センサー/車載ネットワーク信号記録再生ソフトウェア 「ViCANlog」 「ViCANdo」
特長
- 記録ソフトウェアを1つに集約してデータ解析を効率化
各種センサー信号/車載ネットワーク信号に独自のタイムスタンプを加えて1つのシステムで同期記録することができます。計測の時間軸が統一されるため、データ解析の効率化に貢献します。 - 記録データの再生に対応/再生中のデータ記録に対応
記録したデータを外部に再生することができます。また、ECUにデータを再生しながらECUの応答を記録することができます。 - 入出力インターフェースのカスタマイズに対応
ソフトウェアが対応していない入出力インターフェースにはカスタマイズ対応させることができます。 例えば、車載カメラMIPI CSI-2のRAWデータの記録と映像の再生に対応させることもできます。 - ARXML/DBCによるデータのデコードに対応
CANやEthernetの生データをARXML/DBCを使用して物理値にデコードすることができます。 - ソフトウェアをインストールするハードウェア(PC)を自由に選定
入出力センサー/インターフェースにあわせて必要なスペックをもつハードウェアを選定することができます。 - LiDARのポイントクラウド表示に対応
各ベンダーのLiDARのUDPのパケットデータを点群に変換して表示することができます。 - クラウドへのデータ転送
記録したデータをWi-Fiなどでクラウドに転送することで、遠隔地から記録データを確認することができます。
仕様
ソフトウェア対応センサー/インターフェース例
100種類以上のセンサー/インターフェースに対応しています。
CANインターフェース
- Star-Cooperation devices
- Kvaser devices
- Vector devices(ViCANlogのみ対応)
- Vigem devices
- Intrepid devices
- PEAK devices
- DearBorn devices
- Zuragon devices
FlexRayインターフェース
- Star-Cooperation devices
- Vector devices(ViCANlogのみ対応)
- Vigem devices
LINインターフェース
- Star-Cooperation devices
- Kvaser devices
- Vector devices(ViCANlogのみ対応)
- Zuragon devices
Ethernet/BRRインターフェース
- Star-Cooperation devices
- Kvaser devices
- Vector devices(ViCANlogのみ対応)
- Vigem devices
- Technica devices
Camera
- USB cameras
- FLIR cameras
- AXIS cameras
Intelligent cameras
- Mobileye EyeQ2-EyeQ4 UDP/CAN
- Bosch MP Camera
LiDAR
- Xenomatix devices
- IBEO devices
- Velodyne devices
- Innoviz devices
- Leddartech devices
- Luminar devices
- Livox devices
- Hesai devices
- Valeo devices
- Robosense devices
- Continental devices
Radar
- Preco Gen3
- Veoneer MMR
- Veoneer SRR C6
- Veoneer 77 GHz
- Continental ARS 308
- Continental SRR600
- Continental LRR
- Aptiv ESR 2.5
- Aptiv FLR 4
- Aptiv SRR6
- Bosch 77 GHz family
- SmartMicro
Measurement devices
- Ipetronik devices
- CSM
- McDaq devices
GMSL boards
- Solectrix devices
- AED devices
- Hirain devices
GPS/GNSS/IMU devices
- Septentrio devices
- Oxford devices
- Swiftnav devices
- U-blox devices
- Xsens devices
- NovAtel devices
- USB NMEA 0183 devices
Sound
- Built-in PC devices
- USB devices
- Ethernet devices
- Creative sound blaster
- EVO 16-32
Ultrasonic
- Elmos 524-family
- Valeo 632205
- Valeo CoreECU
- Bosch Gen 6
ハードウェア例
本体(形式名):ECX-3800-PEG
- OS:Linux (Ubuntu)
- CPU:24コア 第14世代 Intel Core i9
- メモリ:32GB
- ストレージ:4TB SSD
- 大きさ: 260mm x 240mm x 142mm
- 重量: 7.5 kg
本体(形式名):ECX-3000-2R
- OS:Linux (Ubuntu)
- CPU:24コア 第14世代 Intel Core i9
- メモリ:32GB
- ストレージ:4TB SSD
- 大きさ: 260mm x 175mm x 79mm
- 重量: 3.8 kg
機能
データの記録(Record)
それぞれの入力データにタイムスタンプをつけて記録することができます。一部のデータはZuragon社独自の形式で保存されます。記録中のデータはリアルタイムにソフトウェア上に表示することができます。
データの表示(Replay)
記録したデータをソフトウェア上に表示して確認することができます。
この動画は路面性状計測システム「TN-Twin Tracker」、前方カメラ、後方カメラ、GNSS、ステアリング角と車速(車両CAN)を同期計測した例です。左下の点群データは反射強度をマッピングした路面計測データです。右上のGoogle MAP上に計測時の車両位置を表示しています。右下のグラフはステアリング角と車速です。
データの再生(Playback)
記録したデータを外部に再生することができます。再生中のデータはソフトウェア上に表示することができます。
データの変換
Zuargon社独自のファイル形式を汎用形式に変換することができます。
- .clg(CAN), .cfd(CAN FD) → csv, text, Vector ASCII, Vector BLF
- .etg(Ethernet) → pcap
- .gps(GPS) → csv, NMEA
データのデコード
CANやEthernetの生データをARXML/DBCを使用して物理値にデコードすることができます。
トリガーの設定
CAN信号で計測の開始/終了のトリガーやプリトリガーを設定することができます。
ログマーカーの設定
キーボード入力をログ上にマーカーとして記録することができます。
自動データロギング
PC電源投入後に自動でソフトウェアが起動し、記録を開始できます。
事例紹介
- AD/ADASの研究開発
- システムの不具合検証
- センサーの性能比較
- 台上シミュレーションによるECU開発