OR30シリーズ マルチJOB FFTアナライザ
OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザは、PCベースの高性能・高機能FFTアナライザです。高速な演算処理能力、高い信頼性、使い勝手の良い操作性を継承しつつ、さらに演算処理速度の高速化を進め、 リアルタイム解析能力を従来機種(OR20シリーズ)の16倍以上に高めました。インターフェースとしてはLANケーブルを採用。市販のLANケーブルで接続可能です。
また、周波数レンジ(40 kHz)での同時収録チャンネル数最大 1000チャンネルに拡大し、ダイナミックレンジは140 dB(OR34J-4は125dB) に向上しました。これまで計測の難しかった微細な信号を多チャンネル同時に、広い周波数レンジで計測することができるようになります。
更なる高性能・高機能を手に入れ進化したOR30シリーズマルチジョブFFTアナライザは、お客様が望む計測結果を短時間かつ効率的に算出することができます。
2004年より生産を続けて参りました「OR34」4chモデルFFTアナライザは、2023年6月をもって生産終了となりました。
後継機種である「O4」をご検討ください。
特長
- 4ch~32chまでの幅広いラインナップ
- 複数台のユニットを組み合わせて1000chまでの同期計測が可能・・・・・(*)
- 小型軽量 (4chモデル1.5kg、10chモデル 3.0kg)
- LANインターフェース搭載により、PCとの高速通信を実現
- 発振器標準搭載
- 内蔵バッテリー標準搭載
- 高いサンプリング周波数でレコード、FFT分析、オクターブ分析、トラッキング分析を同時に実施可能
- 励振力の同定と構造物の動特性の把握を1台で可能
- リアルタイム計測と後解析を一つのソフトウェアで実施可能
- 音・振動に加えて歪み・温度を同時計測可能 ・・・・・(**)
- CANモジュール搭載可能・・・・・(***)
- PCを使用することなくFFTアナライザ単体でレコード可能・・・・・(****)
(*)複数ユニットを組み合わせた同期計測はOR35-10J/OR36V3/OR38V3のみ可能です。
(**)歪・温度モジュールはOR35-10J/OR36V3/OR38V3に対してのみ搭載可能です。
(***)CANモジュールはOR35-10J/OR36V3/OR38V3に対してのみ搭載可能です。
(****)スタンドアローン計測はSSD搭載モデルOR35-10J/OR36V3/OR38V3でのみ可能です。
ハードウェアの紹介
- PC とのインターフェースに LANインターフェースを搭載し、通信速度と汎用性を向上。
- バッテリー標準搭載。
- トランクケースを使用することで、FFTアナライザとPCを接続した状態で持ち運びが可能。フィールドでの計測が容易になりました。
小型軽量
- 4chモデル1.5kg
- 10chモデル3.0kg
LANインターフェース
LANインターフェース搭載により、PCとの高速通信を実現
PC一体型キャリングケース
OR30FFTアナライザとPCを接続した状態で機器を持ち運ぶことが可能なキャリングケースを低価格でご提供。
- FFTアナライザの入力端子部及び電源接続部は開閉可能。キャリングケースに機器を収納したまま計測可能。
- キャリングケースに外部バッテリーを搭載することでAC電源を使用することなく最大8時間程度の計測が可能。(バッテリー駆動時間はモデルによります)
内蔵バッテリー
OR34J-4/OR35-10J/OR36V3/OR38V3、すべてのモデルにバッテリー内蔵。
OR35-10Jはバッテリーで3時間駆動可能。
OR36V3/OR38V3はバッテリーで2時間駆動可能。
外部バッテリー
すべてのモデルに装着可能な小型軽量外部バッテリーを提供。
- 外部バッテリー1台で最長8時間使用可能。
- 「PC一体型キャリングケース 」に収納可能。
複数台のユニットを組み合わせて最大1000chの同期計測が可能(OR35-10J/OR36V3/OR38V3のみ)
汎用のLANケーブルを使用し、各ユニットを接続するだけで高精度な同期計測 (0.2°@20kHzが可能。3台目のユニットに接続されたハンマーと各ユニットに接続された加速度の関数測定。2台目に接続されたタコメータを使用して各ユニットに接続された加速度計のトラッキング分析等が可能に。
これ1台で音・振動から歪み・温度まで計測可能(OR35-10J/OR36V3/OR38V3のみ)
歪みアンプ及び熱電対アンプをOR30FFTアナライザに搭載することで音・振動計測に加えて歪み、温度を計測可能。
