マイクロホンの後ろにあったとしても、計測結果に影響することがあります。マイクロホンの設置構成はそれぞれ異なります。信号処理やデータ収録装置が、ダイナミックレンジを狭めたり、様々な周波数で信号を減衰させたりして、音響測定に影響することもあります。

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Q38 PCB社製プリポラライズド型コンデンサマイクロホンの中で、最も高い音圧を計測できるのはどれですか。

A

1/4インチマイクロホン「378A12」が、0.25 mV/Paで最も低い感度を持ち、極めて高い音圧を計測することができます。

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Q37 音圧が上がると、出力端子ではプラスまたはマイナスの電圧が生じますか。

A

プリポラライズド型マイクロホンへの入射音圧がプラスであれば、電圧出力もプラスになります。外部分極型マイクロホンは、電荷の蓄積場所の関係で、プリポラライズド型マイクロホンとは位相が180度ずれます。外部分極型マイクロホンでは、入射音圧がプラスであれば、電圧出力はマイナスになります。

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Q36 PCB社製377シリーズマイクロホンは、100%テストされていますか。

A

377シリーズマイクロホンは100%テストされており、一個ずつ環境ストレス緩和試験が行われ、また安定性を確立するために何度も校正されています。

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Q35 接地が不十分だと、マイクロホンのノイズフロアに悪影響がありますか。

A

はい、電源ラインや不十分な接地は、ノイズの原因となります。

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Q34 PCB社製「130E21型」、「130E22型」、「130A23型」アレイマイクロホンの直径が、1/4インチ「378シリーズ」マイクロホンと異なるのはなぜですか。

A

これらのアレイマイクロホンは、他社製マイクロホンの代わりに簡単に取り付けられるように、様々な直径で設計されました。ホールダーやセットアップを変更することなく取り付けが可能です。

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Q33 1/2インチ外部分極型低ノイズマイクロホンに相当する、低価格なプリポラライズド型マイクロホンはありますか。

A

はい、PCB®社製「378A04」は業界初の低ノイズプリポラライズド型マイクロホンです。そのノイズフロア仕様は、1/2インチ外部分極型マイクロホン(6.5 dBA)と同等です。

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Q32 PCB社製「377シリーズ」マイクロホンは、落下試験を行っていますか。

A

はい、全てのPCB®社製「377シリーズ」マイクロホンについて、安定性を確かめるために落下試験を行っています。

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Q31 ウィンドスクリーンは、音場やマイクロホンの出力に影響しますか。

A

高周波では、ウィンドスクリーンが信号を減衰させることがあります。

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Q30 PCB社製の、「130E20型」アレイマイクロホンと、「378B02型」標準マイクロホンの 測定結果の違いの原因は何ですか。

A

安価な「130シリーズ」に比べて、「378B02」は過酷な環境下でも安定した測定が可能です。「130シリーズ」は、温度、湿度、気圧の変化により、感度がより大きく変化します。どちらのマイクロホンも、安定してから試験環境下で校正する必要があります。

測定データの精度は、マイクロホンの設置場所や形状、音の反射に影響を受けます。測定地点における音場へマイクロホン自身(1/4インチ対1/2インチマイクロホン)が影響を及ぼして、測定結果を変えてしまうこともあります。その場合には、マイクロホンの位置を変えてもう一度測定してください。
誤差が高周波数でのみ見られる場合には、「130E20」の仕様が10 kHzで± 2dBであることに留意して下さい。「377B02」の特性は、20 kHzまでは、よりフラットです。 特定の場合に、誤差範囲内の変動が見られることがあります。

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Q29 ソフトウェアによる補正のために、PCB社製マイクロホンの校正補正表をエクセル形式で提供することはできますか。

A

はい、PCB®社製の校正証明書の補正表は、エクセル形式での提供が可能です。

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Q28 10 kHzまでの低音圧を計測できる、最も安価な計測用音圧型マイクロホンはどれですか。

