Smart Eye XOシステム
特長
- 非接触での計測
- 左右方向約±30度、上方向約45度、下方向約25度の視線を計測
- USBケーブル1本でPCと接続
- サンプリング周波数30Hz,60Hz,120Hz
- 顔の特徴点の自動認識機能
- World Modelによる仮想空間構築
データ表示・出力形式
データ表示形式
- リアルタイム映像表示
- リアルタイム数値/グラフ表示
- リアルタイム3次元/2次元簡易表示
データ出力形式
- テキスト(タブ区切り)ファイル出力
- リアルタイムTCP(UDP)/IP出力
- リアルタイムCAN出力(オプション)
オプション機能
Smart Recorder
Smart Eye Proシステムなどの視線計測システムと同時に使用することで、 被験者の視線を前景映像に重ね描きするソフトウェアです。カメラで撮影する前景映像に視線計測システムで計測する視線の上下左右方向を対応させます。前景映像に視線を重ね描きした動画を保存することができます。
Smart Recorder利用時のPC画面
MAPPS
Smart Recorderで取得したデータを解析するためのソフトウェアです。動画上に任意の範囲(ROI)を設定することが可能であり、被験者がどの範囲をどれだけ見ていたのかを解析することができます。また、複数の被験者のデータを同時に表示することが可能であり、被験者のデータ比較を簡易的に行うことができます。
MAPPS利用時のPC画面
- Color heatmap
- Shadow heatmap
- Blur heatmap
- Gaze trail
- Fixations
【出力データ項目】
- 複数被験者の視線比較
- 注視時間出力
- ROI視認時間出力
- GPS同期機能
CAN出力オプション
計測した視線方向や頭部運動のデータをCAN形式で出力する機能です。この機能を用いると、汎用的なCANロガーでロギングすることが可能になります。そのため、実車のCAN情報(アクセル、ブレーキ、速度等)と視線情報を同期して計測することができます。
CANによるデータ出力例
- CAN出力ケーブル
(USBインターフェイス)
【出力データ項目】
- タイムスタンプ
- 視線方向
- 頭部位置/回転
- 瞳孔径
レーザーチェスボード
レーザーチェスボードは複雑なWorld Modelを構築する際に使用するツールです。レーザー距離計とチェスボードが一体となっており、レーザー光を照射した点の3次元座標を求めることができます。レーザーは「クラス2」であり、一般的なプレゼンテーション用のレーザーポインターの強度と同等になります。
レーザーチェスボードによる位置測定結果
※WCS:現在のレーザー照射点の3 次元座標
※Distance:現在のレーザー照射点までの距離
※Diff:現在のレーザー照射点と1 つ前のレーザー照射点の3 次元座標差
※Length:現在のレーザー照射点と1 つ前のレーザー照射点の距離
レーザーチェスボード
使用用途
自動車関連
- 人間工学の研究
- 交通工学の研究
- 先進予防安全システムの開発/評価
- 運転者の疲労やストレスに関する研究
- HMIの開発/評価
- ディストラクションに関する研究
- ヒューマンファクターに関する研究
- 自動運転に関する研究 など
その他
- フライトシミュレータでの研究
- デザイン工学の研究
- 心理学の研究
- 広告やテレビCMの調査
- プラント(発電所など)の監視員の視線モニター
- ユーザビリティの評価 など