- 熱電対アンプ:タイプJ、K、T、N、Eをサポート(温度補償付)
CANバスモジュール搭載可能(OR35-10J/OR36V3/OR38V3のみ)
CANバスモジュールを使用することで、CANバス内を流れるエンジン回転数等の情報を使用してトラッキング分析を実施することができます。この機能を使用することで回転検出器を使用することなくトラッキング分析ができます。
PCを使用することなくFFTアナライザ単体でレコード可能(OR35-10J/OR36V3/OR38V3のみ)
FFTアナライザにレコード専用ボタンを搭載。レコード条件を選択し、レコードボタンを押すだけでPCを使用することなくFFTアナライザ単体でレコードを行うことが可能です。
またFFTアナライザの背面にはオーディオ端子や電源を搭載。レコード信号収録時に音声データを同時に収録することや計測時に変位計、回転検出器・DC加速度計等一般的に電源が必要となるセンサーに電源を供給することが可能です。
ソフトウェアの紹介
- 使いやすいインターフェース
- リアルタイム計測 /後解析を同一のソフトウェアで実施可能
- ワンクリックレポート作成機能
入力チャンネル数と解析内容を指定するだけですぐに測定可能
OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザが搭載しているクイック機能を使用することで、すぐに測定を開始することができます。チャンネル欄で入力チャンネル数を、解析欄で測定内容を指定するだけですぐに測定を開始することができます。
OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザでは、Microsoft社のOfficeが採用するリボンインターフェースと同様のインターフェースを採用しています。すべてのメニューにリボンインターフェース経由でアクセスすることができるようになっており、測定設定を容易に変更することが可能です。
ワンクリック設定機能
またOR30シリーズマルチジョブFFTアナライザでは、測定画面上でダブルクリックをすることで、関連する測定条件の設定ダイアログを表示することができます。例えば、FFT分析の画面上でダブルクリックをした場合には、以下のようにFFT分析の測定条件を設定するダイアログが画面上に表示されます。
コントロールパネル
さらにOR30シリーズマルチジョブFFTアナライザでは、ユーザーが普段からよく使う計測設定項目を登録することができるコントロールパネル機能が搭載されており、この機能を使用することで、コントロールパネル上ですべての設定を変更することができます。例えば以下の例はハンマリング時の設定画面です。以下のように入力設定、閾値設定、FFT分析の設定をコントロールパネルに登録することで、コントロールパネル上で必要な設定をすべて行うことが可能です。
クリックすると大きい画像を表示
レコード信号/FFT分析結果に各種フィルタを適用可能
レコード信号やFFT分析の結果に対して、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドバスフィルタ、バンドストップフィルタの4種類のフィルタを適用することができます。このフィルタを使用することで、レコード信号の中から異音成分を抽出し、抽出した異音成分を再生する等の処理を実施することができます。
カラースペクトラムグラフから任意の次数成分をリアルタイムに抽出
カラースペクトラムグラフから任意の次数成分をリアルタイムに抽出することができます。
見やすいレイアウト
ウィンドウを配置するためのエリアをレイアウトと呼びます。
OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザではこのレイアウトを最大16枚作成することができます。レイアウト機能を使用することで、ウィンドウをより見やすく配置することができます。
- 1レイアウト内に、最大32画面まで表示することが可能です。
- ウィンドウは最大で512ウィンドウ(=16 x 32 )表示可能です。
レイアウト活用例:
レイアウト1
レコード波形、FFT分析結果、次数比分析結果を表示
レイアウト2
3次元周波数分析結果、3次元次数比分析結果を表示
レイアウト3
3次元オクターブ分析結果を表示
簡単操作 <グラフレイアウト選択ボタン>
グリッドメニューを選択するだけで簡単にウィンドウを整列可能
メニュー一つで測定データを一括コピー。EXCELへ数値データを一括して転送可能
別々のタイミングで測定したデータをドラッグにより重ね書き可能。
容易に測定データを比較することができます。
