表面インピーダンス計測システム
表面インピーダンス測定システムは、素材の音響特性を測定するソリューションです。従来の音響管等による吸音率測定のように、サンプルを切り出して計測する手法ではなく、サンプルを取り付けた製品本来の状態のまま、吸音率を求めます。サンプル表面の表面インピーダンス(音圧/ 音響粒子速度)を計測することにより、吸音率(反射率)を求める手法(表面インピーダンス法)となり、非常に小型かつ音響粒子速度を直接計測できるMicroflown プローブだからこそ可能となる新しい手法です。
特長
- 周波数レンジ(300Hz~10kHz)
- その場(in-situ)測定
- 表面インピーダンス表面インピーダンス
- 反射率
- 吸音率
- サンプル非破壊測定
- 垂直及び斜め入射(15°まで)測定
- 平面及び局面の測定
- 均一及び不均一なサンプル測定
- 簡単な操作性
システム構成
- インピーダンスガン
小型の手持ち可能な球面スピーカセットアップにより、早く簡単なその場吸音率測定を可能とします。 - シグナルコンディショナ
PUミニプローブに給電します。 - データ収録フロントエンド
4チャンネル 24bitデータ収集フロントエンドです。このデバイスはUSB給電で動作します。 - PUミニプローブ
1つの音響粒子速度センサと1つの音圧マイクロホンから構成されます。 - 測定サンプル
サンプルはその場(in-situ)で測定されます。必要とされるサンプルサイズは30cm×30cmです。測定サンプルの裏側に音を反射する金属板を設置します。