A

全てのPCBの1/2インチ及び1/4インチマイクロホンの周波数応答は、4 Hzから10 kHzまでフラットです。「377B11」は、1/2インチ音圧型マイクロホンで、音圧型の計測用マイクロホンのなかでは最も安価です。

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Q27 IEC 61094-4規格(計測用マイクロホン)では温度係数が-10℃から+50℃まで線的であることを要求していますが、この温度範囲を超えても温度係数は線的ですか。

A

はい、この規格の温度範囲を超えても温度係数は線的です。試験によって、-40℃から150℃までは線的であることが確認されています。

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Q26 プリアンプの温度係数の影響はどのようなものですか。マイクロホンカートリッジの特性を考慮すべきですか。それとも、プリアンプの温度応答も考える必要がありますか。

A

プリアンプの温度係数への影響は無視できる程度のものです。マイクロホンとプリアンプのアセンブリでの仕様を常に使用することを推奨します。

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Q25 マイクロホンを最大許容温度で使用しても安全ですか。

A

はい、PCB®社製マイクロホンは最大許容温度でも問題なく使用できることは試験で実証されています。ただし、どのマイクロホンにもプリアンプが必要であり、プリアンプにも使用可能温度範囲があります。実際の試験ではプリアンプの使用可能温度範囲も考慮する必要があることをご留意ください。

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Q24 コンデンサマイクロホンにおける絶対位相と相対位相の違いは何ですか。

A

位相は、(電気的または機械的な)与えられた力に対する応答の遅延を示し、絶対位相は、各マイクロホンに固有の位相遅延で、そのマイクロホンの入射音圧と出力される電気的応答との遅延を指します。これに対して相対位相は、測定マイクロホンの出力電気的応答と、リファレンスのマイクロホンの応答との遅延です。そのため相対位相の測定は、必ずリファレンスマイクロホンが必要です。

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QShowコマンドで表示したカーブウィンドウをCw系関数で操作したい。

A

CwSelectMode("variable")関数でカーブウィンドウに表示した変数によってカーブウィンドウを識別できるようになります。


例)
DataABC = Sin(Ramp(0, 0.001, 1000)*PI2*9)*Sin(Ramp(0, 0.001, 1000)*PI2*0.5) ; サンプルデータ
Show DataABC ; Showコマンドで表示

CwSelectMode("variable") ; 表示した変数でカーブウィンドウを識別するモードに変更
CwSelectWindow(DataABC) ; 表示した変数でカーブウィンドウを識別
CwPosition(0,0,640,480) ; カーブウィンドウの表示位置と大きさを変更

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Qグループ変数をCw関数で表示する。

A

グループ変数はCwNewChannel()関数の引数として使用できません。ループ文でグループ変数の要素毎にカーブウィンドウへ追加してください。


例)
GrData = GrNew() ; サンプルデータ
GrData:Ch1 = Ramp(0, 0.1, 100)
GrData:Ch2 = Ramp(0, 0.1, 100)*2
GrData:Ch3 = Ramp(0, 0.1, 100)*5
GrData:Ch4 = Ramp(0, 0.1, 100)*10

CwNewWindow("Cv1", "show")
CwSelectWindow("Cv1")
CwAction("reset")
CwPosition(0,0,640,480)
_nnn = GrChanNum?(GrData) ; グループ変数の要素数
for _iii = 1 to _nnn step 1
CwNewChannel("append last axis", GrData:[_iii]) ; 要素ごとにカーブウィンドウに追加
end

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Q波形の位相をカーブウィンドウで表示したい。

A

変数リストの上で右クリックし、コンテキストメニューから[表示オプション]>[コンポーネント表示]を選択してください。

下図のように 変数名.P が表示されますのでこれをカーブウィンドウで表示してください。なお 変数名.M は振幅になります。

表示例

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Q23 PCB社製「130E22」と「130A23」との違いは何ですか。

A

どちらもSMBコネクター付の自由音場型アレイマイクロホンですが、設計が若干異なり、それにより「130A23」は20 kHzまでの周波数応答のばらつきが抑えてられており、ダイナミックレンジも広いです。「130F22」は高周波数でのばらつきはより大きいですが、より低価格です。

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