ワンクリックレポート作成機能
リボンインターフェース上に配置されたレポートボタンをクリックするだけで、現在の測定結果を盛り込んだレポートファイルを作成することができます。
• レポートの内容はカスタマイズ可能です。お客様の使用用途に適した形式にカスタマイズしてください。
測定データ検索機能
測定データ保存時に様々な情報を追記可能。
また追記した情報を基にして測定データやプロジェクトを検索可能。測定データや測定条件の検索が容易に。
● フィルタ
– プロジェクト名
– 測定日時
– 測定条件
– 測定対象物
– 測定部位
– 測定者
合否判定機能を標準搭載
お客様が設定した規格線を基にして製品の合否判定を自動的に行うことができます。
下記の例では製品不合格時にダイアログを表示していますが、ダイアログの代わりに接点信号を出力することも可能です。
測定条件を登録可能。類似の測定条件を容易に作成可能
後解析処理を自動化
複数回に分けて計測したレコードファイルに対して連続的に同一の処理を実施できます。本機能を使用することでレポートの生成まで自動化することができ、ワンクリックでレコードファイルと同数の後解析結果とEXCELベースのレポートを生成することができます。これまで1週間以上かけていた処理をものの数時間でできるようになります。
仕様
概略仕様
OR34J-4 | OR35 | OR36 | OR38 | |
---|---|---|---|---|
入 力 | ||||
分析ch数 | 4 | 4、8 | 4、8、12、16 | 8、16、24、32 |
端子形状 | BNC | |||
入力カップリング とセンサ対応 |
AC,DC/ICP(アンプ内蔵センサ)およびTEDS対応 | |||
カットオフ周波数 | ACカットオフ周波数0.35Hzで-3dB | ACカットオフ周波数0.35Hzで-3dB | ||
ICP電流 | ICP電流(4mA) | ICP電流(2mAと4mA) | ||
入力電圧レンジ | 17.5mVp~10Vp、 オートレンジ機能付き |
100mVp~40Vp、 オートレンジ機能付き |
||
最大電圧 | ±60V | |||
エリアジング・ フィルタ |
400dB/OCT | |||
入力インビダンス | 1MΩ<100pF | |||
A/Dコンバータ | 24ビット | |||
分析ダイナミック レンジ |
125dB | |||
振幅確度 | ±0.05dB(1kHz) | |||
ch間位相確度 | ±0.02°(10V、20kHzレンジ) | |||
入力フィルタ | 音響A、Cウエイティングフィルタ、ローパス、ハイパス、バンドパス、 バンドリジェクト(カットオフ周波数任意設定)、時間軸積分機能 |
|||
スペクトラム ウエイティング |
音響A、B、C、Dウエイティングフィルタ、1/A、ISO2631(人体感覚)など | |||
信号のサンプリン グ周波数 |
102.4kHz~2.048kHz間で13レンジから選択 | |||
回転パルス/トリガ信号入力 | |
|||
入力ch数 | 2ch | 2ch(オプションで6chまで) | ||
サンプリング 周波数 |
6.4MHz(カウンター方式) | |||
電圧レンジ | 300mV~10Vp | 300mV~40Vpレンジ | ||
DC入力 | ||||
ch数 | なし | 4ch(裏面に専用端子)(オプション) | 分析chを切換え使用可 | |
電圧レンジ | 150mV~ 10Vレンジ |
22ビット、±40V、 オフセットDC100μV以下 |
||
サンプリング 周波数 |
15Hzまたは12.5Hz | |||
校正機能 | ||||
校正方法 | 感度数値入力または基準信号による自動感度計算 (ピストンフォンや標準振動発振器計用) |
|||
測定時の使用方法 | 型名、機番などの登録されたセンサ名で選択 | |||
トリガ機能 | ||||
トリガの種類 | エッジ、周期、△RPM、△レベル、マニュアル、マルチ (A or B、A and B、A after B) |
|||
トリガディレイ | プリ、ポストトリガ機能 | |||
トリガ信号 | 任意の入力チャンネルから選択 | |||
レコード機能 | ||||
サンプリング周波数(レコード時) | 102.4kHz~2.048kHz感で102.4kHz系と65.536kHz系から13レンジを ch毎に設定(2種類のレンジから選択) |
|||
レコード時収録速度(トータル・スルーフット) | 1.024MHz(16ビット) | 3.2768MHz(16ビット) | ||
