EZ Slam2(ドア計測システム)
速度、力、圧力などの測定パラメータを
全てエネルギーに変換
各パーツの影響度を簡単比較
自動車のドアはドア素材、ヒンジ、ラッチ、ストライカー、シールなど様々な部品から成り立っており、それぞれの部品を改良しても、組み合わせ不良や相互のアンバランスにより、ドアそのものを改良することが、難しくなっております。>EZ Slamは世界で初めてのドア閉まり動作の計測システムです。EZ Slamの革新的な機能により、ドア閉まりの一連の動作を計測、解析、比較ができます。精密なアルゴリズムと演算機能を組込み、ドア計測をよりシンプルに実現します。また、EZ Slamは主観的な感覚を客観的な数値に変換します。
簡単な操作でどなたでも同じ計測結果になります。EZ Slamの計測結果をグループで共有し、デザインの比較、製造品質を確認することで設計解析プロセスを加速させます。
特長
世界で初めての自動車ドア開閉エネルギー計測システム
簡単セットアップでドア部品の影響度を解析
ドア計測をもっとEASYに。わずか20分の測定でドアのDNAを解析します。
近年、自動車は燃費向上のため軽量化が進み、自動車のドアについても、より軽量化が進んでおります。また、車室内の快適性を向上させるため、車室内の気密性が高まり、自動車のドアが以前よりも閉まりにくくなる傾向があります。
EZ Metrology社のEZ Slam2は世界唯一のドア開閉エネルギー解析システムで、既に欧米の主要自動車メーカで採用され、自動車メーカのドアに関する課題を解決するために役立っています。
セットアップ10分、わずか20分の測定でドアの特性を解析し、ドアの開発、品質改良の時間を大幅に短縮いたします。
EZ Slamはシンプルで短時間の計測によりドアの全てのキーパラメータを測定することが可能です。
- 簡単操作
- コンパクト設計
- 試験時間の短縮
- 計測精度の向上
- オールインワン計測
- ワイヤレス操作
アプリケーション
- 設計者によるドアのコンセプトやドア設計の比較
- 開発者によるドア部品と設計許容値の最適化を調査
- 製造工程における品質確認とトラブルシューティング
- ユーザ感覚の定量化
解析グラフ・パラメータ
EZ Slam2の測定データ相互解析機能により、ドア解析に必要な特性を自動演算して、わかりやすく表示します。
- オーバースラム vs スピード
- スピード vs アングル
- 力 vs アングル
- 最小閉まり速度 ・最小閉まり速度カーブ
- 最小パルス
- 車室内圧力ピーク
ソフトウェア
ソフトウェア画面例
- シンプルなユーザインターフェース
- 測定概要の一括表示機能
- 統計データ表示
- 自動レポート出力
- データの出力
解析結果例
エネルギーバランス:閉める動作
ストライカーアライメント
ドアスピード
オーバースラム
静的力グラフ
力‐アングル
測定パラメータ表
EZ Slam2は自動車ドアの速度/力/エネルギー/圧力/アングル/エネルギーバランスなどを約20分で解析する開発・設計向けのシステムです。
EZ Metrology社では、ドア速度、車室内圧力、ドアエネルギー計測などを単体で計測するDoorキットを販売しております。数秒のセットアップで簡単に計測が可能で、製造現場で多く使用されています。
Doorキットで計測可能なパラメータは下記表をご参照ください。
測定パラメータ | 単位 | EZ Slam | EZ Speed | EZ Kinetic | EZ Energy | EZ Pressure |
---|---|---|---|---|---|---|
最小閉まり速度 | mm/sec | ○ | ○ | |||
最小動的エネルギー | J | ○ | ○ | |||
最小入力パルス | J | ○ | ○ | |||
デテントからの最小パルス | J | ○ | ○ | |||
ラッチ力 | N | ○ | ○ | |||
デテントまでの最大引張力 | N | ○ | ○ | |||
車室内圧力 | mbar | ○ | ○ | |||
圧力上昇時間 | msec | ○ | ○ | |||
圧力下降時間 | msec | ○ | ○ | |||
ユーザから提供される閉エネルギー | J | ○ | ○ | |||
品質インデックス | % | ○ | ||||
最小閉タイプ | ○ | |||||
オーバースラム | mm | ○ | ||||
ストライカーミスアライメント | mm | ○ | ||||
ラッチポイント | mm | ○ | ||||
ラッチエネルギー | J | ○ | ||||
シールの力 | N | ○ | ||||
シールのエネルギー | J | ○ | ||||
ドア上がり | mm | ○ | ||||
ヒンジアングルX | deg | ○ | ||||
ヒンジアングルY | deg | ○ | ||||
ドアオープンアングル | deg | ○ | ||||
デテントアングル | deg | ○ | ||||
ドアチェックのリニアリティ | mm/sec | ○ | ||||
ドアチェックスロープ | mm/sec | ○ | ||||
開スイープエネルギー | J | ○ | ||||
閉スイープエネルギー | J | ○ | ||||
重量 | kg | ○ | ||||
イナーシャ | kgm2 | ○ | ||||
ドア半径 | mm | ○ | ||||
ドア高さ | mm | ○ | ||||
温度 | C | ○ | ||||
開エネルギーの合計 | J | ○ | ||||
ユーザから提供される開エネルギー | J | ○ | ||||
重力で提供される開エネルギー | J | ○ | ||||
スプリングで提供される開エネルギー | J | ○ | ||||
重力で必要な開エネルギー | J | ○ | ||||
チェックで必要な開エネルギー | J | ○ | ||||
スプリングで必要な開エネルギー | J | ○ | ||||
閉エネルギーの合計 | J | ○ | ||||
重力で提供される閉エネルギー | J | ○ | ||||
スプリングで提供される閉エネルギー | J | ○ | ||||
ドラッグロスの閉エネルギー | J | ○ | ||||
エアバインドロスの閉エネルギー | J | ○ | ||||
静的圧縮ロスの閉エネルギー | J | ○ | ||||
重力ロスの閉エネルギー | J | ○ | ||||
チェックロスの閉エネルギー | J | ○ | ||||
スプリングロスの閉エネルギー | J | ○ |