Smart Eye AB
Smart Eye Proシステム & AntiSleepシステム
システム概要
Smart Eye Proシステム及びAntiSleepシステムは、非接触式の視線計測(アイトラッキング)システムです。 2台以上のビデオカメラと赤外線照明を用いて被験者の顔を撮影し、その映像を解析することによって、被験者の 視線方向や頭部運動(位置・角度)、まぶたの開き、瞳孔径などを数値化してリアルタイムで出力します。
- 広範囲視線計測システム
- 単眼視線計測システム
- モニタ一体型非接触式視線計測システム DR-120
用途
自動車関連
- 人間工学の研究
- 予防安全装置の研究・開発
- 運転者の疲労・ストレスに関する研究
- HMIの評価
- ディストラクションに関する研究
- ヒューマンファクターに関する研究
- 交通工学の研究 など
その他
- フライトシミュレータでの研究
- デザイン工学の研究
- 心理学の研究
- 広告やテレビCMの調査
- ユーザビリティの評価
- プラント(発電所など)の監視員の視線モニター
システムの特徴
非接触での計測
Smart Eyeのアイトラッキングは、被験者に物理的な負荷を与えずに視線方向と頭部位置・角度を計測することが可能です。
これは、被験者をカメラを用いて撮影し、画像処理によって計測を行うことで実現しています。
被験者に非接触で計測を行うことによって、被験者に対する負荷が少なくより自然な状態の視線運動を計測でき、被験者の行動に影響を与えません。
高い拡張性
非接触式のアイトラッキングシステムは、カメラ映像の撮影範囲によって、視線などの計測範囲が定まります。
そこでSmart Eyeのアイトラッキングシステムは、カメラを最大8台まで拡張することが可能となっており、お客様の要求に合わせた計測範囲を実現します。
自由度の高いカメラ配置
Smart Eyeのアイトラッキングシステムは、様々な計測環境に対応ができるようカメラの設置自由度が非常に高い設計となっております。
そのため、自動車の実車計測では様々な車種に設置することが可能となっており、机上や様々なシミュレータでも使用することができます。
環境光の影響を受けない
アイトラッキングの要求は様々の分野の研究者から要求があります。
その中には、自動車の実走行環境のように光の強度の変化が大きい環境もあります。このような環境で通常のカメラを使用すると、トンネルなどの光量が少ない場合は、映像が暗くなり映らなくなることがあります。また、トンネル出口のように光量が急激に大きくなる場合にも、映像が白くなってしまうことがあります。
しかし、Smart Eyeのアイトラッキングシステムは、近赤外光とバンドパスフィルタを組み合わせることで環境光の影響をほとんど受けず、安定した計測を行うことができます。
多様な計測項目
Smart Eyeのシステムは、視線方向だけでなく頭部位置・角度やまぶたの開き、瞳孔径を計測することが可能です。
さらに視線やまぶたの開きなどのデータは、左右の目で別々に出力されており、個別で解析することもできます。
また、頭部の位置は3次元座標が出力されており、頭部の回転角も3回転角を計測することが可能です。