A/Dコンバータの分解能 | 24ビットまたは16ビットを選択 | |||
信号収録に必要なディスク容量 | 2kバイト×ch数×収録ブロック数(収録時間÷サンプリング時間) *16ビットの場合、24ビットでは2倍必要 例)4ch×51.2kHz×60分で=1.4GB(16ビット)、2.8GB(24ビット) |
|||
1レコードの ファイルサイズ |
無制限 | |||
FFT分析性能 | ||||
分析周波数レンジ | 0.8Hz~40kHz | |||
FFTブロック サイズ |
256、512、1024、2048、4096、8192、16384 | |||
分析ライン数 | 101、201、401、801、1601、3201、6401 | |||
ズーム分析 | 2~128倍(全ch同時) | |||
オーバラップ 分析率の設定 |
0~99.99% | |||
リアルタイム 分析周波数 |
20kHz(全ch同時) *(DSPオプションが必要な場合有り) | |||
ウィンドウ関数 | フラットトップ、ハニング、ハミング、カイザーベッセル、レクタンギュラ、 フォース/レスポンス |
|||
平均・モード | 時間軸と周波数軸および周波数同期/ リニア・エクスポネンシャル・ピークホールド |
|||
平均方法 | 時間:~10°秒 回数:1~10°回 | |||
分析・表示機能 | ||||
時系列 | リアルタイム波形、レコード波形、DC、Max、Min、RMS | |||
FFT分析 | リニア・パワースペクトラム、PSD、ESD、クロススペクトラム、 伝達関数(H1、H2)、コピーレンス関数 |
|||
3次元分析 | ウォーターフォール、カラースペクトログラム表示 (X、Y、Z軸でのスライス機能) |
|||
表示色 | 表示色:トレース、カーソル、バックグラウンド、グリッドの表示色を任意指定 |
OR34J-4 | OR35 | OR36 | OR38 | |
---|---|---|---|---|
分析・表示機能[オプション] | ||||
データロガー機能[ORNV-TDA] | 任意時間(m秒~日)のモニタ表示、任意区間の実効値、Min、Max、Peak、 P・P、DC、クレストファクタ、クルトシス |
|||
1/nオクターブ分析[ORNV-OCT] | ||||
演算方式 | デジタルフィルタ演算 | |||
分析バンド | 1/1、1/3、1/12、1/24オクターブ (IEC1260:1995クラス1、ANSI S1.11-1986) |
|||
分析周波数 | 全ch 20kHz同時分析可(DSPオプションが必要な場合有り) | |||
平均 | Fast、Slow、lmpulse、LEQ、constantBT、リニアリピート、 エクスポネンシャル |
|||
マルチ騒音計[ORNV-OVA] | ||||
演算方式 | 時系列信号デジタル演算 | |||
音響 ウエイティング |
リニア、A、C特性 | |||
測定項目 | Loq、Fast、Slow、lmpulse、平均、Peak、Max、Min | |||
次数比 トラッキング分析[ORNV-ORD] |
||||
分析機能 | 次数比スペクトラム、任意次数とオーバオール、定比と定編 | |||
回転パルス入力 | 2ch | 2ch(オプションで6chまで) | ||
最大回転数 | 1,200,000RPM | |||
Max分析次数 の設定 |
6.25、12.5、25、50、100、200、400 | |||
分析ライン数 | 25~800 | |||
分析バンド幅 | 定比(リサンプリング方式)と定編(固定サンプリング方式) | |||
表示 | 3次元表示と任意次数のトラッキングが同時表示、定比と定編の同時表示 | |||
回転ねじり分析[ORNV-IVC] | ||||
演算方式 | デジタルF-Vコンバータ | |||
分析ch数 | 2ch | 2ch(オプションで6chまで) | ||
RPM範囲、 パルス数/RPM |
30,000RPM、1024パルス/RPM | |||
回転診断機能[ORNV-FFTD] | ||||
分析項目 | エンベロープ解析、ケプストラム、自己相互関数、 ブロックデータからのMAX、MIN、ピーク検出 |
|||
発振器出力 | ||||
出力ch数 | 1ch | 2ch | 2ch(オプションで6chまで) | |
出力波形 | サイン、ステップサイン、スイープサイン、チャープ、マルチサイン、 ランダム、ピンク |
|||
D/Aコンバータ | 24ビット | |||
出力電圧 | ±10Vレンジ、106~103ゲイン、クリッピング機能あり | |||
出力インビターズ | 50Ω | 50Ωまたは600Ω切換え | ||
振幅確度 | ±0.05dB(1kHz) | |||
周波数範囲 | ~50kHz | |||
スイープモード | スイープとステップ、分析やトリガと同期可、リニアとログ | |||
分析部との同期 | 同期と独立 | |||
出力保護 | 安定化時間指定、強制停止ボタン付き | |||
振幅制御 | スイープサイン時に任意の測定チャンネルの振幅をフィードバックして 一定値に目標制御(ORNV-SINEオプション) |
|||
データ出力 | ||||
画像と印刷 | Windows用画像、印刷とWord用のユーザテンプレート作製機能 | |||
ファイル | TXT、UFF、MATLAB、WAV(OROSとAudio) SDF、バイナリ、ATFX(オプション) |
|||
データ入力 | WAV、TXT、UFFとOR20シリーズのAE2とWAV | |||
寸法・重量 (幅×高×奥行mm) |
45×205×154 /1.5kg |
56×246×222 /2.8kg |
102×260×311 /5.2kg |
102×364×311 /8.2kg |
電源 | ||||
AC | AC100V~240V | |||
DC | 10V~28V、15VA | 10V~28V、20VA | 10V~28V、60VA | 10V~28V、100VA |
DCバッテリー 動作時間(内臓) |
15分 | 1時間 | 20分~1時間(システム構成による) | |
DCバッテリー 動作時間(外付け) |
2時間 | 1時間 | 1時間 | |
推奨動作温度範囲 | 0℃~50℃ | 0℃~45℃ | ||
冷却ファン | 内蔵温度センサにより自動コントロール、強制ストップ可 (ただし50℃以上になると強制ON) |
主な仕様
入力 |
信号入力ch数 |
2ch~32ch(4種類のハードウエアから選択) |
|
---|---|---|---|
回転タコパルス入力 |
2ch~6ch |
||
DC専用入力 |
2ch~32ch |
||
入力端子 |
BNC |
||
入力信号のカップリング |
AC/DCまたはICP用電源内蔵、TEDS対応 |
||
フィルタ(入力と出力に付加) |
音響A, B, C ウェイティングフィルタ、 |
||
測定ダイナミックレンジ |
130dB |
||
アナライザ |
分析周波数レンジ |
0.8Hzレンジから40kHzレンジ゙間で切替え |
|
分析ライン数 |
101,201,401,801,1601,3201,6401 |
||
ズーム分析 |
Max128倍 |
||
リアルタイム分析周波数 |
20kHz(32ch) |
||
分析、表示機能 |
入力信号(モニターとメモリ)、 オービット |
||
レコード |
サンプリング周波数 |
102.4 kHz~2.048 kHz間でch毎に選択 |
|
Max書込み速度(スループット) |
32ch×102.4kHz |
||
A/Dコンバータ |
24ビットまたは16ビット選択 |
||
その他 |
出力信号 |
2ch~6ch |
|
PCとの接続 |
LAN接続(100BASE-T )無線LAN使用可 |
||
PCのOS |
Xp-Pro, W7,Vista |
||
PCのMin仕様 |
P4 2GHz、メモリ512MB、XGA |
||
PCの推奨仕様 |
Core 2 Duo 2 GHz,メモリ 2 GB |
動作環境
インターフェース |
LANインターフェースが搭載されていること |
---|---|
OS(オペレーティング |
次のいずれかのOS(オペレーティングシステム)が搭載されていること Microsoft® Windows®7 (32/64ビット版) |
PC要求仕様
推奨スペック |
CPU:Intel® Core™ i5 2.5 GHz |
---|---|
最小スペック |
CPU:Intel® Core™ 2 Duo 2 GHz |
*動作環境に合致した PC であっても、物理的な形状およびインストールされている他のソフトウェアや周辺機器等の影響で、本システムが正常に動作しない場合があります。
より詳しい仕様についてはこちらからお問い合わせください。
機能
カタログダウンロード
FAQ
使用分野 / 事例紹介
使用分野と機能
主な使用分野と良く使われる機能FFTアナライザは振動・騒音による問題が発生する以下の様な製品の、研究開発、品質管理、検査、サービス部門などで使用されています。
車両の静粛性・乗り心地・快適性・操縦性などの改善
車両や回転機器の振動・騒音による品質問題対応
建設機械や事務機・家電などの騒音による環境問題
顕微鏡、工作機械、半導体製造機器など微小振動による加工精度の問題
サーボ機構、電気回路の周波数応答関数の測定
応用事例
OROS社FFTアナライザOR30シリーズを利用した応用事例集
OROS社FFTアナライザOR30シリーズならではの様々な機能によって提供できるソリューション事例をご紹介します。
(※画像クリックでPDF表示)
切削加工機の振動計測
切削加工条件の変更による機械共振問題を特定するためにOROS社FFTアナライザOR30シリーズを使ってどのようなアプローチができるのかをご紹介しています。
出典:ツールエンジニア 2012年8月臨時増刊号
風力発電設備のモニタリングと異常診断(英語)
風力発電設備内の回転機械(ギアボックスやジェネレータ等)から生じる振動騒音を計測することは、設備のメンテナンスや長寿命化には欠かせません。OROS社FFTアナライザOR30シリーズの強みである回転機械のリアルタイム分析能力に加えて遠隔操作・モニタリング、スタンドアロン機能を使用することで、より効率的に風力発電設備の設備診断を行うことができます。
ディーゼルエンジンカムシャフトの回転ねじれ計測(英語)
充実した技術サポート
当社では、OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザのユーザーの方々を対象として月に1回、2日間のセミナーを開催しています。ユーザー方々であれば、無料でご参加いただけるセミナーです。このセミナーを受講していただくことで、回転次数比分析やモーダル解析といった振動・騒音計測の代表的なアプリケーション及びOR30シリーズマルチジョブFFTアナライザでこれらの計測を実施する方法を習得することができます。
1. FFTアナライザ技術セミナー
計測で使われる専門用語だけでなく、テーマ毎に例題や実測データを用意し実際の計測方法や問題点の発見方法を説明致します。さらにオクターブ分析、回転次数比分析、伝達関数測定、モーダル解析などの代表的なアプリケーションについても説明致します。
2.ユーザートレーニングコース(ユーザーの方を対象としています。)
FFT分析、伝達関数計測。オクターブ分析、回転次数比分析等の代表的なアプリケーションをOR30シリーズマルチジョブFFTアナライザで実施する方法を説明いたします。このセミナーを受講していただくことで、OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザでこれらの計測ができるようになるだけでなく、OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザを使用して効率的に計測をするためのノウハウを身に付けることができます。
● FFT技術セミナー申し込み:
多彩な音響/振動解析用ソフトウェアをラインナップ
■ 振動解析
回転機械の分析では、軸振動分析、次数比分析、ねじり振動分析といった回転機械に加わる励振力を同定するための機能とモード解析等の回転機械の動特性を把握するための機能が必要となります。OR30シリーズマルチジョブFFTアナライザは、回転機械の診断時に必要となる励振力の同定と構造解析を1台のFFTアナライザで実施可能な世界で唯一のFFTアナライザです。
回転機械診断から構造解析までサポート
■ 自動車向けアプリケーション一覧
■ モーター、発電機、タービン、コンプレッサー、ポンプ向けアプリケーション一覧
■ 異音解析
モーター等の回転機械では開発者が想定していなかった方法で回転機械が使用されることにより、試作品の段階では発生していなかった異音が実際の使用現場では発生することがあります。異音問題を解決するためには、まずマイクロフォンで収録した測定データの中から異音に該当する領域を特定する必要があります。当社のサウンドデザイン機能では、測定したカラーマップデータに対して周波数軸、次数軸、任意のエリア(フリーハンドで指定したエリア)に対してフィルタを適用することができます。これにより、容易に異音と測定データの対応を知ることができます。
1/1・1/3・1/12・1/24オクターブ
音響パワーレベル計測(音圧法)
マルチ騒音計
サウンドデザイン
動画コンテンツ / 製品・サポートページ
動画コンテンツ
製品紹介、デモンストレーションなどの動画を公開しています。
製品・サポートページ
OROS社FFTアナライザのユーザ様向けに使用方法等の情報を公開しています。